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なおるん毛髪情報局

なおるん毛髪情報局 自毛植毛の基礎知識

自毛植毛後に髪が抜けた原因はパーマ?1ヶ月空けたら縮毛矯正もOK

植毛後にパーマをかけても大丈夫ですか?またパーマの種類で違いがあれば教えてください。

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

術後1ヶ月経過していれば、大丈夫です。デジタルパーマ・縮毛矯正など、パーマの種類に制限はありません。

とはいえ、

「植毛した髪をロッドで引っ張ったら抜けてしまうのでは?」「別の部分の髪を持ってくるから仕上がりは不自然になりそう」「植毛後に一気に髪が抜けてきたのはパーマのせい?」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

結論、自毛植毛後に生えてくるのは自分自身の髪なので、パーマをかけてもOKです。

この記事では「植毛後にパーマをかける際に注意しておきたいこと」についても解説します。

記事を読み終えたときには、自毛植毛後のパーマに対する不安は一切なく、施術を受けるかどうかについて判断することができます。

植毛後の頭皮の状態は人によって違う

自毛植毛後の頭皮の回復スピードには、個人差があります。次のような要因によって状態が大きく異なります。

  • 施術方法(FUEやFUTなど)
  • 施術箇所(前頭部、頭頂部、広範囲など)
  • 植毛グラフト数(移植の規模)
  • もともとの頭皮環境(乾燥肌、脂性肌、炎症の有無)

これらの要素によって、頭皮の赤みが引くまでの期間や、毛髪が安定して生える時期も異なります。

パーマ前に医師に相談を

自分では「そろそろパーマかけても大丈夫かな?」と思っていても、頭皮内部の炎症が残っている可能性もあります。パーマ前には、担当医に頭皮の状態をチェックしてもらうことが安全策です。


自毛植毛後にパーマをかける際の3つの注意点

ここからは、植毛後にパーマを楽しむために必ず知っておきたい3つのポイントを紹介します。

① ショックロスとの見分けがつきにくい

自毛植毛の直後に「髪が抜けた!」と感じた方は少なくありません。これは**「ショックロス」**と呼ばれる、一時的な脱毛反応です。

ショックロスとは?

  • 植毛後1〜2週間から発生することがある
  • 既存の毛や移植毛が一時的に抜け落ちる
  • 数ヶ月かけて自然に再生する

この時期にパーマをかけてしまうと、「パーマの薬剤が原因で抜けた」と誤解してしまうリスクも。

一般的にショックロスが落ち着くのは術後3〜4ヶ月頃とされているため、パーマはこの時期を目安に検討しましょう。


② 頭皮に優しいパーマを選ぶ

「どんなパーマでもOK」とは限りません。特に植毛後数ヶ月は、頭皮と毛根へのダメージをできるだけ避けることが大切です。

低刺激なパーマの例:エアウェーブ

  • 50℃程度の温風を使用
  • 薬剤の浸透が浅めで頭皮にやさしい
  • 強いカールには不向き
  • 持ちはやや短め

最近では、**薬剤を頭皮に直接つけない「ゼロタッチ技法」**や、低刺激のパーマ液を使用するサロンも増えています。

パーマをかける際は、植毛経験者の施術に慣れた美容師に相談すると安心です。


③ 植毛部分の髪質が周囲と異なる場合も

植毛で移植される髪の毛は、主に後頭部や側頭部から採取されます。そのため、もともとの髪と比べて太さやクセが違うことがあるのです。

パーマ時に注意すべき点

  • 植毛部はパーマがかかりにくいことがある
  • 髪の密度や方向にバラつきがある
  • ロッドや薬剤の選定に工夫が必要

そのため、美容師によっては植毛部と非植毛部でロッドのサイズや巻き方を変えるなど、細かな技術対応が求められます。


自毛植毛後のパーマは、美容師の経験と知識が重要

パーマは美容行為である一方、頭皮や毛根に直接的な負荷をかける行為でもあります。特に自毛植毛後のように、毛根が定着していない時期では細心の注意が必要です。

信頼できる美容室を選ぶポイント

  • 薄毛・植毛経験者向けのメニューがある
  • 医師と提携している、または医療知識がある
  • 頭皮や毛髪の状態を丁寧にチェックしてくれる
  • カウンセリング時に無理な施術を勧めない

例えば、「INTI(インティ)」のように薄毛に悩む方向けに特化した美容室では、薬剤の選定・頭皮診断・アフターケアまで丁寧に対応しています。

(引用:美容室INTI様)【薄毛 植毛】植毛手術後のカラー&パーマについて徹底解説!! | INTI report | 薄毛に悩む男性の為の美容院「INTI[インティ]|全席個室、東京・大阪・福岡に展開。


まとめ|自毛植毛後のパーマは「時期」と「方法」がカギ

植毛後におしゃれを楽しむことは、気分の向上にもつながる大切なプロセスです。

ただし、タイミングや方法を間違えると、大切な移植毛を傷つけるリスクも。

✅ 術後4ヶ月以降を目安に
✅ 医師に頭皮の状態をチェックしてもらう
✅ 低刺激なパーマを選び、美容師とよく相談する

この3つを守ることで、安全にヘアアレンジを楽しむことができます。

自毛植毛をしている方に対するパーマでは、薬剤やロッドの大きさを変えながら施術することなどもあるようです。

植毛後のパーマは美容師のスキルによって仕上がりが左右されるため、自分の思い通りのパーマがかけられるのか相談してみてはいかがでしょうか。

2回目以降の植毛を予定している場合は避けるべき

今のところ、一度に移植できるグラフト数には限度があるため、複数回の施術を行う方もいます。

1回目で60%、2回目で80%と回数を重ねる中で密度アップを目指していくこともあります。

このような場合では、植毛の前後にヘアカラーやパーマを行うと頭髪や頭皮に思いがけない負荷がかかってしまう恐れがあります。

まとめ

この記事では、「自毛植毛後のパーマ」についての質問に対する回答を掘り下げてまとめました。

植毛後の髪はパーマやカラーなど通常の髪の毛にできることは何を行なっても基本的に問題ないです。

ただし、植毛手術により頭皮は一時的に損傷を受けており、回復するまでの期間には個人差があります。

そのため、頭皮に対する刺激を避けるべきであり、少なくとも1ヶ月は間隔を空けるようにすべきでしょう。

また、術後2週間から術後4ヶ月頃まではショックロスという一時的な脱毛が起きます。

これは植毛により発毛サイクルが正常化していく過程であり、もしパーマをかけた直後に抜け毛が増えても心配しなくて大丈夫です。

植毛後のパーマでは、頭皮への負担や仕上がりに対する工夫など、通常より多くのことが求められます。

実際にパーマをかける前には頭皮の状態を医師に確認してもらい、植毛後パーマの経験が豊富な美容師に相談してみることをオススメします。

よくある質問

縮毛矯正で毛根が死ぬことはありますか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

縮毛矯正は一時的な熱損傷ですので、毛根が死ぬことはありません。

しかし、絶えず高温の熱を頭皮に当てていると毛根が壊死したりする可能性があります。また、過度に引っ張ったりると牽引性脱毛を生じる可能性があります。

自毛植毛でくせ毛になると聞いたのですが本当ですか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

自毛植毛術後には4ヶ月程度で生え始め、生えたばかりの毛髪はクセが強い傾向にあります。

術後6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月と時間が経過すると徐々にクセが取れていきます。

自毛植毛後のくせ毛が気になります。縮毛矯正以外の対処方法はありますか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

術後1年半から2年程度経過すると徐々にクセが取れてくる傾向にありますので、時間経過を待つのがよいでしょう。

監修医師コメント

植毛術後にパーマを希望される患者多くいらっしゃいますが、パーマは毛髪の分子結合の分離後、再結合といった作用機序で主に毛髪のコルテックス(中心部)に負荷をかける処置になります。

術後すぐには移植部に負荷をかけることになるので、少なくとも術後最低1ヶ月してからの利用が良いでしょう。

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

内田医師のプロフィール画像

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