自毛植毛で理想の前髪へ|女性が植毛を受けるメリットや費用を紹介
「前髪が薄くなってきた…」
「前髪の植毛って実際どうなの?」
このような悩みを抱えている女性はいませんか?
前髪の薄毛は目につきやすいため、外出するのが怖くなってしまう方もいるでしょう。
とくに女性にとって髪型や髪のボリュームは、見た目を印象づける大切なポイントです。
薄毛の悩みはデリケートで人に相談しづらいこともありますが、そのままにしておくと症状が進んでしまうことも。
そこで、前髪の薄毛による悩みを解消する方法のひとつに「自毛植毛」があります。
この記事では、女性が植毛するメリットとデメリットを紹介します。後半では気になる費用にも触れるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
前髪のコンプレックスを克服し、ストレスのない生活を送りましょう。
女性の前髪による悩みを解消する自毛植毛とは
前髪の自毛植毛は、後頭部や側頭部にある自分の髪の毛(=自毛)を前髪に移植する方法です。
人工の髪の毛を移植する方法もありますが、副作用や抜け落ちるリスクからアメリカ食品医薬品局(FDA)は使用を禁止しています。
また自毛植毛は、髪の毛だけでなく周囲の皮膚組織も一緒に行います。皮膚組織に含まれる髪の毛の基になるもの(=毛包)により、髪の毛は移植した場所で半永久的に生え変わり続けることが可能です。
自毛植毛の流れと内容
自毛植毛は次のような流れで進みます。
- カウンセリング
・薄毛の悩みや希望のヒアリング
・治療方針や費用の説明
・生え癖や髪の毛の流れなどの確認
・植毛が必要な範囲を測定と髪の毛の必要な数の決定
- 髪の毛の採取
・手術には痛み止めや局所麻酔を使用
・ホルモンの影響を受けにくいとされている後頭部や側頭部の髪の毛を採取
- 植え付け
採取した髪の毛を前髪に移植
- アフターケア
・採取した部分と移植した部分をガーゼで保護
・今後の対応について説明
植毛に使用する髪の毛の採取方法には種類があります。
どの方法が適しているのか、メリットとデメリットも含めて医師に相談し納得したうえで決めましょう。
採取方法の詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。
参考:
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版|日本皮膚科学会
自毛植毛手術の流れ|アルモ形成外科クリニック
生え際の植毛が向いている人の特徴5つ
最近では加齢や出産による薄毛に悩む女性だけではなく、美容目的で生え際の植毛をする女性が増えてきています。
「おでこを狭く見せたい」「生え際を丸い形にしたい」などを理由に施術を受ける人が多くみられます。
- 小顔になりたい
- 生え際の形を変えたい
- おでこの広さが気になっている
- 前髪の抜け毛が気になっている
- ボリュームのある前髪に憧れている
前髪の生え際に植毛すると、自分の理想とする前髪やおでこの形を叶えることが可能です。
女性が自毛植毛を受けるメリット
前髪における自毛植毛のメリットは、単に髪の毛が増えるだけではありません。
女性が前髪の自毛植毛を受けると、次のようなメリットがあります。
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
自然な仕上がりが続く
自毛植毛は自分の髪の毛を使用するため、自然な仕上がりを実現することが可能です。
移植した場所で髪の毛が根付き自然なサイクルで髪の毛が生え変わるため、経過とともにヘアスタイルもより自然なものになるでしょう。
見た目に自信がつく
髪の毛のなかでも、とくに前髪は見た目の印象が大きく変わる重要なポイントです。
前髪の薄毛が改善されると自信が戻り、人との関わりや外出に前向きになれるでしょう。
前髪のボリュームアップは精神面にもプラスの効果が期待できるのです。
ヘアスタイルを楽しめる
前髪を植毛すると、薄毛を気にすることなくさまざまなヘアアレンジに挑戦できます。
前髪のアレンジができるとヘアスタイルの選択肢も広がりますね。
アップスタイルでも前髪の生え際を気にすることなく楽しめ、おしゃれにも前向きになれるでしょう。
女性が植毛を決断する前に知っておきたいデメリット
女性の自毛植毛には見た目の印象を良くするメリットもある一方で、デメリットもあります。
自毛植毛を受ける前に知っておきたいことに、次の3つがあります。
後悔しない選択をするために、自毛植毛におけるデメリットの内容も知っておきましょう。
詳しく解説します。
生えそろうまで時間がかかる
植毛してしばらくは前髪が増えたように見えても、実は生えそろうまでは1年ほどの時間が必要です。
植毛したあと、髪の毛は1〜2ヶ月で一旦抜けてしまいます。これは髪の毛の成長サイクルによるもので、再び発毛するまでに3ヶ月半ほどかかります。
前髪を移植して喜んだのも束の間、抜けてきてしまったと残念な思いをする方も少なくありません。生えそろうまでには時間が必要であることを理解しておきましょう。
前髪が生えそろうまでかつらやウィッグを使用すると、気になるところをカバーできます。参考にしてみてください。
手術に伴うリスクがある
植毛は比較的安全な手術で副作用の頻度は少ないといわれていますが、少なからずリスクがあることは知っておきましょう。
代表的な副作用として、次のものが挙げられます。
副作用 | 症状やリスク |
ショックロス | 植毛手術後に一時的に発生する可能性がある大半は一時的なものだが、永久に毛が戻らないこともある |
感染や炎症 | 手術部位に毛嚢炎やニキビなどの炎症・赤み・熱感を生じることがある |
出血や血腫 | 移植部に出血や血腫ができ、髪の毛うまく根付かないことがある |
手術による副作用はその後の髪の毛や頭皮に影響するため、適切な対応が必要です。事前の説明とアフターフォローが丁寧なクリニックを選びましょう。
期待通りのデザインに近づけない可能性がある
前髪の薄毛で悩んでいる女性は自毛植毛を受けることにより、前髪が希望通りのデザインになることを思い浮かべますよね。
もちろんそれが理想ですが、人によっては期待したような前髪のボリュームや自然さが得られないことがあります。
その原因のひとつに、髪の毛の太さや頭皮の状態によるものがあります。
自毛植毛を検討するときには、髪の毛や頭皮の健康維持も意識しておきましょう。十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事は髪の毛や頭皮の健康につながります。
また髪の毛や頭皮が良好な状態であることに加えて、前髪の植毛には医師の高度な技術が必要とされます。
植毛を検討するクリニックの実績についての情報を集め、施術前のカウンセリングを納得いくまで受けましょう。
女性の自毛植毛にかかる費用
自毛植毛の具体的な費用は、施術方法や内容、クリニックにより異なります。
施術方法には大きく分けると2つあり、その違いはメスを使うかどうかです。メスを使わずに専用の機器を使用して採取する方法は施術による傷痕が小さいため、高額になる傾向があります。
これらの施術方法と採取する髪の毛の量で料金が決まり、目安としては50~150万円ほどです。
高額な治療費に見えますが、髪の毛が根付けば施術は終了します。また定期的なメンテナンスのために通院することも少ないでしょう。
しかし自毛植毛は自由診療の適応であるため、その費用は全額自己負担です。
納得のいく技術と費用で自毛植毛を受けるために、クリニックでカウンセリングを受けたり見積もりを出してもらったりしましょう。
植毛の種類や費用を抑えるポイントを紹介した記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
悩んだときには相談を
女性にとって髪の毛は女性らしさや見た目を左右する大切なものです。
前髪の植毛にはメリットもある一方で、生えそろうまでの時間や副作用などのデメリットもあります。
それらをふまえて植毛を検討することが大切ですが、ひとりで抱え込むとストレスになることもあるでしょう。
ストレスは心身だけでなく髪の毛や頭皮にも悪影響を及ぼします。
悩んだときにはひとりで悩まず、相談できる人に話してみましょう。
アルモ形成クリニックでは、植毛の手術前後に丁寧な説明やカウンセリングを行っています。前髪の悩みや自毛植毛についての相談も受け付けていますので、ぜひ利用してみてください。
まとめ
前髪の薄毛が気になっていても、植毛を受けるまでには勇気がいりますよね。
植毛を受けると前髪がボリュームアップし、ヘアアレンジを楽しみながら自信を持って生活できるようになります。
一方で、自毛植毛をして髪の毛が生えそろうまでに時間がかかるのも事実です。
そこで、自毛植毛後の経過やアフターケアについて事前に理解し対策を立てておくと、不安の軽減につながります。
後悔のない選択をするために、前髪の自毛植毛についてまずは専門の医師に相談してみてはいかがでしょうか。