20代で頭頂部が薄いのは治る可能性も!6つの原因と対策を紹介
「まだ20代なのにハゲてきた…」と、20代で頭頂部の薄毛に悩んでいる男性の方もいるでしょう。
実際に、日本皮膚科学会のガイドラインでは、20代の約10%がAGA(男性型脱毛症)に悩んでいるとされています。[1]
この記事では、20代で頭頂部が薄くなる原因とその対策を紹介します。
薄毛は治る可能性があり、早めに治療を受けることが大切です。
20代で頭頂部の薄毛が気になっているあなたの不安を解消できるきっかけになれると幸いです。
20代で頭頂部が薄い6つの原因
まずは、20代で頭頂部が薄くなる原因を解説します。
それぞれの原因を詳しくみていきましょう。
1.ホルモンバランスの影響
20代の男性で頭頂部が薄くなる原因として、AGAを発症していることが挙げられます。
このAGAの原因は、男性ホルモン(テストステロン)の増加です。[2]
テストステロンは、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、このDHTが毛髪の成長サイクルを短くし脱毛を促します。
そのため、ホルモンバランスの影響により頭頂部の薄毛の症状が進むと、20代で頭皮が目立つ場合もあります。
2.自己免疫疾患の発症による影響
円形脱毛症とは、その名の通り円形や楕円形に髪が抜ける脱毛症のことです。
円形脱毛症は10円ハゲとも呼ばれており、これまではストレスが原因とされていました。
ただし、近年では毛母細胞(髪の成長を支える)に対する自己免疫疾患の影響で、円形や楕円形の薄毛の症状があらわれると考えられています。[2]
つまり、この毛母細胞が異物と間違われ攻撃を受けることで、健康な髪も抜けるのです。
円形脱毛症は年齢や性別にかかわらず出現するため、20代でも頭頂部にボリュームがなくなる可能性があります。
3.生活習慣の乱れ
不規則な生活習慣も20代で頭頂部が薄くなる原因のひとつです。
というのも、頭皮に十分な栄養が行き渡らず毛髪が成長しないからです。
具体的には、次のような生活習慣が20代の頭頂部の薄毛につながる可能性があります。
- 栄養バランスの悪い食生活
- 睡眠不足
- 過度な飲酒
- 喫煙
タバコと薄毛の関係とは?
特に喫煙者の方は注意です。
タバコと薄毛の関係について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてくださいね。
喫煙が髪に与える影響について、タバコが毛髪にどう関わるかを徹底解説しています。
4.パーマやカラーなどの刺激
繰り返し髪の毛を染めたり、パーマをかけたりすることで毛髪はダメージを受けます。[3]
カラーリング剤の刺激やパーマをかけるときに髪を引っ張ってロッドで巻いたり、熱を当てたりすることで頭皮に負担がかかるためです。
これらの刺激によってフケや皮脂が溜まりやすくなり、頭皮の環境が悪くなる恐れがあります。
その結果として、頭皮が炎症を起こし抜け毛のリスクが高くなります。
5.ストレスの蓄積
20代で見られる頭頂部の薄毛は、ストレスによって起こることもあります。
ストレスが溜まることにより、自律神経が乱れ血管が収縮することで頭皮の血行が悪くなるからです。[4]
これにより、毛髪の成長に欠かせない栄養素や酸素が不足し、抜け毛の原因となるのです。
6.過度なダイエット
過度なダイエットによって、20代でも頭頂部が薄くなります。
極端な食事制限をすることで、毛髪の成長に必要な栄養素も不足するからです。
さらに、ダイエットによりストレスを感じたり、髪の毛が生え変わるサイクルが乱れたりします。
そのため、過度なダイエットをすると20代で頭頂部の地肌が目立つケースもあります。
頭頂部が薄い20代が行うべき対策
早めに薄毛に対応することで、症状が改善する可能性があります。
ここでは、頭頂部が薄い20代が行うべき対策を解説します。
それぞれの対策を知り自宅でも実践することで、理想の髪型を手に入れましょう。
生活習慣を見直す
20代で頭頂部の薄毛に悩んでいる場合は、生活習慣を見直しましょう。
具体的には、以下のポイントに注意して普段の生活をあらためてくださいね。[2]
- 栄養バランスの取れた食事を摂る
- 6時間以上の睡眠時間を確保する
- 疲労を取る
毛髪の成長には、ビタミンCやビタミンEのほかに、タンパク質や亜鉛などの栄養素が必要です。
レモンやオレンジ、アーモンドなどを積極的に摂取しましょう。[5][6]
ほかにも、睡眠時間を確保して疲労を取るように心がけることで、頭頂部の薄毛を防げるでしょう。
ストレスを解消する
20代で頭頂部の薄毛を防ぐためには、ストレスの解消が欠かせません。
仕事や会社での人間関係、家庭での生活など、20代はさまざまな場面でストレスやプレッシャーを感じやすいです。
お風呂にゆっくり入ってストレッチをしたり、趣味に打ち込んだりなど自分なりのストレス発散方法を見つけられると、薄毛の症状の改善が期待できます。
正しいヘアケアを行う
正しいヘアケアを行って抜け毛を予防することが大事です。
例えば、シャンプーで髪を毎日洗って、その後はドライヤーでしっかり乾かしてください。
入浴後に髪が濡れたままで放っておくと、雑菌が増え薄毛の症状が悪化するからです。
さらに、指の腹で頭皮のマッサージをすると、血流が改善して頭皮の環境が良くなります。
育毛剤や発毛剤の使い方、ほかのケアヘアの方法は毛髪専門のクリニックで尋ねてみましょう。
専門医を受診する
20代で頭頂部の薄毛に悩んでいる方のなかには「円形脱毛かと思ったら、AGAだった」というケースもあります。
薄毛の原因を知ることが、症状の改善には欠かせません。
適切な対策を取れるように、まずは薄毛の専門医を受診してください。
また、薄毛の治療は症状が改善するまでに相当な期間が必要です。
そのため、薄毛の治療を途中で諦めずに、医師の指示のもとで治療を続けると良いでしょう。
Q:頭頂部が薄くなってきた20代ですが、薄毛でしょうか?
20代で頭頂部が薄くなってきた場合は、薄毛である可能性があります。
つむじのところは見えにくいため、自分では気づけず家族や友人から言われて初めて知ったというケースがあります。
薄毛に気づいたときには、症状が進行していることもあるでしょう。
治療を受けることで、薄毛の進行を抑えたり発毛を促したりできます。
そのため、薄毛の改善を希望する方は、なるべく早めに病院で治療を始めてくださいね。
Q:20歳でAGAになる可能性はありますか?
20歳でAGAでになる可能性があります。
先ほど紹介したように、20代で10%の方がAGAに悩んでいるからです。[1]
AGAの症状は、治療をしなければ進行します。20歳で放っておくと症状が進み、30代や40代になったときには治療の効果が期待できなくなるケースがあります。
さらに、頭皮が目立つようになると、普段の生活にも悪影響を与えることもあるでしょう。
そのため、症状が軽いうちに投薬や植毛などの治療を受けられるように、AGA専門のクリニックに相談してくださいね。
まとめ
20代で頭頂部の薄毛に悩む方は、生活習慣を見直したり正しいヘアケアを行ったりすることが大切です。
ただし、これらの対策を行っても薄毛の症状が改善しない可能性があります。
そのときはアルモ形成クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。薄毛治療の実績が豊富であるため、自分の薄毛の状況に合った治療を受けられます。
まずは、カウンセリングで自分の薄毛の悩みを相談してみてくださいね。
参考サイト・文献
[1]男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会ガイドライン
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
[2]薄毛を知る|公益社団法人 日本毛髪科学協会
https://www.jhsa.jp/hair-skin-knowledge/thinning-hair-knowledge/
[3]毛髪の損傷とヘアケア|日本毛髪科学協会
https://www.jhsa.jp/hair-skin-knowledge/hair-knowledge/hair-damage-care/
[4]自律神経系の概要|MSDマニュアル
[5]ビタミンC|厚生労働省eJIM
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html
[6]ビタミンE|厚生労働省eJIM
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/09.html
[7]毛髪にまつわるQ&A|日本毛髪科学協会