SMPの安全性について4点質問させて頂きます。
・使用しているインクはFDA等の保健機関の承認を取得していますか
・どのインクを使用しているか開示していただくことはできますか
・タトゥーと同様に感染症、アレルギー、皮膚がん等のリスクはありますか
・MRI検査の妨げになることはありますか
よろしくお願いします。
広島太郎様
アルモ形成クリニック アートメイク看護師の前田です!
・使用しているインクについてはFDA等の保険機関の了承を経ていますか?
→当院で使用しているインク、眉、頭皮共にFDAの認可のあるインクを使用しております。
FDAってなんだ。と思われる方もいらっしゃると思うので説明しておくと、
FDAとは、アメリカ食品医薬品局の略称になります。
様々な国のSMP専用インクを使用してきた中でも、極めて金属の含有量が少なく安全性が高いインクを使用しております。
アートメイクを行う場合は必ず専門の資材を使用しております。特にインクは必ず頭皮アートメイク専用に開発されたものかつ皮膚に入る事、触れる事を前提としてそれなりのテストを経てFDAの認可取得、販売されております。
そのようなことから、毒性がない、生理的に不活生、紫外線などの光に対して安定している、体内で移動しにくいという特徴がございます。
・どのインクを使用しているか開示していただくことはできますか?
→もちろん施術を受けにご来院された方には、インク、副資材等のご説明も可能となっております。
・タトゥーと同様に感染症、アレルギー、皮膚がん等のリスクはございますか?
→感染症については、私の患者様には感染症になったという事例はございませんがいくつか要因があると思っておりまして
それが、「施術者側の衛生管理」「患者様側の要因」「生活スタイル」。
「施術者側の衛生管理」としては使い捨ての針、インクを使用し機材に関しても滅菌、消毒済みのものを使用しております。
「患者様側の要因」としては施術後のアフターケアを徹底していただき傷口の清潔は保っていただく必要がございます。
「生活スタイル」としては傷口が治る前に温泉、プール、海水浴などに行かれると感染の可能性は高まります。
これらの要因によって傷口に細菌が入ってそれが増殖してしまえばそれが感染に繋がってしまいます。
アートメイクの色素に含まれている成分は基本的に人体に害の無いものですが、アレルギーには注意が必要です。
アートメイクで使用しているインクには、微量の酸化鉄が含まれているものもございます。その酸化鉄が皮膚内で一定の場所に留まるため色が定着します。
金属アレルギーがある方は、酸化鉄に反応してアレルギー症状が出る可能性があるため、金属アレルギーの疑いがある方、ご希望される方はパッチテストを事前に行い、アレルギーの有無を確認します。
当院が使用する頭皮アートメイクのインクは酸化鉄フリーなのでアレルギーのリスクを最小限に抑えております。
皮膚がんに関しては現時点で、頭皮アートメイクと皮膚がんの報告や因果関係は医学的に証明されていません。
・MRI検査の妨げになることはありますか
→アートメイクのインクが含む酸化鉄は極微量のためMRIを受けてもほとんどのケースでMRIの影響を受けません。( FDA認可が降りているものに限る)
しかし医療技術の発展に伴い、今後極微量の酸化鉄でも反応する可能性があります。 MRI検査を受ける際には事前に必ずアートメイクをしていることを伝えるように、患者さんに指導を行っております。
当院では、酸化鉄フリーのインクを使用しているのでMRIによる影響は最小限に抑えることができます。
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