フィナステリドの服用に関して
「0.2mgと1mgを服用した際にほとんど効果がかわらない」
というデータがあると思います。
そのまた一方で
「0.2mgと1mgで結果が変わらないのはおかしい」
と仰っている医師の方もいらっしゃいます。
内田先生はフィナステリドの服用量に関して、どのようにお考えでしょうか。
また服用する際は、何mgから服用するのが良いのでしょうか。
はげおやじら様
植毛医、薄毛治療医、毛髪外科医の内田直宏です。
フィナステリドの研究の難しいところは、結果を評価する際に毛髪ボリュームというのはやはり繊細なもので、絶対的な定量評価が難しいところがあると言う点ですね。
どの研究も確固たあるエビデンスという風にいうには難しい側面があります。これは、美容外科手術の評価などもそうでしょう。
国際学会や日本人の医師でも全く逆のことを言う医師は多くおられます。本当のところはまだ分かりません。
確固たるものとしては、フィナステリドはAGAの予防、5α還元阻害、ジヒドロテストステロン生成を阻害するという点ですが、薄毛の原因はこれのみでない方も多く、
0.2mgでも効果が感じられ満足する人もいれば、1mgでも満足が得られていない人もおられます。
つまり、一元的に考えることが間違っております。
一つ、私自身の過去のAGAクリニックでの多くの診療経験を踏まえ、
フィナステリド0.2mgと1mgで言えば
最初は副作用を懸念され0.2mgでスタートした方が効果を感じられず、1mgに変更した方は多くいらっしゃいました。
写真上、客観的な効果は認められなかったものの、「コシが改善した」「髪がセットしやすくなった」などのメリットを実感された方は多い印象があります。
内田直宏

毛髪というのは評価がむずかしいのです。
現在、私自身海外の製品チームと定量評価のシステムについては話し合っているのですが、ハードルは低くないのです。
またなにかありましたらいつでもご質問くださいませ。
内田直宏
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毎度毎度ご丁寧にありがとうございます。
絶対的な評価がしにくい分野の研究は難しいものなんですね。
自身の改善具合を見ながら、調整していこうと思います。