【フェナステリドVS自毛植毛】AGA治療に効果があるのはどっち？

このような質問がありました。

この記事では、内服薬と自毛植毛の使い分けについて解説します。

投薬治療と自毛植毛はAGA治療のスタンダード

内服治療と植毛治療は症例に合わせて上手く併用することで効果を発揮します。

これらの治療法は互いに相反するものではなく、補完し合うものです。

AGA治療として医学的に効果が認められている治療法には以下のようなものがあります。

• 内服薬（推奨グレードA）
• 外用薬（推奨グレードA）
• 植毛（推奨グレードB）
• レーザー（推奨グレードB）

AGA治療薬は薄毛の進行を遅らせたり予防することは可能ですが、薬を飲むのをやめるとその効果は失われてしまいます。

一方、植毛はいったん定着してしまえば、その効果を半永久的に得られるのが最大の強みです。

【AGA治療薬vs植毛】特徴を徹底比較

薄毛治療ガイドラインでもその効果が高く認められる「投薬治療」と「自毛植毛」について、治療法の特徴とメリットについてわかりやすく比較します。

植毛効果が半永久的に続く「自毛植毛」

自毛植毛は、薄毛の影響を受けにくい部分の髪の毛を毛根ごと移植する方法です。

発毛サイクル自体が健康に生まれ変わるため、いったん頭皮に定着してしまえば効果は半永久的に続くのが特徴です。

AGA症状の第一選択「投薬治療」

AGA治療薬としては、薄毛の原因となるDHTの生成を抑制するフィナステリドと頭皮の血行促進などの発毛効果があるミノキシジルが一般的です。

一回あたり、および年間にかかるコストは植毛より安く、薄毛の初期段階から気軽に始められます。

また、治療ガイドラインでは服薬治療のみが「グレードA（強く勧められる）」であり、治療の第一選択としてなることが多いでしょう。

【AGA治療薬vs植毛】メリット・デメリット

植毛治療のデメリット

植毛手術では頭部にメスを入れるため、頭部にはあらゆる負担がかかります。手術にかかわるさまざまなリスクもあります。

また、植毛をした部分にしか効果はないので、他の部分のAGA症状を止めることはできません。

そして、一回の手術にかかる費用だけを見るとかなり高く、実際に植毛した毛根から健康な髪が生え揃うまでには時間がかかることも知っておく必要があります。

投薬治療のデメリット

治療薬の目的は「予防」と「現状維持」であり、根治治療ではありません。

つまり、いくら長く治療をしても原因が消えるわけではなく、服用を止めると症状は再び進行します。

また、毎日服用しないといけないため、面倒に感じることもあり、10年などの長いスパンで考えると植毛より高くつくことが普通です。

一般的に使われる薬はどれも強い薬であり、肝臓や男性機能への副作用が起こることもあります。

【AGA治療薬vs植毛】どんな人に向いている？

植毛治療に向いている人の特徴

植毛手術が向いているのは、すぐに薄毛症状の原因を取り除きたい、という方です。

具体的な特徴は

• 薄毛の症状がかなり進行している
• 薄毛の根本的な治療をしたい
• 毛根がなくなってしまった部分にも生やしたい
• AGA治療薬を使ったけど効かなかった

といったものがあります。

症状が進行してしまい「絶対に髪を取り戻したい」という方は自毛植毛をオススメします。

投薬治療が向いている人の特徴

投薬治療が向いているのは、とりあえず薄くなる前に早めに対策をしておきたい、という方です。

例えば、

• 最近、抜け毛が気になり始めた
• 現状をキープできればそれでいい
• これまで薄毛治療をしたことがない
• 頭にメスを入れるのが怖い

という方は、まずは投薬治療からはじめて効果が出るか様子を見てみるのが良いでしょう。

まとめ

この記事では、「自毛植毛」と「AGA投薬治療」という薄毛治療を代表する2つの治療法の比較をしました。

植毛手術は根治的な治療であり、進行してしまった薄毛には効果的ですが、一回あたりの費用が高く、手術によるリスクがあります。

薄毛の症状が軽い方やまだ薄毛治療をしたことがない方は、まず専門の医療機関で相談し、AGA投薬治療からはじめてみるのはいかがでしょうか。

もちろん、症状によってはできるだけ早く植毛手術にトライした方が良い結果が望めるケースもあるため、早めにカウンセリングをしてみることをオススメします。