育毛剤をやめたら生えた?やめたときの影響や育毛剤の効果を紹介
「育毛剤を使用しているけど効果があるのかわからない…」
「育毛剤をやめてみたい」
「育毛剤をやめたら生えたって聞いたことあるけど本当?」
このような悩みをお持ちの方はいませんか?
育毛剤は、抜け毛予防やボリューム感の改善効果が期待できます。
ただし薄毛の状態によっては、育毛剤以外の対策を早期に行うことも大切です。
薄毛は早めの対策で治る可能性もあるため、この記事で育毛剤の効果ややめたときの影響、効果を感じられないときの対処法についてみていきましょう。
育毛剤をやめたら髪の毛は生えるのか
「育毛剤をやめたら髪の毛が生えてくる」という可能性は少ないと考えられます。
育毛剤は使い続けることで頭皮環境をととのえ、毛の成長や抜け毛予防に働きかけます。
そのため急に使用をやめると頭皮環境が悪化し、抜け毛が増えたり髪の毛が細くなったりすることが考えられるのです。
髪のハリやコシが減少し、全体のボリュームが失われる可能性も。
ただし育毛剤が肌に合わないときは頭皮環境を悪化させることもあります。
このようなケースでは、使用をやめることで髪が生えやすくなることもあるでしょう。
育毛剤で期待できる3つの効果とは
育毛剤は「医薬部外品」として分類され、毛を生やす発毛剤とは違い以下のような効果が期待できます。
ドラッグストアやネット通販でも購入しやすいため、手に取りやすいことも魅力のひとつです。
育毛剤で期待できる3つの効果について、以下に詳しく解説していきます。
毛の成長促進
育毛剤を使うと頭皮の血行が促進されるため髪に必要な栄養が頭皮全体に行き渡りやすくなり、細い毛や短い毛の改善が期待できます。
毛が太く長くなることによって、ハリ・コシも改善されるため髪の毛のボリューム感も出て頭皮の透け感が軽減することが考えられます。
参考
ローヤルゼリーエキスを配合した薬用育毛剤の効果
遺伝子検査を基に選択された育毛剤をしようすることによる育毛効果
頭皮環境の改善
頭皮の皮脂による毛穴の詰まりやべたつき、反対にカサカサに乾燥してしまうといった状態は髪の成長を妨げることになります。
育毛剤には「皮脂の過剰分泌を抑制する効果」「乾燥肌や炎症を予防する成分」などが配合されており、頭皮を健康的な状態に維持してくれるのです。
これにより、育毛を目指すことができるとされています。
参考
<論文>ヘアケアの科学
ローヤルゼリーエキスを配合した薬用育毛剤の効果
遺伝子検査を基に選択された育毛剤をしようすることによる育毛効果
抜け毛の予防
育毛剤は、髪を強くし頭皮環境をととのえることで抜け毛を防ぐ効果が期待できます。
育毛剤と混同されがちな「発毛剤」はその名の通り「髪を生やす薬」。
そして「育毛剤」は「今ある髪の毛を抜けないようにする薬」なのです。
ただし、脱毛の進行具合によっては抜け毛を防ぎきれないこともあるということは理解しておきましょう。
参考
男性型脱毛症患者の頭皮マイクロバイオームと皮脂の関連性解析
ローヤルゼリーエキスを配合した薬用育毛剤の効果
遺伝子検査を基に選択された育毛剤をしようすることによる育毛効果
育毛剤をやめたときの影響
育毛剤をやめることで、抜け毛の予防効果も失われるため抜け毛が増える可能性があります。
それに加えて以下のような影響が出ると考えられます。
頭皮環境が悪化する
育毛剤をやめると、頭皮の乾燥や皮脂バランスが崩れやすくなり頭皮環境が悪化することがあります。
育毛剤は保湿や皮脂の分泌を調整する成分が含まれていることが多く、使用することで頭皮を乾燥やべたつきから守ります。
そのため急に使用をやめると頭皮の乾燥やかゆみ、フケが増えるといった変化が起こり、髪の成長に悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
髪のボリュームが減る
育毛剤の使用により太く成長していた毛が、使用をやめることで細く弱くなり全体的な髪のボリュームが減少することがあります。
育毛剤には髪のハリやコシを強化する成分が含まれており、継続的に使用することによって髪全体がふんわりとした印象を保ちやすくなります。
使用中止によって髪が細くなると、ボリュームが少なく見えスタイリングもしにくくなることが考えられます。
育毛剤の効果を感じないときの3つの対策
次に育毛剤の効果を感じないときの3つの対策について解説していきます。
それぞれについて詳しく解説していきます。
生活習慣を見直す
生活習慣に問題があると、育毛剤の効果を十分に発揮できない可能性もあるため、効果を感じられないときは生活習慣を見直しましょう。
以下を意識しておくことが大切です。
- 適度な運動
- ストレスの軽減
- 適度で正しい洗髪
- バランスの取れた食事
- 十分な睡眠・質の良い睡眠
薄毛の専門医に相談する
育毛剤の効果を感じられないときは、薄毛の専門医に相談するのも選択肢のひとつです。
育毛剤は、頭皮の血行促進や頭皮環境の改善を通して抜け毛を予防する薬。
一方、進行型の薄毛として知られるAGA(男性型脱毛症)は男性ホルモンや遺伝が原因のため育毛剤の効果は薄いといわれています。
AGAは早めの治療開始が改善のポイントです。
まずは自分の薄毛がAGAかどうかを確認するだけでもよいので、薄毛専門のクリニックを受診してみてはいかがでしょうか。
漠然とした髪の毛への不安がやわらぐかもしれませんよ。
参考
薬の窓口 No.143 岡山大学医学部歯学部附属病院薬剤部 医薬品情報室発行
自毛植毛の治療を受ける
育毛剤に効果を感じないときは、自毛植毛がおすすめです。
自毛植毛は自分の髪の毛を使って薄毛部分を補うため、自然な仕上がりが期待できます。
手術は専門の医療機関で行われ、自分の髪の毛の健康な部分から移植するため拒絶反応の心配も少ないのが特徴です。
デメリットとしては、費用が高額なことや手術による副作用などが挙げられます。
自分にとって適切な治療法なのか見極めるためにも、まずは一度カウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。
参考
・男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
・自毛植毛とは | アルモ形成クリニック
育毛剤をやめるときの判断ポイント
育毛剤の効果が得られないとき、一体いつまで使い続ければよいのか悩んでしまいますよね。
ここからは、育毛剤をやめる決断をするポイントについて詳しく解説していきます。
炎症やかゆみなどの症状がある
育毛剤の使用中に、頭皮に赤みやかゆみが現れたらすぐに使用をやめることが大切です。
頭皮の炎症は、髪が生える環境を悪化させ、抜け毛を進行させる原因になります。
また乾燥したりや皮脂のバランスが崩れたりするなど、頭皮の健康状態を損なう可能性もあります。
肌に合わないと感じたら、迷わず使用を中止し、専門医にご相談ください。
3〜6ヶ月継続しても効果を感じない
育毛剤を3〜6ヶ月継続しても効果を感じないときは、育毛剤以外の方法も検討する時期かもしれません。
薄毛治療は早めに開始することが大切です。薄毛への効果が期待できていないのであればクリニック受診なども検討しましょう。
クリニック治療に切り替える
クリニックで植毛や投薬治療を受けることになった際は、育毛剤の使用をやめるタイミングといえるでしょう。
AGAやその他の脱毛症が進行している状態では、育毛剤だけでは効果が十分でない可能性があります。
受診をしたときに、育毛剤の使用について医師に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
育毛剤は、髪の毛の成長を促すことや抜け毛防止の効果が期待できるため「やめたら生える」ことは期待できないでしょう。
また急に育毛剤の使用をやめると頭皮環境が悪化することも考えられ、抜け毛や髪の毛のハリ・コシがなくなる可能性もあります。
育毛剤で効果を感じているのであれば、続けることが大切です。
ただし、AGAや他の脱毛症であるケースでは育毛剤では根本的な治療ができません。
薄毛が気になる方は早めにクリニックを受診することをおすすめします。