- ホーム
- フィナステリドのやめどきを分かりやすく解説!重要ポイント総まとめ
なおるん毛髪情報局
フィナステリドのやめどきを分かりやすく解説!重要ポイント総まとめ

- フィナステリドはいつまで使えばいいの?
- ずっと飲んでるのに効果がでない
- 服用を辞めるタイミングが知りたい
AGA治療薬として髪の再生や髪質の改善が期待できるフィナステリド。
一方で、服用しても効果がみられず不安に感じたり、費用や副作用で頭を悩ませていたりする方もおられるでしょう。
なかには治療の中断を検討している方もいるかもしれません。
しかし、フィナステリドは自己判断でやめると、かえって症状が悪化する可能性があります。
自己判断したタイミングは服用期間として短すぎたり、AGAの治療への理解が誤っていたりすることもあります。
この記事の内容は以下の通りです。
- フィナステリドをやめるタイミング
- フィナステリドをやめるメリット
- フィナステリドをやめるデメリット
- フィナステリド以外の治療法
フィナステリドをやめて後悔することのないよう、やめるタイミングのポイントについて詳しくみていきましょう。
目次
フィナステリドをやめるべきタイミング
フィナステリドのやめるべきタイミングは以下の6つです。
- 12か月以上効果が出ないとき
- 子づくりするとき
- 経済的に苦しいとき
- 副作用が強いとき
- 初期脱毛期間が長いとき
- 個人輸入しているとき
辛い思いをしてまで今の治療を続ける必要はありません。
当てはまるタイミングがあれば、治療の中断を検討しましょう。
12か月以上効果が出ないとき
日本皮膚科学会ガイドラインによると1年以上服用を継続すると、約60%にAGA改善効果、約40%に現状維持の効果が見られています。
効果がみられないときには他の原因が考えられるため、医師に相談しましょう。
子づくりするとき
フィナステリドの副作用の1つに性機能障害があり、性欲減退や勃起機能不全、精液量の減少などの症状が起こる可能性があります。
参考:5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 ◎男性型脱毛症用薬◎ フィナステリド錠
経済的に苦しいとき
AGA治療薬の種類によって価格は異なりますが、フィナステリドの費用は3,000〜10,000円/月程度です。
費用の負担が大きいと感じたら、医師に相談することで薬の成分を弱くしたり、減薬したりといった対応が可能です。
副作用が強いとき
前述した性機能障害の他にも、肝機能障害やアレルギー症状といった副作用が起こる可能性があります。
日常生活に支障をきたしている場合は内服を中止し、医師に相談しましょう。
初期脱毛期間が長いとき
初期脱毛は治療開始から10日〜1か月後から始まり、3か月ほどで落ち着くと考えられています。
抜け毛の量が減らないときは他の原因が考えられるため、医師に相談しましょう。
個人輸入しているとき
海外製のAGA治療薬は安価での購入が可能ですが、安全性が保証されていません。
健康被害の可能性もあるため、早めに内服の中止を検討しましょう。
参考:NIHS 医薬品安全性情報Vol.21 No.07 (2023/3/30)
フィナステリドをやめるメリット
フィナステリドをやめることによるメリットは、以下の3つです。
費用や症状によるストレスを感じている方もおられるでしょう。
フィナステリドをやめることにより、気持ちが楽になる可能性があります。
副作用による症状の軽減
フィナステリドの副作用の発症率は数%とされており、発症する可能性は低いです。
しかし、副作用に不安を感じている方にとっては精神的負担の軽減につながります。
金銭的な負担の軽減
AGAは進行性であり継続的な治療が必要になるため、フィナステリドの内服期間も一定期間必要です。
毎月数千円〜数万円を要することから、支払いを苦痛に感じている方にとって大きなメリットといえるでしょう。
効果がみられないことへの不安の解消
AGA治療は効果がみられるまでに6か月は必要です。効果が見られず、ストレスを感じる方もおられるでしょう。
治療をやめることで、こういったストレスからの解放が可能です。
フィナステリドをやめるデメリット
フィナステリドをやめると、服用中に見られていた効果が消失し、症状が再度進行します。
これまで治療にかかった費用や時間もすべて無駄になってしまうため、やめるときは慎重に検討しましょう。
AGAの完治は困難であることへの理解も大切です。
AGAは進行性の脱毛疾患であり、治療も症状の進行自体を止めるのではなく、進行を抑えて悪化を防ぐための方法です。
AGAの「完治」は個人の状態によって判断されており、定義づけられているものではありません。
フィナステリドを自己判断でやめると、抜け毛が急激に増えるといった予期せぬ副作用が出る可能性があるため注意が必要です。
AGAの進行度や個人の体質によって適切な治療方法や期間は異なります。
中止を検討する際には必ず医師に相談しましょう。
フィナステリド以外の治療法
AGAにはフィナステリド以外にも多くの治療法があります。
薬に頼らず、生活習慣を改めるだけでも症状の軽減につながります。
フィナステリドが合っていないからといって治療をやめるのではなく、自分に適した別の治療法がないかを検討することも大切です。
治療法の比較
AGAの治療法は、薬物療法や植毛手術、低出力レーザー治療など様々です。
フィナステリドは薬物療法の1つですが、他にも「ミノキシジル」や「デュタステリド」といった作用が異なる治療薬もあります。
治療法によって費用も異なり、低出力レーザー治療が約5,000円、薬物療法が約5,000〜2万円、植毛手術が約30〜200万円必要です。
どの治療法が適しているかは個人によって異なります。
フィナステリドが合わないと感じたら、費用や好みを踏まえつつ自分に合った治療法を検討してみましょう。
AGAを改善させる生活習慣
生活習慣の乱れもAGAが悪化する原因です。
適度な運動や睡眠時間の確保、バランスの取れた食事など健康を維持するための習慣がAGAの症状の軽減につながります。
ストレスも悪化の原因につながるため、意識してリラックスする時間を作ることが大切です。
濡れた状態での頭皮マッサージも効果が期待できます。
普段の生活を整えるだけでもAGA治療の効果は変化します。
思い当たる方は、治療をやめる前にまずは生活習慣を見直すことから始めてみましょう。
まとめ
今回の記事では、フィナステリドのやめるタイミングだけでなく、やめることによるメリット・デメリット、その他の治療法について紹介しました。
- 1年以上効果が出ないとやめるのを検討する
- やめることで金銭面や時間のロスを防げる
- 薬物以外の治療法も参考にしてみる
フィナステリドの服用を続けていても期待する効果がみられず、中断を検討することもあるでしょう。
しかし、タイミングを誤ってしまうと、今までの努力が無駄になるだけでなく今後も症状に悩む可能性があります。フィナステリドをやめるときは、必ず医師に相談しましょう。
この記事を読むことにより、フィナステリドのやめどきについて理解し、自分に合った治療法を見出すことにつながれば幸いです。
アルモ形成クリニックでは、専門家による徹底したカウンセリングを行っています。
ぜひ一度アルモ形成クリニックにご相談ください。
このコラムの著者
アルモ形成クリニック
院長 内田直宏
筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

まずはカウンセリングから。お気軽にご相談ください。
03-3518-5641
営業時間:10:00〜19:00(土日祝診療)
定休日:月曜日・木曜日(ただし、祝日は営業)