LINE相談 Web予約 お電話

なおるん毛髪情報局

AGAの基礎知識 なおるん毛髪情報局

PHYSICIAN SUPERVISING

ページの監修医師

アルモ形成クリニック
院長 内田 直宏(なおるん先生)

  • ISHRS(国際毛髪外科学会)正会員
  • 年間200症例以上の自毛植毛を執刀
  • 違和感ゼロへ導く精密なグラデーションデザイン植毛が得意
アルモ形成クリニック 院長 内田直宏

毛根鞘とは?抜け毛の根元の白い塊は薄毛のサイン?皮脂との見分け方

「抜け毛の根元に白い塊が付いている」「毛根が白いのは薄毛のサイン?」「この白いものは毛根鞘?皮脂?」——抜けた髪を見て不安になった方に向けて、毛根の白い部分の正体と見分け方、注意したい抜け毛の特徴、医療機関に相談する目安をまとめました。

監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)

【この記事の結論】

  • 抜け毛の根元が白く見える理由には、自然に抜けた毛の根元そのものが白っぽく角化していること、毛根を包んでいた組織(毛根鞘)の一部が付いていること、皮脂や角質が付いていることなどがあります。根元が白いこと自体は、薄毛のサインとはいえません。
  • 毛の途中に付いて指で動かせる筒状のものは毛髪円柱(ヘアキャスト)、パラパラ落ちるものはフケのこともあります。ただし、見た目だけで正体を確定することはできません。
  • 注意したいのは白い部分の有無よりも、抜け毛の量が急に増えた、細く短い毛が増えた、生え際や頭頂部が薄くなってきた、円形に抜けている、頭皮の赤み・かゆみが続くといった変化です。
  • 抜けた毛の見た目だけで、薄毛の原因や正常か異常かを判断することはできません。気になる変化が続く場合は、皮膚科や薄毛治療を行う医療機関で相談しましょう。

抜け毛の毛根が白く見える理由とは

髪の毛は、頭皮の中にある「毛包(もうほう)」という袋状の組織の中で作られます。頭皮の中に埋まっている部分を毛根、その一番奥のふくらんだ部分を毛球(もうきゅう)といいます。抜け毛の根元が白く見える理由には、主に次のようなものがあります。

根元の見た目考えられるもの知っておきたいこと
根元が白っぽく、棒の先のように丸くふくらんでいる(乾いていてベタつかない)休止期の毛の根元そのもの(白っぽく角化した部分)ヘアサイクルで自然に抜ける毛でよく見られる
根元を包む半透明〜白いゼリー状・膜状の組織が付いている毛根鞘など、毛根を包んでいた組織の一部の場合がある伸びている途中の毛が引っ張られて抜けたときなどに見られることがある。付いている・いないだけで正常か異常かは判断できない
根元から毛の途中までベタベタ・黄色っぽい皮脂などが付いている可能性(角質や整髪料が混ざることもある)皮脂の量だけでAGAかどうかは判断できない

このように、見た目だけでどれに当たるかを確定することはできず、白い部分があるかどうかだけで薄毛が進んでいるかどうかも分かりません。毛の太さや長さ、抜け毛の量、生え際や頭頂部の見た目の変化とあわせて見ることが大切です。

自然に抜けた毛は、根元が白っぽく丸くなっていることが多い

髪の毛には、伸びる時期(成長期)、成長が止まる時期(退行期)、抜け落ちるのを待つ時期(休止期)をくり返す「ヘアサイクル(毛周期)」があります。退行期から休止期に移る過程で、毛の根元は白っぽく角化して丸い棒の先のような形になり、その後、洗髪やブラッシングなどの際に自然に抜け落ちます。この白い部分は付着物ではなく、毛の根元そのものです。

健康な人でも、1日に50〜100本程度の髪が抜けるのは一般的な範囲とされています(米国皮膚科学会(AAD))。ただし、この本数は目安で、正常か異常かを区切る基準ではありません。本数がこの範囲でも、髪の量が減ってきた、頭皮の症状があるといった場合は相談しましょう。

根元を包む半透明・ゼリー状の組織は毛根鞘の一部の場合がある

毛根鞘(もうこんしょう)は、頭皮の中で毛根を包み込んでいる鞘(さや)のような組織です。髪を結ぶ・ブラッシングで強く引っ張るなどして、まだ伸びている途中の毛(成長期の毛)が抜けた場合などに、根元に半透明〜白いゼリー状・膜状のものとして付いてくることがあります。このとき、根元が黒っぽく見えることもあります。

毛根鞘のような組織が付いていること自体が異常というわけではありませんが、付いている・付いていないだけで正常な抜け毛かどうかは判断できません。

根元から毛の途中までベタベタしている場合は皮脂などの可能性

根元だけでなく毛の途中までベタつきがあり、黄色っぽく見える場合は、毛穴の近くにある皮脂腺から出た皮脂などが付いている可能性があります。皮脂は本来、頭皮や髪のうるおいを保つために必要なものです。皮脂が多いこと自体がAGA(男性型脱毛症)の原因になるわけではありません。皮脂や整髪料などは洗髪で適切に落とし、頭皮を清潔に保ちましょう。

毛の途中に付く白い筒状のもの・パラパラ落ちるもの

「髪の毛の根元に白い塊がある」と感じるもののなかには、毛根に付いたもの以外もあります。

  • 毛髪円柱(ヘアキャスト):毛を筒のように取り囲む白いもので、指でつまむと毛に沿って動かせることが多い
  • フケ:頭皮の角質がはがれたもので、髪をはらうとパラパラ落ちやすい
  • アタマジラミの卵:楕円形で、毛にしっかり付着して指でつまんでも動かしにくい。かゆみがない場合や、周囲に同じ症状の人がいない場合もあるため、毛に固着した卵のようなものがあって判断がつかないときは皮膚科で相談する(米国疾病予防管理センター(CDC))

かゆみや赤み、フケが続く場合は、脂漏性皮膚炎などの皮膚の病気が隠れていることもあるため、皮膚科で相談しましょう。

毛根鞘とは|内毛根鞘と外毛根鞘のしくみ

毛根鞘は、毛根を包む鞘状の組織で、内側の内毛根鞘と、その外側の外毛根鞘に分けられます。

内毛根鞘|伸びる毛を包んで支える

内毛根鞘(ないもうこんしょう)は、毛根のすぐ外側を包む組織で、外側から「ヘンレ層」「ハクスレー層」「鞘小皮(しょうしょうひ)」の3層でできています。毛球で作られて伸びていく毛を包み込み、形を保ちながら頭皮の表面の方向へ導く役割があると考えられています。

外毛根鞘|内毛根鞘の外側を包む層

外毛根鞘(がいもうこんしょう)は、内毛根鞘の外側を包む層で、頭皮の表皮とつながっています。外毛根鞘の一部には、毛包の再生に関わる細胞(毛包幹細胞)が集まる部分があり、ヘアサイクルのたびに毛が作り直されるしくみを支えていると考えられています。

注意したい抜け毛の特徴|毛根の状態と薄毛の関係

根元が白いかどうか、毛根鞘が付いているかどうかだけで、薄毛が進んでいるかどうかは判断できません。抜け毛で注意したいのは、次のような特徴です。

抜け毛の特徴考えられること目安
根元が白っぽく丸い(乾いていてベタつかない)ヘアサイクルで自然に抜けた休止期の毛のことが多い抜け毛の量が急に増えておらず、毛の細さや生え際・頭頂部の変化、頭皮の症状もなければ、様子をみてよいことが多い
根元が黒っぽい・半透明の組織が付いている・血が付いている伸びている途中の毛が、引っ張られるなどして抜けた可能性髪を強く引っ張る習慣があれば見直す。続く場合は皮膚科で相談
根元のふくらみがなく、途中で切れたような断面抜け毛ではなく切れ毛の可能性髪の傷み・摩擦を見直す。多い状態が続く、部分的に薄くなる、頭皮症状がある場合は皮膚科で相談
細く短い毛が多く抜けるAGAなどで髪が細く短くなっている可能性生え際・頭頂部の変化とあわせて医療機関で相談
根元が細くとがった毛がまとまって抜ける・円形に抜けている円形脱毛症など、別の脱毛症の可能性皮膚科で相談
抜け毛が急に増えた(全体的に)高熱・出産・大きな体調の変化などのあとに起こる一時的な脱毛など続く場合は医療機関で相談

表はあくまで目安で、抜けた毛の見た目だけで脱毛の原因を診断することはできません。また、AGAは抜け毛が急に増えなくても少しずつ進むことがあります。医療機関では、頭皮や毛の状態、薄くなっている部分の広がり方、これまでの経過などから原因を判断します。

根元に血が付いている場合

伸びている途中の毛を無理に抜くと、根元に血が付くことがあります。抜いた部分は触りすぎず清潔に保ちましょう。膿が出る、赤みや腫れが広がる、強い痛みがある場合は早めに皮膚科を受診してください。髪を抜く癖がやめられない場合も、医療機関で相談できます。

細く短い抜け毛が増えた場合

AGAでは、遺伝的な体質と男性ホルモンの影響で、生え際や頭頂部の髪が少しずつ細く短くなっていきます(日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」)。細く短い抜け毛が増え、生え際の後退や頭頂部の地肌の見え方が気になる場合は、早めに医療機関で相談しましょう。

皮脂が気になるときの頭皮ケア

抜け毛の根元にベタつきがあると「皮脂が毛穴に詰まって髪が抜けるのでは」と心配になるかもしれませんが、皮脂の量そのものとAGAの関係ははっきりしていません。皮脂のケアは、頭皮を清潔に保つためのものと考えましょう。なお、かゆみやフケは洗浄不足だけで起こるものではありません。

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

詳しく解説します!

洗い方を見直す

指の腹でやさしく洗い、生え際や耳の後ろ、襟足まで時間をかけてすすぎます。整髪料や汗が多い日は、寝る前に洗って落としておくと寝具も清潔に保ちやすくなります。一方で、皮脂が気になるからと1日に何度も洗うと、頭皮が乾燥してかゆみやフケが出ることもあるため、頭皮の状態に合わせた回数にしましょう。

生活習慣を整える

睡眠不足や偏った食事、過度なダイエットは、肌や髪の状態に影響することがあります。生活習慣を整えることは大切ですが、AGAによる薄毛の進行を生活習慣の見直しだけで止めることはできません。

かゆみ・赤み・フケが続くときは皮膚科へ

洗い方を見直しても頭皮のかゆみや赤み、フケが続く場合は、脂漏性皮膚炎などの病気が隠れていることがあります。自己判断でシャンプーや育毛剤を次々に変えるよりも、皮膚科で相談しましょう。

抜け毛や薄毛が気になるときは|医療機関で原因を確認

次のような変化がある場合は、皮膚科や薄毛治療を行う医療機関で原因を確かめましょう。

  • 抜け毛が以前より明らかに増えた状態が続いている
  • 細く短い抜け毛が増えた
  • 生え際の後退や頭頂部の薄さが、以前より進んでいるように感じる
  • 円形に抜けている部分がある
  • 頭皮の赤み・かゆみ・フケがなかなか治まらない

アルモ形成クリニック(東京・秋葉原)では、形成外科医が脱毛の原因や進行の状況、後頭部など採取する部分の状態を診察し、適応がある場合には自毛植毛についてご説明しています。

自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部などの自分の毛包を、薄くなった部分に移植する手術です。移植していない既存の髪のAGAの進行を止める治療ではありません。

刈り上げる方法のアルモHi-STANDARD法と、刈り上げない方法のアルモUn-SHAVEN法があります。当院で自毛植毛を検討している方は、手術を受けるかどうかも含めて無料カウンセリングでご相談いただけます(お問い合わせ:03-3518-5641)。

※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(Hi-STANDARD法1グラフト1,078円、Un-SHAVEN法1グラフト1,870円・いずれも税込)で、別途、植毛手術前の血液検査11,000円(税込)がかかります。例えばM字など800グラフトの場合、血液検査料を含む総額(感染症対策料がかからない場合)はHi-STANDARD法1,078,400円、Un-SHAVEN法1,712,000円(いずれも税込)です。計算例のグラフト数は目安で、必要なグラフト数は診察で判断します。感染症がある方は、別途、感染症対策料198,000円(税込)がかかります(2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。

手術は通常1回・日帰りで、施術翌日の診察(診療の流れ)と、術後6か月・12か月の検診があります。移植した毛は術後3か月頃から生え始め、8か月程度で生えそろってきて、仕上がりの目安は術後1年前後です(当院のよくあるご質問に記載している一般的な経過の目安で、個人差があります)。

主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、術後の抜け毛(ショックロス。通常は一時的ですが、既存毛が回復しない場合もあります)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。

よくある質問(Q&A)

Q1. 毛根が白いとAGAですか?

毛根が白いだけでAGAとはいえません。自然に抜けた休止期の毛は、根元が白っぽく丸くなっていることが多いです。AGAかどうかは、毛の太さの変化や生え際・頭頂部の状態などを医療機関で診察して判断します。

Q2. 毛根鞘が付いていれば健康な抜け毛ですか?

毛根鞘のような組織が付いていること自体が異常というわけではありませんが、付いている・付いていないだけで正常な抜け毛かどうかは判断できません。抜け毛の量や毛の細さ、生え際・頭頂部の変化もあわせて確認しましょう。

Q3. 毛根が黒い抜け毛は異常ですか?

伸びている途中の毛が、髪を結ぶ・強くとかすなどで引っ張られて抜けた可能性があります。一時的であれば心配しすぎる必要はありませんが、黒い根元の毛がまとまって抜ける場合は皮膚科で相談しましょう。

Q4. 毛根のない抜け毛は危険ですか?

根元のふくらみがなく途中で切れたような毛は、抜け毛ではなく切れ毛のことがあります。髪の傷みや摩擦を見直しましょう。切れ毛や抜け毛が多い状態が続く場合は、医療機関で相談してください。

Q5. 頭皮や毛に付いた白い塊は取り除いたほうがよいですか?

抜けた毛に付いている組織や皮脂を取り除く必要はありません。頭皮に残っている白い塊を爪ではがしたり、こすり取ったりすると頭皮を傷つけることがあるため、やめましょう。気になる場合は皮膚科で相談してください。

まとめ

抜け毛の根元が白く見えるのは、自然に抜けた休止期の毛の根元そのものが白っぽく角化している場合や、毛根を包んでいた毛根鞘などの組織、皮脂や角質が付いている場合などがあります。根元が白いこと自体は、薄毛のサインとはいえません。毛の途中に付いて動かせるものは毛髪円柱、パラパラ落ちるものはフケのこともありますが、見た目だけで正体は確定できません。

注意したいのは、抜け毛の量が急に増えた、細く短い毛が増えた、生え際や頭頂部が薄くなってきた、円形に抜けている、頭皮の症状が続くといった変化です。抜けた毛の見た目だけで原因は判断できないため、気になる変化が続く場合は医療機関で相談しましょう。

監修医師コメント

毛根鞘は毛根をを包むように存在する薄い透明な膜です。この膜が非常に大切な役割をしており、毛根への血清や栄養成分を供給してくれています。

過度なダイエットや生活習慣の乱れなどで、ここの膜が痩せ細って脱毛をきたす場合があるため、「ストレスのかからない生活」を意識してもらうとよいと思います。

参考文献
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
American Academy of Dermatology「Do you have hair shedding or hair loss?」
CDC「About Head Lice」

よくあるご質問

カウンセリングについて

カウンセリングを受けた日にそのまま手術を受けられますか?
血液検査の結果が確定してからの手術となるため、基本的には初回のカウンセリングから最低でも1日空けていただく必要がございます。
カウンセリング料金はいくらですか?
対面カウンセリング、オンラインカウンセリングともに無料です。
手術を受けるつもりがなくてもカウンセリングを予約できますか?
手術を当院で検討されている方に限り無料とさせていただいております。他院の植毛手術術後の方は手術を受けたクリニックに一度ご相談いただき、半年経過していれば、再手術は可能ですので、カウンセリングをご予約いただけます。
なぜカウンセリングは必要なのでしょうか?
当院の手術の方法や症例写真などを詳しくお伝えさせていただき、患者様と術後の理想像を共有するために時間をかけて行います。
カウンセリングキャンセルにつきまして
当院は完全予約制のクリニックとなります。カウンセリングのキャンセルについては、キャンセルポリシーに基づき3300円(税込)がかかります。
治療内容やリスクについてはしっかり説明してもらえますか?
治療のメリットだけでなく、考えられるリスクや注意点についても、事前にしっかりご説明しています。
当院では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、契約書・同意書・個人情報の取り扱いについて顧問弁護士の監修を受けています。

ご不安な点が残ったまま治療を進めることはありませんので、ご安心ください。
カウンセリングや手術は誰が担当しますか?
カウンセリング・診察からデザイン、手術、術後検診まで、形成外科医である内田院長が一貫して担当いたします。カウンセリングだけ別の担当者が行うことはございません。

詳しくは、よくある質問でもご覧頂けます

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

内田医師のプロフィール画像

この記事をSNSでシェアする

まずはカウンセリングから。お気軽にご相談ください。

03-3518-5641

営業時間:10:00〜19:00(土日祝診療)
定休日:月曜日・木曜日(ただし、祝日は営業)

無料相談(施術・カウンセリング)のご予約