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なおるん毛髪情報局

なおるん毛髪情報局 生活習慣

PHYSICIAN SUPERVISING

ページの監修医師

アルモ形成クリニック
院長 内田 直宏(なおるん先生)

  • ISHRS(国際毛髪外科学会)正会員
  • 年間200症例以上の自毛植毛を執刀
  • 違和感ゼロへ導く精密なグラデーションデザイン植毛が得意
アルモ形成クリニック 院長 内田直宏

白髪は警告急に増える原因はまさかアレ?考えられる病気や対策を解説

急に白髪が増えて焦ったことはないでしょうか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

黒い髪はそもそもメラニン色素が髪の中に取り込まれることでできます。
メラニン色素が加齢により作られにくくなり、白髪となります。
原因は遺伝的要因、ストレス、ヘアカラー、生活習慣など多岐にわたります。
また、生まれつき、メラニン色素が生成されない病気で、毛髪が白髪となる方もおられます。

  • そもそもなぜ白髪になるの?
  • 急に白髪が増える原因って何?
  • 病気が関係しているの?

このような疑問に答える記事を用意しました。この記事の内容は以下の通りです。

白髪が生えるメカニズム
・急に白髪が増える原因
・急な白髪で考えられる病気

白髪対策についても普段から取り入れやすい方法をまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

白髪が生えるメカニズム

白髪が生えるメカニズム

髪の毛の色は、「メラニン色素」と呼ばれる色素によって決まります。メラニン色素は毛根部分に存在する色素細胞「メラノサイト」で作られ、成長する髪の毛に取り込まれることで黒色や茶色の髪として生えてきます。

しかし、何らかの原因でメラニン色素が十分に作られなくなると、色素を持たない髪が生え、白髪として現れます。

白髪が生じる主な原因

白髪は、主に以下のような要因によって発生すると考えられています。

  • メラノサイトの機能低下(加齢・炎症・酸化ストレスなど)
  • メラノサイトの消失や減少

最新研究でわかってきた白髪の原因

近年の研究(2023年、米NYU発表)では、白髪の発生メカニズムについて新たな知見が報告されています。

2023年に発表された研究では、髪の色素を生み出す元となる「メラノサイト幹細胞」が、加齢によって毛包内を正常に移動できなくなることが白髪の一因である可能性が示されました。

本来、メラノサイト幹細胞は毛髪の成長サイクルに合わせて移動しながら新しいメラノサイトへと変化します。しかし、加齢によってこの機能が低下すると、メラニン色素を作る細胞が十分に供給されなくなり、白髪が増加すると考えられています。

白髪は複数の要因が重なって発生する

白髪は単純に「年齢のせい」だけで起こるものではありません。加齢に加えて、ストレスや生活習慣、栄養状態、遺伝などさまざまな要因が関与しています。

そのため、「最近急に白髪が増えた」と感じる場合は、生活習慣や健康状態の変化が影響している可能性もあります。白髪の原因を正しく理解することで、適切な対策や予防につなげることができます。

これらのメカニズムを踏まえて、急に白髪が増える原因について見ていきましょう。

急に白髪が増える原因

急に白髪が増える原因

「最近、急に白髪が増えた気がする」「以前より白髪が目立つようになった」と感じると、不安になる方も多いのではないでしょうか。

白髪が増える背景にはさまざまな要因がありますが、根本的な原因は髪の色を作る「メラニン色素」の生成が低下することにあります。

メラニン色素を作る力が低下すると白髪になる

髪の毛の色は、毛根に存在するメラノサイト(色素細胞)が作り出すメラニン色素によって決まります。

しかし、加齢や酸化ストレス、頭皮環境の悪化などによってメラノサイトの機能が低下すると、メラニン色素が十分に作られなくなり、白髪として生えてくるようになります。

また近年の研究では、メラノサイトの元となる「メラノサイト幹細胞」が毛包内で正常に移動できなくなることも、白髪の発生に関係していることが明らかになっています。

メラニン色素を作る働きが鈍くなる

白髪は加齢だけでなく、頭皮環境の状態にも大きく左右されます。

頭皮の血流が低下したり、乾燥や炎症が続いたりすると、毛根へ十分な栄養や酸素が届きにくくなります。その結果、メラノサイトの働きが低下し、メラニン色素の生成に悪影響を及ぼす可能性があります。

さらに、頭皮環境が悪化するとターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)が乱れ、バリア機能が低下することで毛根へのダメージが蓄積しやすくなります。

白髪が急に増える年齢は?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

10代、20代の若い方でもメラニン生成が行われずに白髪となることはございますが、最も多い年齢は50代と言われいます。特に「白髪は50歳で50%の人が50%白髪になる(いわゆる“50-50-50ルール”)とも言われます。

ストレス

ストレス

「強いストレスを感じてから急に白髪が増えた」という経験をした方もいるかもしれません。近年の研究では、ストレスが白髪の発生に深く関与していることが明らかになっています。

ストレスが白髪を増やすメカニズム

強いストレスを受けると、自律神経の一つである交感神経が過剰に活性化します。その結果、血管が収縮して頭皮の血流が低下し、毛根へ十分な栄養や酸素が届きにくくなります。

さらに、ストレスによって活性酸素が増加すると、髪の色を作るメラノサイトや、その元となるメラノサイト幹細胞にダメージを与える可能性があります。

メラノサイト幹細胞が減少すると、メラニン色素を生成する細胞が補充されなくなり、白髪が増える原因になると考えられています。

研究で明らかになったストレスと白髪の関係

2020年に発表された研究では、強いストレスによって交感神経が活性化し、メラノサイト幹細胞が急激に減少することで白髪が増えるメカニズムが示されました。

また、2021年に発表された研究では、一部の白髪についてはストレスが軽減されることで色素が回復し、再び黒髪へ戻る可能性があることも報告されています。

ただし、すべての白髪が元に戻るわけではなく、加齢による白髪やメラノサイトが完全に失われた場合は自然に黒髪へ戻ることは難しいと考えられています。

ストレス管理が白髪予防につながる

ストレスを完全になくすことは難しいですが、適切にコントロールすることで頭皮環境や毛髪の健康維持につながる可能性があります。

以下のような習慣を意識するとよいでしょう。

  • 十分な睡眠をとる
  • 適度な運動を行う
  • 趣味やリラックスできる時間を作る
  • バランスの良い食事を心がける
  • 深呼吸やストレッチなどで気分転換を行う

白髪の原因は加齢だけではありません。ストレスや生活習慣の乱れも影響するため、心身の健康を維持することが白髪予防の第一歩といえるでしょう。

急に白髪が増えたのはストレスが原因ですか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

強いストレスにより色素細胞がメラノサイト幹細胞が失われ、メラニン色素を作らなくなり、白髪となります。

栄養不足(偏った食生活)

ビタミンB12・ビタミンD3・鉄分・亜鉛・銅の不足はメラニン生成に悪影響を与えることがわかっています。

最近の包括的レビュー(2024年)によると、若白髪の人では血清フェリチン(貯蔵鉄)ビタミンD3カルシウムが有意に低いとの報告や、25歳未満の若白髪では善玉コレステロール(HDL)の低値・ビタミンB12不足との関連も指摘されています。(healthjade.nethealthjade.net)。

また、銅不足は古くから白髪との関連が示唆され、亜鉛や鉄も含めミネラルバランスが色素形成に影響するという知見があります

極端なダイエット、インスタント食品中心の食生活、慢性的な睡眠不足や運動不足も代謝を低下させ白髪を増やす要因に。

遺伝

白髪の原因として、遺伝的要因も大きく関係していると考えられています。実際に、「親が若い頃から白髪が多かった」「家族に白髪が多い人がいる」という場合、自身も白髪が出やすい傾向がみられることがあります。

白髪と遺伝の関係

白髪の発生には、メラニン色素を作るメラノサイトの働きが関係しています。しかし、なぜ同じ年齢でも白髪の量に大きな差が出るのかについては、遺伝的な要素が影響していると考えられています。

現在のところ、白髪に関わる遺伝子について研究は進められているものの、白髪が発生するメカニズムのすべてが解明されているわけではありません。

ただし、遺伝的な体質によってメラノサイトの機能が低下しやすかったり、メラニン色素を髪へ送り込む働きに影響が出たりする可能性が指摘されています。

若白髪は遺伝の影響を受けやすい

特に20代や30代で目立つ若白髪や、子どもの頃から見られる白髪については、遺伝的要因が関係しているケースも少なくありません。

もちろん、ストレスや栄養不足、生活習慣の乱れなどが影響している場合もありますが、家族に若白髪の方が多い場合は、遺伝的な体質が背景にある可能性があります。

遺伝だからといって諦める必要はない

遺伝的要因は自分で変えることができませんが、頭皮環境や生活習慣を整えることで、白髪が増えるスピードを緩やかにできる可能性があります。

  • バランスの良い食事を心がける
  • 十分な睡眠を確保する
  • ストレスを溜め込まない
  • 紫外線対策を行う
  • 頭皮環境を清潔に保つ

こうした日常的なケアは、健康な髪を維持するためにも重要です。

遺伝は白髪の要因の一つですが、それだけで白髪の量が決まるわけではありません。生活習慣や頭皮環境も大きく影響するため、総合的なケアを意識することが大切です。

急に白髪が増えたのは病気のサイン?考えられる3つの疾患

急に白髪が増えたのは病気のサイン?考えられる3つの疾患

急に白髪が増える原因として、ストレスや栄養不足や遺伝などをご紹介しましたが、病気が原因になっている可能性もあります。

そこで白髪が増える原因として考えられる病気3選をご紹介します。

それでは見ていきましょう。

悪性貧血

悪性貧血とは、ビタミンB12の不足が原因で起こる貧血です。 ビタミンB12は神経や血液を健康に保ち、DNAの生成を助ける働きがあります。

悪性貧血と白髪はどのように関係しているのでしょうか。

まず、ビタミンB12を含む食べ物を摂取すると、胃酸がビタミンB12をタンパク質から切り離します。

そして、ビタミンB12は胃の中で作られたタンパク質の一種である内因子と結合し、体内に吸収されるのです。

ビタミンB12の吸収には内因子が欠かせませんが、悪性貧血にかかると、内因子を作ることができません。

そのためビタミンB12を充分に吸収できなくなります。

ビタミンB12はDNAの合成に必要な成分なので、不足すると正常にDNAが作られません。

つまり、 髪を黒くする色素であるメラニンを作るメラノサイト細胞も作られなくなります。

メラニンが減るため黒髪ができず、白髪が増えるのです。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が充分に行なわれない病気です。

甲状腺ホルモンは、甲状腺から分泌されるホルモンで、全身の新陳代謝を活発にする働きがあります。

甲状腺ホルモンの分泌が少なくなると、全身の代謝が低下して身体のさまざまな機能が低下するのです。

白髪の症状もそのひとつで、甲状腺の機能が低下するとメラノサイトが正常に働かなくなり、白髪を引き起こします。

関連記事:甲状腺機能低下症による脱毛?AGAとの違いは?植毛してもよいの?

腎不全

腎不全は尿などのろ過機能が低下し、充分に老廃物を排泄できなくなる病気です。

腎臓は心臓から送り出されてきた血液をろ過し、老廃物を尿として排出する働きを持っています。

腎不全を起こすと、全身の臓器に機能障害が起きてさまざまな症状が現れます。

髪も正常に成長できなくなり、メラノサイトにも影響が及ぶために白髪が増えるのです。

心疾患

白髪そのものは基本的に美容上の問題ですが、「白髪の多い人は心疾患リスクが高い」といった疫学研究も一部あります。(healthjade.net

例えばコペンハーゲン市民研究では、男性の場合に白髪が多い人ほど心筋梗塞リスクが増加したという結果があります。(healthjade.net

また白髪と骨密度低下の関連を指摘する声もあります。(healthjade.net)※近年は否定的な研究もある)。

白髪を増やさない対策

急に白髪が増えると、心配になりますよね。

年齢を重ねて白髪が増えた可能性もありますが、病気が関連している場合は要注意です。

そんな事態を防ぐためにも普段から心がけてほしい習慣があります。

  • バランスの取れた食事を摂る
  • 良質な睡眠を確保する
  • 紫外線対策をする
  • ストレスをためこまない

普段から、これらを意識して心がけてみましょう。

バランスの取れた食事を摂る

白髪を増やさない食事について、特に心がけるべき栄養素はたんぱく質、ビタミンです。

タンパク質は髪を構成する成分であり、タンパク質が不足すると白髪のリスクは増えます。

タンパク質を摂取すると、一度腸内でアミノ酸に分解されたのちに身体に行き渡り、再びタンパク質として構築されます。

健康な髪の生成は、生命維持の観点からすれば優先度は低めです。そのため髪に栄養が行き渡るのは後回しとなります。

そのため、タンパク質の摂取量が少ないと肌や髪に割り振られるタンパク質は少なくなり、抜け毛や白髪のリスクが増加するのです。

また白髪対策に効果的なビタミンは、ビタミンB12です。

ビタミンB12にはメラノサイトの機能を活性化し、メラニン色素を増やす効果があります。

ビタミンB12は主に魚貝類や牛・豚のレバーに多く含まれるので意識的に取り入れましょう。

具体的には、以下のような食事が白髪予防に有効とされています。

  • 魚介類(ビタミンB12)
  • レバー(鉄分・亜鉛)
  • ナッツ・豆類(ビタミンE・銅)

適切に摂取することが白髪予防の第一歩と言われています。

良質な睡眠を確保する

成長ホルモン分泌に必要な「深い眠り」を意識し、入眠環境を整えましょう。

成長ホルモンは髪の正常なサイクル、代謝に必要なホルモンです。

紫外線対策をする

紫外線によって、メラノサイトがダメージを受けて黒髪を生成する機能が止まる場合があります。

分け目部分に白髪が多いと感じる人は、紫外線が影響しているかもしれません。

紫外線対策には、帽子や日傘がおすすめです。

また、頭皮専用の日焼け止めスプレー(UVスプレー)も販売されています。

帽子や日傘を普段使用しない人は利用してみてもいいかもしれません。

ストレスをためこまない

ストレスは白髪の原因です。生活習慣を見直すことで、白髪の予防につながります。

ストレスがたまっていると感じるのであれば、運動する習慣をつけることがおすすめです。

運動するとストレスに対抗するホルモンである「セロトニン」が活性化します。

ラジオ体操や通勤時のウォーキングなど、できることから始めてみましょう。

禁煙・過度な化学的刺激を避ける

喫煙は毛細血管を収縮させ、メラニン供給を妨げます。

ブリーチや強いヘアカラーは頭皮を傷つけ白髪を促進してしまいます。

白髪に関するよくある質問

白髪は黒髪に戻せますか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

基本的に一度白髪になってしまうと、黒い髪になることは難しいと言われており、戻る確率は1割〜2割程度と言われております。
例えば白髪の原因がストレスの場合には、ストレスがなくなることで、黒髪になることはあります。

白髪の多い場所によって気をつけるべきことはありますか?

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

白髪が、毛髪全体でなく部分的に現れること、こめかみや後頭部、その他部分的に生じることがあります。
その部分の毛髪にストレスがかかり、色素細胞がメラニンを生成できなくなるためです。
白髪予防には、食生活に気をつけて、運動習慣を守る、喫煙をやめる、ストレスをかけないといった心がけが重要となります。
また、ヘアカラーにより頭皮や毛髪にダメージがいくことも避けたほうがよいでしょう。

20代30代で白髪が増えて不安になっている方へ

なおるん院長        
内田直宏先生
(アルモ形成クリニック院長)

20代30代で白髪が増えた場合にはまず毛髪専門家の医師の診察を受けることが重要です。
早期に発見し、その方の原因をなるべく取り除いてあげることで白髪から黒髪になるケースもあります。
ただ、20代で白髪になっているケースの場合には原因が遺伝の場合もあるため、その場合には治療が難しいケースもあります。

まとめ

白髪は、髪の色を作るメラニン色素が減少することで発生します。その背景には、メラニンを生成するメラノサイトの機能低下や減少が関係しており、加齢だけでなく、ストレスや栄養不足、生活習慣の乱れなどさまざまな要因が影響しています。

特に、睡眠不足や偏った食生活、慢性的なストレスは頭皮環境やメラノサイトの働きに悪影響を与える可能性があるため、日頃から規則正しい生活を心がけることが大切です。タンパク質やビタミン、ミネラルをバランス良く摂取し、十分な睡眠と適度な運動を取り入れることで、髪や頭皮の健康維持につながります。

また、急激に白髪が増えた場合は、加齢や遺伝だけでなく、悪性貧血や甲状腺機能低下症、腎機能障害などの病気が関係している可能性もあります。白髪に加えて、疲労感やむくみ、抜け毛などの症状がある場合は、一度医療機関で相談してみることをおすすめします。

白髪は誰にでも起こり得る自然な変化ですが、生活習慣を見直し、体の健康状態を整えることが将来の髪の健康にもつながります。気になる変化がある場合は、早めに専門家へ相談し、適切な対策を行いましょう。

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

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