20代女性の薄毛は治る?原因と対策を解説


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20代のうちに薄毛になってしまうことは、非常にデリケートな問題ですし、誰かに相談することが難しいですよね。

「20代なのに髪の毛が異常に抜ける」
「薄毛になるのはなぜ?」
「普段からできる対策は?

このような疑問に答える記事を用意しました。

この記事の内容は以下の通りです。

20代女性の薄毛は治るの?薄毛のメカニズムとは
20代女性の薄毛の3つの原因
20代女性に見られる薄毛症状

また、日常から気をつけるべきポイントやセルフケアについてもご紹介するのでぜひ最後まで参考にしてくださいね。

目次

20代女性の薄毛は治るの?薄毛のメカニズムとは

若い世代の薄毛は早めの対処で改善できるケースが多いです。

一方で放っておくとどんどん深刻化する可能性があるので、抜け毛がひどいと感じたらすぐに原因を調べて対策をしましょう。

ところでなぜ20代女性でも薄毛になるのでしょうか?

メカニズムを紹介します。

髪の毛のサイクルは以下3つです。

1「成長期」髪の毛は、生えたり、伸びたりする
2「退行期」成長が徐々に止まる
3「休止期」古い髪が抜け落ち、新しい髪が生えてくる準備をする

この過程の中で、1日に50本〜100本程度自然に抜けます。そしてこれが抜け毛と言われるのです。

個人差はありますが、女性の場合、このサイクルを4〜6年で一周すると言われています。

このサイクルが乱れ始めると髪の毛に変化が出てくるのです。

ホルモンバランスの変化などによって、ヘアサイクルが乱れると、「成長期」の髪が、十分に発達する前に、退行期に移行してしまうことがあります。

その結果、短く・細い髪の毛が増えるだけでなく、髪の毛が抜け落ちる「休止期」の髪の毛も増えます。

これにより、抜け毛が増えたと感じることや、薄毛が気になってきたということが考えられるのです。

20代女性の薄毛の3つの原因

この記事では、髪の毛のサイクルを見出す原因について紹介していきます。

当てはまっている項目がないかチェックしてみてくださいね。

無理なダイエットによる食生活の乱れ
睡眠不足
ホルモンバランスの乱れ

それでは見ていきましょう。

無理なダイエットによる食生活の乱れ

美しいスタイルでいたいと思うあまり、食事制限によって薄毛を引き起こしてしまうことがあります。

偏った食事や食事回数や食事量を減らしてしまうことで、体に必要な栄養素が不足し、血流が悪くなってしまうのです。

無理なダイエットを続けていると、薄毛の原因となります。

ダイエットをする場合は食事制限のみではなく、規則正しい食生活と適度な運動を心がけましょう。

睡眠不足

睡眠不足は薄毛の原因となります。

髪の量が全体的に少なくなった、薄毛になったと思ったら、しっかり睡眠を取れているか、振り返ってみてください。

仕事で帰りが遅くなったり、夜遅くまでスマホをいじっているなど、ごく普通の日常生活の中に不眠の原因が潜んでいます。

髪が生成されるのは、成長ホルモンが分泌されるためです。

成長ホルモンは眠っている間に分泌されるため、睡眠をおろそかにすると髪の健康に影響が現れるのです。

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンは髪の毛を育て、維持をする役割を持っています。

しかし、出産や、加齢、更年期障害などによって女性ホルモンが減少すると、薄毛や抜け毛が増える可能性があるのです。

髪の毛の成長を促進する女性ホルモン(エストロゲン)が少なくなるため、髪の毛が太くなったり、伸びたりする「成長期」の期間が短くなります。

その結果、短く・細い髪の毛が増えるだけでなく、抜け落ちるまでのスパンも短くなってしまいます。

そのため、抜け毛が増え、薄毛も目立つように感じるのです。

20代女性に見られる薄毛症状 

これまでは、薄毛の原因について紹介してきました。

ただ状態によっては、病気によって薄毛になっている可能性もあります。

この記事では20代女性に見られる下記の薄毛症状について紹介していきます。

びまん性脱毛症
円形脱毛症
分娩後脱毛症
牽引性脱毛症
脂漏性脱毛症

当てはまる症状がないか確認してみてくださいね。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは、ホルモンバランスや乱れた生活習慣によって引き起こされる薄毛症状の1つです。

1本1本の毛髪が細くなり、髪全体のボリュームが減っていくのが特徴で、分け目の広がりやつむじ周辺の薄毛が目立ちます。

びまん性脱毛症は40代女性に多く見られる脱毛症であることから、加齢によるホルモンバランスの変化が原因だと考えられてきました。

しかし、近年は20〜30代でびまん性脱毛症を発症する女性が増えつつあり、ホルモン以外の原因でも起こりうることが明らかになっています。

若い世代でびまん性脱毛症になる理由には栄養不足や頭皮の血行不良、過剰なヘアケアなどが挙げられます。

円形脱毛症

円形脱毛症は、毛髪の一部が円形または楕円形に抜け落ちる脱毛症です。

1か所だけに見られる単発型や、2つ以上発生する多発型などがあり、重症化すると頭部全体的の脱毛や体毛の脱毛が見られることもあります。

円形脱毛症はいまだ、はっきりとした発症原因がわかっていません。

免疫機能の異常やストレス、遺伝が起因するといわれていますが、アトピー体質やホルモンバランスの変化で発症するという考えもあります。

また、一度発症すると再発の可能性が高いので、日頃から生活習慣の改善やストレス対策を意識して再発防止を心がけましょう。

分娩後脱毛症

産後一時的に抜け毛が増える現象は分娩後脱毛症と呼ばれ、経産婦の8割近くが経験する脱毛症です。

分娩後脱毛症は、妊娠〜出産でホルモンバランスが大きく変化することで起こります。

脱毛のピークは産後2〜3ヶ月で、普通に生活していれば徐々に抜け毛は落ち着いていくので安心してくださいね。

ある程度髪が成長するまでは短い毛が目立ちますが、病気ではありません。

どうしても気になる方は、ヘアスタイルを工夫したり帽子を活用するなどして薄毛部位をカバーしましょう。

それでも症状が不安に感じる場合は、かかりつけの婦人科に行くと良いでしょう。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、いつも同じスタイルに髪を結ぶ方によく見られる薄毛症状です。

髪を結んでいる間頭皮には一定方向の力がかかります。力の加わっている部分は血行不良になりやすいため、髪の成長に必要な栄養が十分に行き渡らなくなります。

牽引性脱毛症は、この状態が長く続くことで頭皮に負担がかかり、力のかかる部分だけが薄毛になる状態です。

・毎日同じスタイルで髪を結ぶ
・ヘアバンドやカチューシャを多用する
・帽子やヘルメットをかぶることが多い
・エクステをつけている

上記に該当する場合は、頭皮が引っ張られないラフなスタイリングを心がけましょう。

帽子をよく使用する場合は、頭皮が圧迫されないよう帽子のサイズ選びには十分注意してください。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、頭皮の皮脂分泌が過剰になることで頭皮環境が悪化し、抜け毛が増える薄毛症状です。

皮脂量が増えると、毛穴のつまりやフケ、炎症などの頭皮トラブルが起こります。

この状態を脂漏性皮膚炎といい、脂漏性皮膚炎が深刻化することで抜け毛が増える脂漏性脱毛症へ発展します。

皮脂が過剰分泌される主な原因は以下の通りです。

・脂質の多い食事をよく摂る
・シャンプーの回数が少すぎ、または多すぎ
・睡眠不足
・ストレス

頭皮のベタつきと薄毛両方の症状が見られる場合は、食事内容やヘアケア、生活習慣の見直しをしていきましょう。

20代女性の薄毛対策 5選 

20代女性の薄毛対策にはホルモンバランスを乱さないことが大切だとわかりました。

生活習慣を見直しつつ、薄毛の原因になる行動を控えることが大切です。

この記事では対策について5つのポイントをまとめました。

食生活の見直し
低刺激のシャンプーや育毛剤でヘアケア
質の良い睡眠を取る
頭皮に負担がかかる髪型を避ける
過度な飲酒は控える

それでは早速見ていきましょう。

食生活の見直し

髪の毛を育てるには、しっかりと栄養を摂ることが大前提です。

まずは1日3食を意識してみましょう。

その中でも髪の毛の主成分であるタンパク質を多めに摂ることや、ビタミンが多く含まれる野菜を摂ることがおすすめです。

髪を作るための重要な栄養素について紹介します。

たんぱく質 肉類、大豆、乳製品、卵など
亜鉛    レバー、牡蠣など
ビタミン類 柑橘類、豚肉、ナッツ類など

上記に挙げた食材をうまく取り入れてみましょう。

食事で栄養を取ることが難しい場合は、サプリメントで栄養を摂取することも方法の1つです。

毎日料理を作るのが難しい場合など、うまく活用してくださいね。

低刺激のシャンプーや育毛剤でヘアケア

皮脂の過剰分泌やフケなどの頭皮トラブルがある場合、使っているシャンプーが肌に合っていない可能性があります。

市販のシャンプーは洗浄力の強いものが多いので、低刺激で頭皮への負担が少ない育毛シャンプーを取り入れてみてください。

おすすめは、適度な洗浄力で肌に優しい、アミノ酸系の成分が配合されたシャンプーです。

洗浄力が強いシャンプーは刺激が強く、頭皮が必要以上に皮脂を分泌してしまい、汚れとして蓄積する場合があります。

また洗髪は1日1回までとし、すすぎ残しがないよう注意してください。

育毛剤には髪の毛に良いとされる成分が多く配合されており、健康な頭皮を保つサポートができます。

同時にマッサージも取り入れると血行促進も期待できますよ。

質の良い睡眠を取る

十分な睡眠時間が取れていないと、髪の毛の成長を促す成長ホルモンが分泌されません。

また、ストレスをため込む原因にもなってしまいます。

質の良い睡眠を取るためにも、軽いウォーキングを取り入れたり、寝る前はスマホ触らないことがおすすめです。

成長ホルモンが最も分泌されるのは、就寝後の3時間といわれています。

髪は毛母細胞で作られており、だいたい22時から2時の4時間に細胞分裂がピークになります。

ゴールデンタイムと呼ばれるこの4時間に最も髪が生成されて伸びるので、この時間に眠っていることが、薄毛予防に重要です。

頭皮に負担がかかる髪型を避ける

オールバックや73分けなどの髪型を長年続けていると、毛根に負担がかかってしまい抜け落ちてしまいます。

分け目をいつも同じところにしていたり、ポニーテールやお団子ヘアといった強い力で髪を引っ張るヘアアレンジは毛根に負担がかかり、髪が抜けやすくなるのです。

この症状が「牽引性脱毛症」であり、ホルモンバランスや遺伝は関係なく、髪の毛が引っ張られることで起きてしまいます。

また、エクステも牽引性脱毛症になってしまう可能性があるので注意が必要です。

過度な飲酒は控える

過度な飲酒は控えることがおすすめです。

少量の飲酒は血圧を下げる効果がありますが、実は過度にアルコールを摂取すると血管が収縮し、血流が悪くなります。

また、アルコールの分解には水分が使われるため血液がドロドロになり、さらに血流が悪くなるのです。

血流が悪くなると髪の成長に必要な栄養が毛根まで運ばれにくくなり、薄毛につながるのです。

とはいえ、お酒を我慢することがストレスになってしまう可能性もあるため、いきなり禁酒するのではなく、量を減らしていきましょう。

薄毛が進行する場合は専門医に相談を

これまでに挙げたセルフケアをすでに行っているけれど変化がない場合や、セルフケアだけでは不安な場合には、医療機関の受診を検討しましょう。

医師の診断に基づいたセルフケア方法のアドバイスを受けられるほか、必要に応じて治療薬の処方や投薬以外の治療などを受けられる場合もあります。

女性の薄毛治療を専門としているクリニックは増えていますので、ひとりで薄毛の悩みを抱え込まず、専門医に相談してみてくださいね。

まとめ


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