頭皮が臭い!治った理由や正しいヘアケア


アルモ形成外科クリニックHP

ふとした瞬間に自分の頭皮が脂臭く感じたり、枕から嫌な臭いがしたりした経験はありませんか?もしかすると、周りの人もあなたの頭皮の臭いに気がついているかもしれません。臭い頭皮は、頭皮トラブルを起こしている可能性もあるので注意が必要です。

頭皮が臭いと感じても、適切なヘアケアや治療をすることで改善できる可能性があります。不潔な印象を周りに与えないためにも「頭皮の臭いが治った理由」や「改善する方法」を見ていきましょう。

目次

頭皮が臭いと感じる原因

頭皮が臭いと感じる原因は、以下5つです。

それぞれ詳しく解説します。

合わないシャンプーの使用

洗浄力が弱すぎるシャンプーを使うと皮脂汚れが残ります。逆に洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったり1日に何度もシャンプーしていたりしても、頭皮が乾燥して皮脂の異常分泌につながります。皮脂汚れが酸化すると頭皮の臭いが起こるのです。

シャンプー後に「突っ張った感じ」「フケ」「かゆみ」「ベタつき」などの悩みがある人は、シャンプーが合っていない可能性があるので注意しましょう。

脂質・糖質の多い食事

脂っこい食事や外食の多い食生活を送っていると脂質の摂りすぎになり、皮脂の分泌が多くなる傾向にあります。チョコレートやスナック菓子などの糖質が多いものにも注意が必要です。

両者は身体のエネルギー源としては欠かせない栄養素ですが、摂りすぎると頭皮の臭いにつながります。

参考:脂肪 / 脂質|厚生労働省e=ヘルスネット
参考:炭水化物 / 糖質|厚生労働省e=ヘルスネット

寝不足やストレス

睡眠中に分泌される成長ホルモンが頭皮環境を保っていますが、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が少なくなります。その結果、頭皮環境の悪化につながるのです。

またストレスによって自律神経が乱れ、皮脂の過剰分泌を起こすことがあります。溜まった皮脂が酸化して嫌な臭いに発展します。

参考:自律神経系の概要|MSDマニュアル

頭皮トラブル

脂漏性皮膚炎とは、皮脂の異常分泌が起こり頭皮が炎症を起こしている状態です。カビの一種である「マラセチア」が皮脂を餌にして増殖することが、原因の1つだといわれています。

「かゆみ」「炎症」「脂ぎった黄色いフケ」などの症状がある場合は、脂漏性皮膚炎をはじめとする頭皮のトラブルを起こしている可能性があります。

頭皮トラブルにより頭皮環境が悪化すると、AGA(男性型脱毛症)のきっかけとなる可能性があるので注意が必要です。

参考:脂漏性皮膚炎|MSDマニュアル

加齢

加齢臭は男女ともに40代前後から目立ち始める臭いです。皮脂の中に含まれる「パルミトレイン酸」という脂肪酸と「過酸化脂質」が同時に増加します。両者が結びつくことで、加齢臭の原因となる「ノネナール」が作られるのです。

加齢臭は皮脂腺が多い部位で起こります。頭皮も皮脂腺が多く、加齢臭が発生しやすい部位といわれています。

臭い頭皮が治った3つの理由

臭い頭皮でも適切なケアをすることで「治った」と感じることがあります。臭い頭皮が治った理由を3つにまとめました。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ヘアケアを見直した

シャンプーやトリートメントを変えたことで頭皮環境が改善し、臭いの軽減につながったケースが存在します。乾燥しやすい人はアミノ酸系のシャンプー、皮脂が気になる人は石鹸系のシャンプーなど、頭皮の状態に合うものを選ぶことが大切です。

またトリートメントをつけるときに、頭皮に直接つかないようにするだけでもベタつきや臭いを抑える効果が期待できます。

生活習慣を整えた

バランスのいい食事を心がけ、普段から暴飲暴食を避けると頭皮にいい影響を与えます。睡眠不足や慢性的なストレスの解消を心がけることも大切です。

生活習慣を整えると、頭皮環境を保つための成長ホルモンの分泌がスムーズになり、頭皮の臭いが治ることがあります。

治療した

脂漏性皮膚炎を発症している場合、医師の診察を受けた後、塗り薬での治療が可能です。症状がなくなると頭皮の臭いが軽減することがあります。

頭皮のベタつき炎症かゆみに悩んでいる人は、一度医療機関を受診してみてはいかがでしょうか?

臭い頭皮を改善するヘアケアの方法

頭皮の臭いを改善に導くヘアケアの方法を解説します。

それぞれ詳しく解説します。

シャンプー・トリートメント

まず、シャンプーの前のすすぎでは頭皮の汚れをしっかり落としましょう。濡らすだけでなく、指の腹を使いすすぐことが大切です。

次にシャンプーを泡立て、ゴシゴシしないように優しく洗います。シャンプーをすすぐ際は、耳の後ろや襟足などの洗い残しやすい部分は念入りに行いましょう。

トリートメントは適量を毛先だけにつけるのがポイントです。とくに短髪や皮脂が多い人は頭皮の近くにつけるとベタつきの原因となります。

ドライヤー

頭皮の環境を整えるためには、面倒でもドライヤーを使いましょう。自然乾燥させてしまうと頭皮に雑菌が繁殖し、生乾きの臭いがすることがあります。

しっかり根元から乾かして、髪の毛や頭皮に水分が残らないようにすることが大切です。冷風を当てたときに、冷たいと感じる部分がなくなるまで丁寧に乾かしてください。

育毛剤

育毛剤は頭皮のコンディションを整え、抜け毛を予防するアイテムです。髪の毛にハリコシを与え、頭皮環境を整えます。育毛剤を使うタイミングは、ドライヤーをかけた後です。育毛剤のパッケージで使用量の目安を確認し、適量を使いましょう。

頭皮全体にいきわたるように、少しずつまんべんなく塗布します。最後に血行促進のために頭皮をマッサージするといいでしょう。

湯シャンは頭皮の臭いの原因になる?

湯シャンをすると、人によって頭皮の臭いが気になることがあります。湯シャンとは、シャンプーを使わずお湯だけで頭皮を洗うことです。

頭皮から出る汗や皮脂の汚れは、お湯だけでは完全に落ちません。湯シャンが合わないと感じたら、無理に続けないようにしてください。

頭皮の臭いが気になる人は1日2回シャンプーしたほうがいい?

朝と夜2回シャンプーすると頭皮の乾燥を引き起こします。その結果、皮脂の過剰分泌が起こり、頭皮環境悪化につながることがあるので注意が必要です。

頭皮の臭いが気になる人でも、シャンプーは1日1回を目安に行いましょう。

頭皮の臭いが治らない人は医師に相談

ヘアケアに力を入れても臭いが気になる場合は、脂漏性皮膚炎や頭皮トラブルを起こしている可能性があります。脂漏性皮膚炎が疑われる人は、皮膚科を受診しましょう。

なお「頭皮の炎症」「乾燥」「臭い」などは、頭皮環境が悪いことを意味しています。放置すると頭皮トラブルがひどくなり、AGA(男性型脱毛症)を引き起こす可能性があるので注意が必要です。AGAとは、成人男性に起こりやすい進行性の脱毛症で、自然に治ることはありません。気になる人は、薄毛専門のクリニックを受診してみてはいかがでしょうか?

まとめ

頭皮の嫌な臭いが起こる原因には「シャンプー」「食事」「頭皮トラブル」などが上げられます。「ヘアケア」「生活習慣」の改善により、臭い頭皮が治ったと感じることもあるので、諦めずにケアを続けましょう。

頭皮の臭いが気になる人の中には、脂漏性皮膚炎を発症している人が存在します。その場合、早めに医療機関を受診してください。

また頭皮環境が悪い状態が続くと、AGA(男性型脱毛症)を引き起こす可能性があります。

アルモ成形外科クリニックでは、頭皮トラブルやAGAに関するカウンセリングを行っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。


アルモ形成外科クリニックHP

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次