瘢痕などの植毛に対する定着率をあげる施術に脂肪注入を取り扱ってらっしゃいますが、リジェネラやダブルマトリクスとは効果の違いはありますか?
また瘢痕への定着率は最大50%と記載されてるクリニックもありましたが、脂肪注入をすると、どの程度の定着率を期待出来るのでしょうか?
mach様
こんにちは、内田です。
リジェネラは採取が粉砕した真皮成分が入っているため、脂肪注入と多少異なりますが目指す方向は同様です。
幹細胞による再生・創傷治癒を期待します。ただリジェネラはある程度の量が必要な割に注入できる量が限られますので小範囲でしたら良いかと思います。
アルモ形成クリニックで取り扱いのある脂肪注入は、おっしゃるとおり、瘢痕や1度植毛を行い生着率が悪い箇所、もしくは単純に生着率向上、ショックロス予防として
脂肪注入を行います。30回国際毛髪学会で発表があったものを当院でも採用し、使用しております。
ダブルマトリクスは他院様で行っているようですが、自身の毛包より毛乳頭細胞を抽出し、注入し、毛包組織を活性化する方法ですので、
脂肪注入やリジェネラと異なり、薄毛治療の1つとなります。
脂肪細胞自体の生着率はおっしゃるとおり50%程度です。
しかしながら、脂肪の生着で、形を増やすことを目的としておりませんので、あまり関係ありません。
瘢痕を柔らかくしたり、グラフトの移植の生着向上を目的とします。
アルモ形成クリニック 院長 内田直宏

移植毛の生着率でしたら、瘢痕部への植毛は通常密度が25G/cm2が限界と言われておりますが、
脂肪注入を事前に行うことで最大40/cm2程度は期待が持てます。
つまり、わかりやすく言えば、1.6倍程度毛髪量を増やすことが可能と考えます。
また、ついでに傷跡も柔らかくなったり、目立ちにくくなるので、有用な方法の1つと考えています。
内田
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ご回答ありがとうございます。
一点、こちらの質問がまぎわらしかったのですが
瘢痕への定着率とお聞きしましたのが
脂肪の方でなく、移植毛の定着率でした。
検索すると瘢痕部分の移植毛の定着はマックス50%という記載がございましたが
先生の体感としましては、脂肪注入をした場合
瘢痕への植毛はどの程度の定着(密度)が期待できますか?