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自毛植毛とは

自毛植毛は、患者様ご自身の毛髪を使用し、薄毛や抜け毛が目立つ部分に移植する革新的な治療法です。AGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくい、後頭部や側頭部の健康な毛髪を用います。

また自毛植毛は、日本皮膚科学会でもグレードB(行うよう勧める)と高く評価されている薄毛治療法で、国際毛髪外科学会(ISHRS)においても薄毛治療は専ら自毛植毛のトピックばかり取り上げられているほど、一般化してきています。

自毛植毛の特徴

  1. 薄毛の影響を受けにくい後頭部や側頭部から毛髪細胞自体を移植するため、持続的で半永久的な効果を期待できます。
  2. ご自身の毛髪を移植するため、拒絶反応や重篤な副作用のリスクが低く自然な仕上がりが期待できます。
  3. 患者様ごとに希望される生え際の形や密度も異なります。その方ごとのデザインや密度、移植量のオーダーメイドに決定することが可能です。

アルモ形成クリニックは、自毛植毛が「人生の質を向上させ、自信と活力を取り戻す」素晴らしい治療と考えています。

「患者様の深い悩みを根本から解決し、患者様、クリニック、スタッフがイキイキと過ごせるという」我々のミッションに直結する治療法であると確信しています。

安全性と信頼性の高い自毛植毛を通じて、患者様一人ひとりが新たな自分を再発見し、毎日を前向きに過ごせるよう、全力でサポートいたします。

自毛植毛のメリット・デメリット

一般的な説明での自毛植毛のメリットとデメリットを以下に列挙いたします。

メリット

  • 自然な仕上がり
    ご自身の髪の毛を使用するため、他人の目から見ても自然な仕上がりが得られます。
  • 持続性の高い解決法
    正しい施術と適切なアフターケアにより、移植した毛髪は半永久的に生え続け、自然なヘアサイクルを保つことが期待されます。
  • 拒絶反応のない安全な治療
    患者様自身の毛髪を使用し、拒絶反応のリスクが少なく安全な治療です。
  • ヘアスタイルの自由度
    治療後は自然な髪の毛と同じようにスタイリングが可能です。患者様のライフスタイルやファッションに合わせて、髪型を楽しむことができます。

薄毛の主な原因であるAGA(男性型脱毛症)は、DHT(ジヒドロテストステロン)という物質が関係しています。特に男性ではその影響を受けやすく、頭頂部や前頭部で抜け毛が進行します。一方、後頭部や側頭部の毛髪はDHTの影響を受けにくいため、これらの部位から健康な毛髪を細胞ごと採取し、薄毛部分に移植することで、半永久的な効果が期待できます。

デメリット

  • 初期費用の高さ
    自毛植毛は、外科手術であり、手術時間も長時間に及ぶため、他の治療法に比べて初期費用が高くなる可能性があります。
  • 完成まで時間のかかる治療
    施術後、毛髪が完全に生え揃うまでには、数ヶ月から1年程度の期間が必要です。
  • 期待通りの結果が得られない可能性
    一部の患者様において、期待したような密度や自然さが得られない場合があります。施術前のカウンセリングで、十分な情報収集とリスクの確認が必要です。
  • 限られたドナー領域
    自毛植毛では、後頭部の健康な毛髪細胞を採取し移植しますが、この採取可能な毛髪細胞の数には限りがあります。従って、広範囲の薄毛には適さない場合があります。

最も注意すべき点は、医師やクリニックの技術や経験によって仕上がりが大きく異なることです。自毛植毛を検討する際は、費用だけでなく、実績や評判の良い医師やクリニックを選ぶことが重要です。

症例写真はそのクリニックの実力を知るために重要な指標となります。

他の治療法との費用比較

自毛植毛の費用を知り、高額に感じるかもしれません。しかし、毛髪細胞が生着すれば施術は一度で完了し、その効果は半永久的に持続します。

一方、内服薬やかつらなどは一回あたりの費用が安いものの、根本的な治療ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。

これから先の人生の満足感を考えるなら、自毛植毛はむしろコストパフォーマンスの良い治療法と言えるでしょう。

治療法 1回の費用 治療回数 メンテナンス料 5年間の費用
自毛植毛 744,000円(500株刈り上げ) 1回 なし 744,000円
内服薬 月額12,500~33,000円 継続 なし 750,000~1,980,000円
かつら 1個220,000~770,000円 継続 年間132,000円 880,000~1,430,000円

このように、5年間治療を継続したと考えると、他の治療法も同じくらいの金額がかかることがわかります。自毛植毛は面倒なメンテナンスが不要で、薄毛の根本的な解決になります。

アルモ形成クリニックでの費用メニューをご覧になりたい方は、自毛植毛の費用・値段についてを合わせてご確認ください。

自毛植毛のメカニズム

自毛植毛は、AGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくい後頭部や側頭部から、 健康的で生命力のある毛髪細胞を精緻にバランス良く採取し、薄毛が進行している部位に直接移植する治療法です。

この際、毛髪だけでなく、それを取り巻く毛髪組織も一緒に採取するため、 植え込み先での生着率が高くなります。この組織と毛髪の組合せを「グラフト」と呼び、 これには毛母細胞が含まれており、これが新しい部位での毛髪成長の源となります。 このグラフトに傷がついていると適切に生えることができずに、生着が不良になります。

この治療法の重要なポイントは、移植される毛髪がDHT(ジヒドロテストステロン)という 男性ホルモンの影響を受けにくいことです。

DHTは薄毛の主要な原因とされており、特に前頭部や頭頂部の毛髪を細く、弱くしてしまいます。 しかし、後頭部や側頭部の毛髪は、このDHTの影響を大きく受けにくいため、 これらの部位から採取した毛髪は、移植後も健康で丈夫な状態を保ち続けます。

このため、自毛植毛は一時的な解決策ではなく、患者様が生涯に渡って、 自然な見た目の毛髪を享受できる持続的な解決策となり得るのです。

自毛植毛の術式比較

植毛施術には主に、「FUE法」と「FUT法」という二つの方法が存在します。両者の違いは、メスを使用するかどうか、つまり手術の方法にあります。これらの手法は、薄毛や脱毛症の治療において広く採用されており、患者のご希望や状態に適した方法が選ばれます。※当院では「FUE法」を採用しております。

カテゴリ FUE法 FUT法
採取方法 パンチニードルを使い、1毛穴ごとにくりぬき採取 頭皮を帯状に切除し、1株ごとに切り分ける
術後の痛み 比較的少ない 術者の技術により、痛みが強く出る可能性がある
術後の見た目 採取部の毛を剃る必要があり、髪型によっては目立つか、ウィッグが必要
※ほとんど目立つことのない『刈らない方法』もある。
周囲の毛で隠れ、ほとんど目立たないが、複数回施術をすると脱毛範囲が拡がり目立つことがある。
傷跡 適切に行えばほとんど目立たない 不適切な技術では線状の傷跡が残り、髪型に制限が生じる
生着率 医師の技術力による 経験豊富なチームであれば生着率は高い
注意事項 実績の豊富なクリニックや医師の選定が重要 施術後の痛みの管理と傷跡のケアが必要

FUT法とFUE法にはそれぞれのメリット・デメリットが存在します。当院ではメリットの多い「FUE法」を採用していますが、それぞれの特性を患者様に理解していただき、患者様ごとのご希望、状態に最も適した方法を選択していただくよう心がけています。また、他院様で受けられたFUT術後の傷跡の修正も行っております。

FUE法の解説

FUE法では、専用のパンチ器具を用いて、グラフトを一つずつくり抜くように採取します。メスを使用しないため「切らない植毛」として知られています。この方法は高い技術と豊富な経験が要求されます。

  • メスを使用しないため、後頭部および患者への負担が軽減されます。
  • 傷跡が目立ちにくく、回復が早い傾向があります。

ただし、医師や看護師の技術が低い場合、毛根切断率が高くなり、生着率が下がる可能性があります。これはクリニックによって植毛成績が異なる大きな理由の一つです。薄毛の症状が部分的である場合や、頭皮が硬くてFUT法に向いていない方にはFUE法が適しています。

当院では「FUE法」を採用していますが、患者様にそれぞれの特性を理解していただき、ご希望やその方の頭皮や毛髪の状態に最も適した方法を選択していただくよう心がけています。

FUT法の解説

FUT法では、後頭部の髪の毛を「頭皮組織ごと」帯状に切除して、それを細かい毛包組織ごとに切り分けます。その後、薄毛の部分に移植します。この方法は、グラフト採取時の「毛根切断率」が低いため、移植先への生着率が高くなりやすい傾向にありますが、切り分け作業において複数名のスタッフが直接切り分け作業を行うため、切断率が上がる可能性も否定できません。

  • 一度の施術で大量のグラフトを採取でき、広範囲の薄毛治療に適しています。
  • FUE法よりも執刀医が切開して縫合する技術があれば、グラフト採取の難易度が低く、短時間で採取工程が済むため、コストを抑えやすい方法です。

しかし、メスを使用するため、後頭部に線状の傷跡が残る可能性があり、同部周辺が脱毛を起し、傷跡がより目立つ可能性があります。また、術後の痛みが強く、傷の治癒に時間がかかることもデメリットとして挙げられます。クリニックや医師の技術によって仕上がりが異なるため、経験と実績のある施設を選ぶことが重要です。

自毛植毛手術の流れ

STEP01

カウンセリング・デザイン

生え癖、毛流、毛の角度など、患者様ごとに適したデザインをご提案します。
個別の希望に合わせたご相談も可能で、M字や富士額など解剖学的に正しいデザインをご提供します。

デザインのイラスト

STEP02

採取・選別

吸引補助システムを使用し、グラフトの損傷を抑えます。
採取した全グラフトは、医師と看護師のダブルチェックの元、状態に問題がないもののみを使用します。

グラフト採取のイラスト

STEP03

グラフト移植

移植先の部位に応じて、適切な太さのグラフトを選び、
生え際やコメカミなどの繊細な部分には細い1本毛を、
ボリュームを増やす部分には太い2本毛・3本毛を使用して移植します。

グラフト移植のイラスト

当院の自毛植毛

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副作用・術後のリスク

植毛手術には数々の副作用やリスクが伴います。以下に、特に注意すべき3点を挙げます。

  • ショックロス
    症状:手術後一時的に発生する可能性があり、これが原因で手術前よりも毛髪の状態が悪く見えることがあります。大半は一時的なものですが、まれに永久に毛が戻らないこともあります。
    対応:ミノキシジル等の薬物を用いて予防・治療。手術計画の精緻化が重要です。
  • 感染や炎症
    症状:手術部位に、毛嚢炎やニキビなどといった炎症、赤み・熱感が発生することがあります。
    対応:抗生物質の塗布や内服、洗浄処置が必要です。改善しない場合は小切開と排膿処置で対応いたします。
  • 出血や血腫
    症状:移植部に出血や血腫ができ、生着不良のリスクがあります。
    対応:軽度のものは自然に回復しますが、重度の場合は小切開が必要です。

アルモ形成クリニックでは、これらの副作用やリスクに対し、十分な注意とケアを行い、患者様の安全と満足を第一に考えています。手術前後の丁寧な説明やカウンセリングを通じて、患者様一人一人の状態やご希望に応じた適切な治療プランを提案し、万が一の事態が発生した場合でも、迅速かつ適切に対応する体制を整えています。患者様が安心して治療を受けられるよう、全力でサポートさせていただきます。

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