コメント失礼します。植毛を考えているのですが植毛後の離れ小島が心配でなかなか思い切れません。先生の経験上、離れ小島が発生しているケースはどのくらいあるでしょうか?まだ植毛から年数が経っていなくてそのケースがなかったとしてもやはり離れ小島の可能性は高いでしょうか?よろしくお願いします。
ぐっちー様
こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田です。
離れ小島現象ですが、移植した部分がその部分だけ残り、一定距離をあけて、また既存毛がある状態(本当の離れ小島)になるケースは実際の所少ないです。
実際に植毛医として経験するケースは「離れつつある小島」現象です。既存毛は急に全て抜けて細くなるのではなく、緩徐に細くなり薄く見えてしまいます。
私の経験ですと、予防的なフィナステリドなどの内服を全く行なっていない方で、5年〜10年くらいで、他の方で見ても薄いなと感じて再移植を実施するケースはありました。
しかしながら、大多数の方は皆様予防的な内服をされるので、向こう5~10年は心配する必要はないと考えます。
注意すべきは、手術の手技で、既存毛の奥の奥から移植せずに、割と手前から移植されてしまうと、医原性の離れ小島現象(=手術のデザインや手技が原因で離れ小島になってしまう)ケースもあるので、当院では、奥から移植し、既存毛間植毛を行なう工夫を施しております。
医原性の離れ小島が起きると内服をいくら頑張って行なっても残念ながら戻ることはありません。
アルモ形成クリニック 院長 内田直宏
ご質問ありがとうございます。確かに内服をしていても植毛の移植部位と比べて薄く見えてしまうケースはございますが、自毛植毛の限界と言えるでしょう。
奥の奥から移植するケースでは、基本的には既存毛間植毛をメインとして、既存毛が細い場合には置き換えも行います。奥の奥からいれることですぐに離小島になるのを予防します。
何度もコメントに答えていただきありがとうございました。
大変参考になりました。リスクを踏まえて考えていきます。
とんでもないです。また何かあればご相談ください。内田
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返信ありがとうございます。本当の離れ小島になってしまうケースは少ないのですね。薬を飲んでいてもAGAの速度に追いつかずに薄くなってきてしまうと聞いたこともあるので心配でした。既存毛を奥の奥から移植ということは既存毛との間に移植、もしくは既存毛を潰しての移植となるのでしょうか?既存毛は多く生えているので奥の奥まで移植できない場合はどうするのでしょうか?何度もコメントすみません。