自毛植毛後に髪が抜けた原因はパーマ?1ヶ月空けたら縮毛矯正もOK


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植毛後にパーマをかけても大丈夫ですか?またパーマの種類で違いがあれば教えてください。

術後1ヶ月経過していれば、大丈夫です。デジタルパーマ・縮毛矯正など、パーマの種類に制限はありません。

とはいえ、

「植毛した髪をロッドで引っ張ったら抜けてしまうのでは?」「別の部分の髪を持ってくるから仕上がりは不自然になりそう」「植毛後に一気に髪が抜けてきたのはパーマのせい?」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

結論、自毛植毛後に生えてくるのは自分自身の髪なので、パーマをかけてもOKです。

この記事では「植毛後にパーマをかける際に注意しておきたいこと」についても解説します。

記事を読み終えたときには、自毛植毛後のパーマに対する不安は一切なく、施術を受けるかどうかについて判断することができますよ!

目次

自毛植毛後の髪へのパーマやカラーはOK

記事の冒頭にも書きましたが、「自毛植毛後の髪にパーマをかけてもOK」です。

自毛植毛では、健康な髪を皮膚ごと採取し、脱毛症状のある場所に移植します。

移植された髪は、それまでと変わらず成長を続けます。

移植先に定着してしまえば、パーマやカラー、ヘアワックス、ドライヤーなど、髪の毛に関することはすべて問題なく行えます。

植毛後のパーマは1ヶ月空けてからがベター

パーマをかけるのは自毛植毛の手術から1ヶ月経ってからにしてください。

植毛後の髪にパーマをかけることはOKなのですが、パーマやカラーはどうしても髪に負担をかけてしまいます。

植毛手術では、切り取った皮膚組織を別の部分に埋め込むため、頭皮に対する負担も大きく、術後はできるだけダメージを与えたくないところです。

特に術後2週間、頭皮への刺激をどれだけ避けられるかがドナー株の定着率(植毛成績)を左右します。

植毛後の頭皮の状態には個人差あり

植毛後の頭皮の状態は、

・施術方法
・施術箇所
・グラフト数(施術の範囲)
・施術前の頭皮の状態

など、さまざまな要因によって変わり、回復のスピードには個人差があります。

植毛後に初めてパーマをかける前に、担当医に頭皮の状態を確認してもらうと安心でしょう。

自毛植毛後にパーマを楽しむための【3つ】の注意点

自毛植毛を終えた後、パーマをかけて新しいヘアスタイルに心を躍らせているかもしれません。

自毛植毛後にパーマをかける前に知っておくべきことを3つシェアします。

ショックロスは植毛後の正常な変化

もともと生えていた毛が自毛植毛後に一気にしまう現象に「ショックロス」というものがあります。

これは発毛サイクルが正常化するための正しいプロセスなのですが、ちょうどこのタイミングでパーマをかけると

「パーマのせいで髪が抜けてしまった」

と、パーマのせいだと勘違いし、植毛手術に対する不信感を持ってしまいますよね。

基本的に植毛後、1ヶ月空ければOKとされていますが、頭皮の状態や発毛サイクルによっても変わります。

このショックロスは自毛植毛後に必ず発生するわけはなく、起こる場合にも時期や程度には個人差があります。

そのため、一般的にショックロスが落ち着くと言われる「術後4ヶ月頃」までは自身の頭皮の状況や抜け毛の量をチェックして様子を見ましょう。

 

ダメージの少ないパーマの方法を相談する

「どのパーマをかけても構わない」と記事の冒頭で紹介しました。

ただし、特に植毛後数ヶ月でパーマをかける場合、できるだけ頭皮に負担の少ないにこしたことはありません。

美容室によって取り扱うメニューはさまざまで、頭皮に薬剤を浸透させないメニューを扱っているところもあります。

例えば、「エアウェーブ」という方法があります。

<エアウェーブの特徴>

  • 薬剤の刺激は弱め
  • 50度程度の温風でパーマを作る
  • 強いカールにはできない
  • パーマの持ちは弱め

また、植毛した部分はパーマがかかりにくいことが多く、周りの髪と髪質が違うことも十分にあります。

自毛植毛をしている方に対するパーマでは、薬剤やロッドの大きさを変えながら施術することなどもあるようです。(https://www.inti-tokyo.com/inti-report/entry/post-199/(引用:美容室INTI様)

植毛後のパーマは美容師のスキルによって仕上がりが左右されるため、自分の思い通りのパーマがかけられるのか相談してみてはいかがでしょうか。

2回目以降の植毛を予定している場合は避けるべき

今のところ、一度に移植できるグラフト数には限度があるため、複数回の施術を行う方もいます。

1回目で60%、2回目で80%と回数を重ねる中で密度アップを目指していくこともあります。

このような場合では、植毛の前後にヘアカラーやパーマを行うと頭髪や頭皮に思いがけない負荷がかかってしまう恐れがあります。

まとめ

この記事では、「自毛植毛後のパーマ」についての質問に対する回答を掘り下げてまとめました。

植毛後の髪はパーマやカラーなど、通常の髪の毛にできることはすべてやってもOKです。

ただし、植毛手術により頭皮はダメージを受けており、回復するまでの期間には個人差があります。

そのため、頭皮に対する刺激を避けるべきであり、少なくとも1ヶ月は間隔を空けるようにすべきでしょう。

また、術後4ヶ月頃まではショックロスという一時的な脱毛が起きます。

これは植毛により発毛サイクルが正常化していく過程であり、もしパーマをかけた直後に抜け毛が増えても心配しなくて大丈夫です。

植毛後のパーマでは、頭皮への負担や仕上がりに対する工夫など、通常より多くのことが求められます。

実際にパーマをかける前には頭皮の状態を医師に確認してもらい、植毛後パーマの経験が豊富な美容師に相談してみることをオススメします。

監修医師コメント

内田直宏

植毛術後にパーマを希望される患者多くいらっしゃいますが、パーマは毛髪の分子結合の分離→再結合といった作用機序で主に毛髪のコルテックス(中心部)に負荷をかける処置になります。

術後すぐには移植部に負荷をかけることになるので、少なくとも最低1ヶ月してからの利用が良いでしょう。


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