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なおるん毛髪情報局

なおるん毛髪情報局 薄毛コラム

10代の若ハゲは治る?若ハゲの原因や対策を紹介【10代の男女必見】

  • 最近、高校の友達に薄毛を指摘された。
  • まだ若いのに、なんでこんなに髪が抜けやすいのだろう…
  • 若ハゲに悩んでいるけど、どうすれば良くなるの?

最近、若ハゲで悩む高校生や大学生が増えてきていますが、若ハゲについてよくわからない人も多いのではないでしょうか。

若ハゲがあると視線が頭に集まっている気がして、自分の容姿に自信がもてないことも。ただ、若ハゲについての原因や対処法を理解すれば、若ハゲの悩みを解決して自信につながります。

この記事では、以下の内容について紹介します。

  • 10代で若ハゲになる確率
  • 10代で若ハゲになりやすい原因
  • 10代の若ハゲを改善する方法

最後読むと、若ハゲについて詳しくなり、しっかり行動することで若ハゲについて悩まなくなりますよ。

10代で若ハゲになる原因がAGAの確率は約10%

近年、20代〜30代の方が悩んでいる「若ハゲ」が10代でも発生しています。

10代で若ハゲが発症する原因は多くありますが、AGA(男性型脱毛症)が原因である確率は約10%と推定されています。

日本皮膚科学会による「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」によると、AGAの発症確率は20代で10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40%とされており、10代での発症確率は約10%以下です。

また日本人男性の3分の1がAGAを発症するとも言われています。

日本人男性の人口は2022年10月時点で約6千万人のため、そのうち約2千万人でAGAの発症、そのうち10%以下の約150〜200万人が10代で若ハゲに悩まされている計算になるのです。

ここからは、若ハゲの概要や10代で若ハゲになりやすい原因について紹介します。

10代に増えている若ハゲとは

若ハゲとは、一般的に若年性脱毛症と言われています。

若ハゲという言葉の定義は決まっていませんが「10代〜30代の年齢で毛量が以前と比較して減っている」「生え際が後退している」といった症状に該当すると、若ハゲとみなしてよいでしょう。

現在では、高校生や大学生などの10代の若者に増えています。

また、男性だけでなく女性で若ハゲに悩んでいる人が多いのも特徴です。

10代が若ハゲになる原因

10代で若ハゲになる原因の1つとして考えられているのは、AGA(男性型脱毛症)やFPHL(女性型脱毛症)です。

AGAガイドラインでは、男性型脱毛症について「毛周期の過程で成長期が短くなり、休止期にとどまる毛包が多くなることを病態の基盤」と定義しています。

何かしらの原因によって、髪の成長が止まってしまい抜け落ちるため、最終的に髪の毛が表皮にあらわれなくなります。

遺伝はAGAになる原因の1つです。
祖父母でAGAを発症している場合は、年齢を問わず、10代でも発症する可能性が高くなるでしょう。

特にAGA の関連遺伝子は、母親由来のX染色体のゲノムに由来していると言われています。

また、FPHL(FAGA)になる原因としては、ホルモンバランスの変化や髪の牽引など様々な要素が関与しています。
複合的な要因から10代での発症が増えていると考えられているのです。

10代でなりやすい若ハゲの特徴7選

若ハゲには薄くなった部位や抜け方によって、さまざまな特徴があります。

若ハゲの特徴には以下のようなものがあります。

  • 左右の生え際が後退する【M字ハゲ】
  • 頭頂部から薄くなる【O字ハゲ】
  • M字とO字が同時進行【U字ハゲ】
  • 全体的に薄くなる【びまん性脱毛症】
  • 引っ張られた部位が抜ける【牽引性脱毛症】
  • 毎日100本以上の毛が抜ける
  • 細い毛や短い毛が多い

それぞれ解説していきます。

特徴➀:左右の生え際が後退する【M字ハゲ】

M字ハゲは、おでこの左右にある生え際が後退して、正面から見たときにM字に見えます。

生まれつき後退している人と、過ごしていく中で後退していく人に分けられます。

M字ハゲの基準としては、「眉をあげた際に1番上にできるシワと、生え際の1番後退している深い部分の間が指何本分か」を目安にしましょう。

指2本分・・・生まれつきの人も多い
指2本分以上・・・後天的なM字ハゲの可能性あり

特徴②:頭頂部から薄くなる【O字ハゲ】

O字ハゲは、つむじの部分から徐々に薄くなっていくため、上から見たときにO字に見えます。

頭頂部分は鏡でも確認しにくいため、自分では気づきにくいのが特徴です。

頭頂部分から次第に範囲が広くなっていくため、人から言われて気づいたら、かなり薄くなっていたというケースもあります。

特徴③:M字とO字が同時進行【U字ハゲ】

U字ハゲは、M字ハゲによる「生え際の後退」と、O字ハゲの「頭頂部の薄毛」が同時進行で生じている状態です。

耳の上であるサイドと後頭部にしか髪が残っていないように見えます。

頭頂を後面から見たときにU字に見え、3つのハゲの中では最も深刻なハゲと言われています。

範囲も広いため進行に気づきやすいのもU字ハゲの特徴です。

特徴④:全体的に薄くなる【びまん性脱毛症】

びまん性脱毛症は、広範囲にかけて髪のボリュームがなくなる脱毛症であり、女性に多いのが特徴です。

M字、O字、U字といった3つのハゲとの違いは、一部分が抜けていくのではなく、全体が少しずつ薄くなっていきます

「あれなんか髪の毛が薄くなっているな」と感じたら、びまん性脱毛症の可能性を考えてみてください。

特徴⑤:引っ張られた部位が抜ける【牽引性脱毛症】

牽引性脱毛症は、長い時間髪が引っ張られたせいで、引っ張られている部位が抜けやすくなる脱毛症です。

ヘアアレンジなどの機会が多い女性で発症しやすいです。

髪を引っ張るという物理的な要因のため、年齢は関係なく小中学生でも発症する場合があります。

無理やり外力が加わって抜けているため、抜けた毛には白い付着物がついていることがあるのも牽引性脱毛症の特徴です。

特徴⑥:毎日100本以上の毛が抜ける

髪の毛が1日100本以上抜けていると、若ハゲの可能性があります。

通常、1日で抜ける髪の量は50本〜100本と言われているからです。

以下のようなタイミングで、「あれ、いつもより抜け毛が多いな」と感じたら注意してください。

  • 髪を洗っているとき
  • ブラシで髪を梳いているとき
  • ドライヤーをしているとき
  • 夜寝ているとき

特徴⑦:細い毛や短い毛が多い

脱毛症だと抜けた毛が細かったり、短かったりする場合があります。

髪が生成されてから抜け落ちるまでを毛周期と呼び、「成長期」「退行期」「休止期」に分けられます。

毛周期のうち成長期で髪が抜けると、細い毛や短い毛が増えやすくなります。

通常の髪と違う毛が増えている場合は、毛周期が乱れている可能性があるため若ハゲの前兆かもしれません。

10代の若者が若ハゲになりやすい理由6選

若ハゲになりやすい理由には以下のものが挙げられます。

  • スマホの見すぎ
  • 食生活が乱れている
  • 睡眠時間が足りない
  • ストレスを感じやすい
  • 頭皮に負担がかかる髪型にする
  • カラーやパーマを頻繁にする

特に思春期では生活習慣が乱れたり、ストレスを感じたりすることも。

それぞれ解説していきます。

理由➀:スマホの見すぎ

スマホの見すぎは眼精疲労を引き起こすと言われています。

眼精疲労で生じたダメージを修復するために「システイン」という物質が使われます。

システインは、髪の主成分である「ケラチン」を構成するアミノ酸の1つです。

システインが不足するとケラチンの不足も同時に引き起こし、髪に栄養が届きにくくなります。

また同一姿勢でスマホを見ていたり姿勢が悪いと、首や肩、頭皮のコリを引き起こしやすく、血流が悪くなりやすいです。

とくに高校生や大学生は、スマホが生活の一部となっており、なかなか手放せない人も多いのではないでしょうか。

TikTokやYouTubeなどスマホを長い時間見ていると、目に負担がかかっていることを認識しましょう。

理由②:食生活が乱れている

普段の食生活が乱れていると若ハゲの原因となります。

若者で多いのは、栄養バランスが偏ったカップ麺などの食事や、過度なダイエットによる食事制限による若ハゲです。

髪の成長に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素が摂取できないため髪が抜けやすくなります。

以下にあてはまる方は、食生活の乱れが抜け毛の原因になる可能性があります。

  • 友達と外食に行く機会が増えた
  • 食事をまったく摂らないダイエット方法を実践している
  • 1人暮らしでいつも同じ食べ物ばかり食べている
  • カップ麺などジャンキーな食べ物をよく食べる

理由③:睡眠時間が足りない

睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌が減少し、髪の成長を妨げます。

成長ホルモンは入眠から3時間以内に最も分泌されやすいと言われています。

また睡眠時は副交感神経が優位となるため、血管が拡張され血流が良くなり、頭皮に栄養が行きやすくなります。

一方、起きている時間が長いと身体活動にエネルギーを使うため、頭皮や髪に使うエネルギー供給が少なくなり、薄毛につながりやすいでしょう。

夜遅くまで友達と連絡している人や、深夜に勉強をしている人は要注意です。

理由④:ストレスを感じやすい

ストレスを感じると、緊張した状態や好戦的になりやすく交感神経が優位になりやすいです。

交感神経が優位となると、睡眠の反対で血管が収縮し血流が悪くなります。

また自律神経のバランスも乱れやすく、ホルモンバランスにも影響を与える可能性が高いです。

とくに高校年代では勉強や部活、アルバイト、人間関係などさまざまな面からストレスを感じやすいのが特徴です。

理由⑤:頭皮に負担がかかる髪型にする

女性のヘアアレンジとして多いポニーテールや三つ編み、お団子といった髪型は、牽引性脱毛症になりやすいです。

髪を結んだり、1か所にまとめたりすると頭皮が引っ張られ髪が抜けやすくなります。

他にもエクステを装着すると、エクステの重さで頭皮が引っ張られやすいため注意しましょう。

セットの際に使うヘアアイロンやコテも、熱によって髪の主成分であるタンパク質を変性させてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。

理由⑥:カラーやパーマを頻繁にする

カラーやパーマは髪や頭皮へのダメージが大きく、若ハゲの原因となります。

カラー剤やパーマ剤は髪の組織を変性させてから染めたり、形を作ったりするため、髪が痛みやすくなります。

髪がぷつっと切れやすい枝毛や切れ毛の原因になりやすいのが特徴です。

高校や大学に入り、髪型を自由に変更できる場合でも脱毛症のリスクは考慮しましょう。

あなたは大丈夫?若ハゲのセルフチェック

自身が若ハゲかもと感じたら、まずはセルフで髪や頭皮の状態を確認してみましょう。

チェックすべき項目は以下の通りです。

  • 髪のボリュームが少ない
  • 髪を同じ場所で結んでいる
  • 家族でハゲてる人がいる
  • おでこが広い気がする
  • 地肌が透けてきた
  • カラーやパーマの回数が多い
  • ストレスを感じやすい
  • 髪を洗わずに寝てしまう

これらの項目が当てはまる場合は若ハゲの可能性があります。

下記で紹介する対策方法の実践や、医療機関を受診するようにしましょう。

10代の若ハゲを改善する方法6選

10代では成長に伴って、ホルモンの量が変化しやすい時期です。

服薬による治療ではホルモンバランスを変化させてしまう可能性があり、今後の生活に影響を与えることも。

ここからは、生活習慣や日々のケアなどで若ハゲを改善する方法について紹介します。

方法➀生活習慣を整える

若ハゲ対策として最も基本で効果的なのが、生活習慣を整えることです。

毎日の行動を少し意識するだけでも、頭皮や髪の状態は大きく変わります。
まずは1週間だけでも意識してみましょう。続けることで自然と習慣化され、3週間、1か月経ったときにその効果を実感しやすくなります。

特に意識したい生活習慣は以下の通りです。

  • 睡眠時間は7時間以上とる
     成長ホルモンの分泌を促し、髪の成長を助けます。
  • スマホを見る時間を決めておく
     眼精疲労やストレスの軽減、睡眠の質向上にもつながります。
  • 寝る時間と起きる時間を一定にする
     自律神経が整い、ホルモンバランスも安定します。
  • 寝る前にスマホはいじらない
     ブルーライトの影響を避けて、深い眠りを得るために重要です。

まずは、自分の生活を振り返り、改善できそうな部分から取り組んでみましょう。
継続することで、頭皮環境も整い、抜け毛の予防につながります。

方法②:ストレスを発散する

ストレスを溜め込まないことも、若ハゲを防ぐためにとても重要です。
そのためには、「これをすれば気分がスッキリする」というような、自分なりのストレス発散方法を見つけておきましょう。

イライラしたときや落ち込んだときに、すぐに気持ちを切り替えられる“自分だけの対処法”があると、精神的な安定にもつながります。

おすすめのストレス発散法には以下のようなものがあります。

  • 散歩やランニングをする
  • 好きなスポーツを楽しむ
  • 楽器を演奏する
  • カラオケで思い切り歌う
  • 信頼できる人に話を聞いてもらう
  • 本を読んで気分転換する

自分にとって心地よい時間や行動を、ぜひ見つけてみてください。
適度にストレスを発散することで、自律神経やホルモンバランスが整い、抜け毛の予防にもつながります。

方法③:バランスの良い食事を摂る

髪に良いとされている亜鉛やビタミン、タンパク質を多く含んだ食事を摂りましょう。

食事から摂取した栄養素によって、髪の成長具合や見た目の美しさは変わっていきます。

髪に必要な栄養素と多く含む食材は以下の通りです。

  • 亜鉛
    →牡蠣、レバー、油揚げ、カシューナッツ
  • ビタミン(特にビタミンB)
    →豚肉、うなぎ、カツオ、バナナ
  • タンパク質
    →肉、魚、豆腐、味噌

食事制限や偏った食事はさけて、3食バランスの良い食事をしっかり摂取するようにしましょう。
   

方法④:頭皮のケアを行う

肌に合ったシャンプーの使用や頭皮マッサージなど、頭皮のケアは薄毛予防に欠かせません。

髪が生えている“土台”である頭皮が健康でなければ、どれだけ髪に良いことをしても十分な効果は得られません。頭皮環境が乱れると、髪の毛が抜けやすくなったり、生えてこなくなったりすることもあります。

日々のケアで心がけたいポイントは以下の通りです。

  • 洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーを使う
     頭皮をやさしく洗えるため、必要な皮脂を残しつつ汚れだけを落とせます。
  • 整髪料はその日のうちにしっかり洗い流す
     ワックスやスプレーは毛穴を詰まらせやすいため、必ず当日中に落としましょう。
  • 頭皮を優しくマッサージする
     入浴時などに指の腹で軽くもみほぐすようにマッサージすることで、血行促進につながります。

髪だけでなく、髪の生える“土壌”である頭皮もしっかりケアすることが、薄毛対策への第一歩です。

方法⑤:医学的エビデンスのある育毛剤を使用する

育毛剤を使うのも、若ハゲを改善するための有効な手段の一つです。

特に近年では、医学的に効果が認められている成分を含んだ育毛剤も市販されており、選び方次第で高い効果が期待できます。

代表的な有効成分には以下のようなものがあります。

  • ミノキシジル:血管を拡張し、毛根への血流を促進。日本皮膚科学会のガイドラインでもAランクに分類されている有効成分です。
  • フィナステリド外用薬:男性型脱毛症(AGA)の進行抑制に使用される薬剤で、クリニックで処方されることもあります。

購入する際には、こうした血行促進作用や成長因子の活性化が期待できる成分が配合されているかを確認することが大切です。

なお10代の使用に関しては、成分によっては年齢制限や使用上の注意があるため、医師や専門家に相談しながら使用するようにしましょう。

方法⑥:医療機関を受診する

いろいろと対策をしても若ハゲが改善しない場合は、クリニックなど専門の機関を受診しましょう。

10代の若ハゲはストレスや食事など生活環境による原因が多いとされていますが、それでも改善しない場合もあります。

その際は自分で抱え込まず専門家に相談してみましょう。

自分に合った最適な方法を紹介してくれるため、最短で治療を進められます。

まとめ

この記事では、「10代に増えている若ハゲの原因や改善方法」について解説しました。

高校生や大学生の若ハゲの原因としては以下のものが挙げられます。

  • スマホの見すぎ
  • 食生活が乱れている
  • 睡眠時間が足りない
  • ストレスを感じやすい
  • 頭皮に負担がかかる髪型にする
  • カラーやパーマを頻繁にする

またすぐにできる改善方法としては、次のような方法があります。

  • 生活習慣を整える
  • ストレスを発散する
  • バランスの良い食事を摂る
  • 頭皮のケアを行う
  • 育毛剤を使用する
  • 医療機関を受診する

若ハゲと分かったときにはショックを感じるかもしれませんが、原因を理解したうえでしっかりと対策を施せば、改善は見込めます。

とくに生活習慣は毎日のちょっとした意識で変えられるため、日々の生活から取り組むようにしましょう。

若ハゲについて理解しつつ、人前でも自信をもてるような頭皮や髪の状態を目指してくださいね。

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このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

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