こんにちは、32歳男性です
26歳の頃にfueで2000グラフト前頭部に植毛しております。ミノタブとデュタを使っても薄毛が進行するため、再度の植毛を検討しております。
後頭部からはまだ8000グラフトほど取ることが可能ではないかと言われております。
年齢を考えると将来までにおいて何回か植毛をすることも前提で、最大のグラフト数を確保できる植毛計画が良いと考えております
2回目以降の植毛はfut、fueをどのように組み合わせれば良いでしょうか?
futを初めにやってfueを最後にやったほうがいいという意見がwebだと多数派を占めているように思えるのですが、fueをやってから最後にfutをやると良い(某クリニックの有名fue医師です)と直接言われたこともあり、良くわからなくなってしまいました
内田さんの見解をお伺いできると嬉しいです
かい様
アルモ形成クリニック院長の内田です。
おそらく、当院に診察にお越しいただいた方でしょうか。
FUEで2,000グラフトを移植され、今後の進行を見据えて再植毛をご検討とのこと、とても理にかなったお考えだと思います。
実際のところ、理論上はFUTの方が多くのグラフトを採取できるとされていますが、
現場レベルでは「思ったほど差が出ない」ことも多いです。
理由として、FUTでは採取後のスリバリング時の切断や損傷、またone scarテクニックによる瘢痕の広がりなどで、
結果的に予定より採取効率が落ちることがあるためです。
また、後頭部から8,000グラフトをすべて採取する場合、
理論上は可能でもドナーが透けて見えてしまうリスクが高くなります。
したがって、単にグラフト数を最大化するよりも、後頭部の見た目と密度を維持しながら効率的に採取することが重要です。
その点、当院で行っている
刈り上げを最小限に抑えた採取法
CV(カバレッジバリュー)計算を用いた設計
を組み合わせることで、ボリュームを最大化しつつ、ドナー部の透けを防ぐことが可能です。
実際の最適な戦略(FUTを先に行うか、FUEを組み合わせるか)は、
現在のドナー密度・皮膚の伸展性・前回の採取範囲などを評価してから決めるのが確実です。
一度、後頭部の状態を拝見させていただければ、
「どのくらいまで安全に採取できるか」「今後何回の植毛を見越せるか」を具体的にご提案できます。
どうぞお気軽にご相談ください。
アルモ形成クリニック
院長 内田直宏
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