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なおるん毛髪情報局

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ミノタブの適切な量を解説|自己判断で増やすと危険!

「ミノタブの量はどのくらいが正解?」
「量を増やしたら副作用が出る?」
「髪の毛が増えたからミノタブの量を減らしても大丈夫?」

このような悩みを解決する記事を用意しました。

記事の内容は以下の通りです。

  • ミノタブの1日の適切な内服量
  • ミノタブの量と副作用の関係性
  • 内服量を増やす前の薄毛対策
  • ミノタブの量を変更する際の注意点

この記事を読むことで、ミノタブの適切な内服量を知り、副作用のリスクを回避しながら治療を進められます。

ミノタブの1日の適切な内服量

ミノタブには2.5mg、5mg、10mgの3種類の含有量があります。ほとんどの場合2.5mg、多くても5mgの量を1日1回のペースで飲み続けます。

ミノキシジルの含有量が10mgになると、副作用のリスクが高いため大変危険です。

またミノタブは毎日同じ時間帯に服用して、血中のミノキシジル濃度を一定にすることが大切です。飲み忘れたからといって、1日に何日分も飲んではいけません。

ミノタブの量と副作用の関係

ミノタブの副作用には、以下のものがあります。

  • 血圧低下
  • 心拍数増加
  • 胸痛
  • 動悸息切れ
  • 呼吸困難
  • うっ血性心不全
  • 多毛症
  • 初期脱毛
  • 体重増加
  • むくみ

ミノタブの1日の内服量を増やしたとしても、発毛効果が出やすくはなりません。逆に副作用が起きる可能性が高まるので注意が必要です。

副作用が起きると循環器系や心臓に影響を及ぼし、重篤な健康被害に発展する可能性があります。ミノタブの服用は副作用のリスクが伴うため、健康状態と症状から慎重に内服量を判断する必要があります。

ミノタブの量を増やす前の薄毛対策

ミノタブの量を増やす前の薄毛対策

効果を実感できずミノタブの量を増やしたいと思っても、自己判断で量を増やしてはいけません。まずは以下の3つの対策を実行してみましょう。

生活習慣を改善する

薄毛対策では、治療だけに頼らずに生活習慣を見直すことも重要です。
食生活や運動、睡眠の質は髪の毛の成長に影響するため、気をつける必要があります。

普段の食事はタンパク質、ミネラル、ビタミン類を多く取ることが大切です。
とくに髪の毛の材料となるタンパク質は、日本人が不足しがちな栄養素です。積極的に献立に取り入れましょう。

また有酸素運動で血行促進を目指しましょう。
血流が良くなると、頭皮の毛細血管まで髪の毛の栄養が届きやすくなります。

睡眠不足になりがちな人は、まとまった睡眠時間を確保したり睡眠の質を高めたりして、髪の毛の成長を邪魔しない体質作りが大切です。

参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版)

他の治療薬も併用する

ミノタブのみを飲んでいる人は、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬を始めることも検討しましょう。
ミノキシジルが発毛を促進する攻めの役割なのに対し、フィナステリドやデュタステリドは抜け毛を防止する守りの役割を担う治療薬です。

それぞれ異なる方向から薄毛にアプローチすることで、ミノタブの量を変えるよりも効率的に薄毛を治療できる可能性があります。

頭皮環境を見直す

毎日のヘアケアで、頭皮環境を整えることも大切です。
シャンプーや育毛剤を自分に合うものに変えて、常に清潔を保ってください。

ヘアケアでは、摩擦を避けるのがポイントです。
爪を立てて洗ったりタオルでゴシゴシ拭いたりすると、頭皮を傷つける可能性があります。

ケアだけでは直接的な発毛にはつながりません。
しかし、頭皮環境を見直すことで髪の毛を健やかに保ち、薄毛治療にいい影響を与えてくれます。

ミノタブの量を変更する際の注意点

ミノタブの量を変更する際の注意点

ミノタブの量を変更するときは、以下の3つの点に注意が必要です。

勝手に量を増やさない

ミノキシジルの含有量が多いミノタブは、個人輸入サイトを利用すれば手に入ります。
しかし知識のない一般の人が、自己判断で内服量を決めるのは大変危険です。

薄毛治療の専門医は、それぞれの健康状態と症状に合ったミノタブを処方しています。
効果が出ないからといって、自己判断でミノタブの量を増やすと副作用のリスクが高まります。

発毛を実感した後も減量しない

ミノタブを服用して発毛を実感できた後、量を減らすと元に戻る可能性があります。
長期的にミノタブを服用した努力が水の泡になります。

十分な発毛効果を得たとしても、自己判断で急に服用をやめてはいけません。

量を変えたければ医師に相談する

量を増やしたい、減らしたいといった希望があるときは、必ず医師に相談しましょう。

量を増やしたい場合は、心電図を使い心臓への負担が大きくないかを見極めます。
量を増やすと副作用のリスクが高くなるため、専門的な判断が必要です。

逆にミノタブの量を減らしたい場合は、患者さんの理想との兼ね合いを考えながら他の治療法を検討します。

ミノタブを飲んでいて副作用を感じた場合は、量が多すぎる可能性があります。
医師にすぐ相談してそれぞれの状況に合ったミノタブの量を決めましょう。

女性に適切なミノタブの量は?

女性に適切なミノタブの量は決まっていませんが、男性に比べると少なくなるケースがほとんどです。
体質や症状によっても適量は異なるため、医師の判断で処方してもらいましょう。

ミノタブは、胎児への安全性が不明確な内服薬です。よって妊娠中や授乳中の女性は、ミノタブを内服できません。ミノタブだけでなくミノキシジル外用薬も使用できないので、注意してください。

何か月間効果がなければミノタブの量を検討するべき?

6か月以上飲み続けても効果を感じない場合は、医師に相談しましょう。
ミノキシジルの効果は早くて3か月頃から実感できます。

しかし、人によって効果が出る時期が異なるため、最低でも6か月は飲み続けることが大切です。

飲み始めて3週間〜1か月頃は初期脱毛が起こる可能性があり、すぐには発毛効果を実感できないことがほとんどです。
最初の数か月は目に見える効果が期待できず、もどかしさを感じるかもしれませんが、根気強く治療を続けましょう。

ミノタブ5mgは多い?

一般的に処方されるミノタブの量は2.5mg、多くても5mgです。
循環器系や血圧に不安がある人が5mgのミノタブを服用すると多すぎる可能性があります。

健康状態に不安がある人は、受診時に必ず医師に相談してください。
服用中に副作用を感じた場合も、すぐクリニックに連絡して指示を仰ぎましょう。

まとめ

この記事では、ミノタブの適切な量を解説しました。

  • ミノタブの1日の内服量は2.5mg、多い人で5mgまで
  • 含有量を増やすと副作用のリスクが高まる
  • 量を変える前に生活習慣や治療法を見直す
  • ミノタブの量は自己判断で変えてはいけない

ミノタブは発毛効果が期待できますが、副作用の危険性も持ち合わせた内服薬です。
間違った知識で勝手に量を変えると、健康を損なう可能性があります。

薄毛治療専門のクリニックでは、体質に合ったミノタブの量や他の治療法を提案してくれます。
ミノタブの効果が実感できないときは、自己判断で量を変えずに専門医を受診しましょう。

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

内田医師のプロフィール画像

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