【悲報】ドライヤーで抜け毛が増える?薄毛によい乾かし方のコツを徹底解説
「ドライヤーのときの抜け毛がひどい」
「ドライヤー後に髪の毛が大量に抜けるのはなぜ?」
「もしかして髪に悪いドライヤーの使い方をしてしまってる?」
「髪の負担にならないドライヤーのかけ方を教えて欲しい」
「”抜け毛によい”おすすめのドライヤーがあれば知りたい」
このような悩みを解決する記事となっています。
結論、ドライヤーのかけ方によっては髪への負担となり、抜け毛が増える可能性があります。
この記事では
・ドライヤーで抜け毛が増える理由
・髪の負担が少ないドライヤーの選び方
・髪を乾かす際に知っておきたいコツ
・ドライヤー前後の抜け毛対策
といった内容について、わかりやすく解説します。
記事の後半では「ドライヤーの選び方」や「ドライヤーのかけ方」といったすぐに実践できる内容も紹介しているので試してみてください。
この記事を最後まで読めば、ドライヤーと抜け毛の関係を完璧に理解し、抜け毛を起こしにくいドライヤー習慣を実践できるようになります。
ドライヤーによる抜け毛の原因3選
ドライヤーにより抜け毛が増える主な原因には、以下のようなものがあります。
- 熱によるダメージ
- 強い風による髪どうしの摩擦
- 自然な脱毛サイクル
それぞれ、わかりやすく解説します。
原因①ドライヤーの高い温度で髪がダメージを受けるから
高い温度で髪を乾かすと、髪のタンパク質が損傷し、抜け毛のリスクが高まります(※1)。
熱のダメージによって、髪の強度や柔軟性が低下してしまうからです。
ドライヤーを使う際には「適切な温度を守ること」が、抜け毛のリスクを軽減するカギとなります。
また、髪の乾かし方に関する研究について言及するツイートを見つけたのでシェアします。
髪の乾かし方と髪への影響について
※1: American Academy of Dermatology Association
原因② 強い風による髪どうしが擦れ合うから
ドライヤーからの風によって髪どうしが擦れ合い、キューティクルが剥がれてしまうことがあります(※2)。
摩擦を繰り返しているうちに髪が弱くなり、抜け毛が起こりやすくなります。
髪を乾かす際には、摩擦による刺激をケアして抜け毛を防ぎましょう。
※2: International Journal of Cosmetic Science
原因③ 一日の抜け毛がドライヤー後に目立ってしまうから
結論、ドライヤ―後に見ている抜け毛の多くは「通常の発毛サイクルに伴う抜け毛」であり、ドライヤーのせいではないことがほとんどです。
通常、1日に50~100本の髪の毛が抜け(※3)、シャンプーときにその大半が抜けているとされています。
髪が濡れているときにはキューティクルは開いており、髪どうしは「絡み合いやすい状態」といえます。
ドライヤーをかけるとキューティクルが閉まり、すでに抜けていた髪が落ちるため、ドライヤーのせいであると見られることが多いのです。
※3: 日本臨床医学発毛協会
自然乾燥が抜け毛に悪い3つの理由【ドライヤーしないのもNGです】
自然乾燥が髪に良くない理由は以下の3つです。
- 血流低下
- 雑菌の繁殖
- キューティクル
それぞれ、わかりやすく解説します。
頭皮の冷え
髪が濡れたままになると、頭皮は熱を奪われ、血行が悪くなります。
結果、髪に栄養が届きづらくなくなるため、抜け毛リスクが高まります。
雑菌の繁殖
濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすい環境であり、フケ、かゆみ、においの原因になります。
頭皮環境が悪い状態が続くと、炎症を起こしやすく、抜け毛を起こしやすくなってしまいます。
キューティクルの開放
髪が濡れていると、キューティクルは開いたままになります。
髪が傷みやすく、絡みやすくなり、ブラッシングなどの際に抜け毛が起こりやすくなります。
上記の理由から、自然乾燥は頭皮や髪の負担となり、抜け毛の原因になる、といえます。
シャンプー後はドライヤーを使って髪を乾かすことが重要です。
以下に紹介する「ドライヤーの選び方・使い方」を実践し、頭皮と髪の健康を保ちましょう。
抜け毛を減らすドライヤーの選び方
抜け毛を減らすためにはドライヤー選びにも気を配りましょう。
ドライヤーを選ぶ際には以下のようなポイントをチェックしてみてください。
- 温度設定ができる
- 髪や頭皮を保護する機能がある
- 風量設定ができる
それぞれ、詳しく解説していきます。
温度設定ができる
ドライヤーは温度設定の有無があるものを選びましょう。
ほとんどのドライヤーは「温風・冷風」の切り替えができるものの、より細かく温度を設定できる機種もあります。
中温や冷風機能があるドライヤーを使うことで、自分の髪に合った適切な温度で乾かせるようになります。
温度の調整がしやすいドライヤーを選ぶと、熱ダメージを減らし、抜け毛を抑えやすくなるでしょう。
ヘアケア機能が付いている
マイナスイオン機能や遠赤外線機能など、さまざまな目的に応じた機能を持つドライヤーが販売されています。
例えば、「スカルプモード」は頭皮へのダメージを抑えることを目的としており、低温で乾かす仕様となっています。
あなたの悩みに応じた機能を持つドライヤーを選ぶことで、抜け毛を減らすことができます。
風量設定ができる
風の強さを調節できるドライヤーは、短時間で髪を乾かせます。
このおかげで、髪に熱が当たる時間は短縮し、熱ダメージを軽減できるでしょう。
髪を早く乾かすことで、濡れた状態での髪どうしの摩擦を減らすことができます。
上記の通り、ドライヤーにはさまざまな機能があり、ご自身の髪や頭皮の状態に合ったドライヤーを選ぶと抜け毛のリスクを下げられるでしょう。
「自分に合ったドライヤーがわからない」という場合も、カウンセリングでお話をきかせてください。
【抜け毛を減らせる】髪を乾かすときのコツ5選
ドライヤーにより抜け毛が多い場合は、ご自身のドライヤーのかけ方を見直してみるとよいでしょう。
ドライヤー前後の流れで知っておきたいポイントは以下の5つです。
- まずはタオルドライをする
- 次にブラッシングをする
- ドライヤーは15cm離す
- 頭皮から乾かす(毛先からの場合もあり)
- 根本までしっかり乾かす
それぞれについて詳しく解説します。
ポイント①【タオルドライ】事前に髪の水分を適度に取り除く
髪に残る水分が多いほど、ドライヤーで熱を当てる時間が長くなり、熱ダメージが増えてしまいます。
ドライヤーの前にタオルでしっかり水分を取り除いておくことで、ドライヤーの使用時間を短縮できます。
ポイント②【ブラッシング】ドライヤーの前に髪の絡みを取る
ドライヤーの前にブラッシングをすると、ある程度、髪の絡まりを取ることができます。
よって、ドライヤーをかけている間の髪どうしの摩擦が減ります。
また、ブラッシングには頭皮の血行促進効果も期待できるため、習慣にするとよさそうです。
ポイント③【15cm離す】ほどほどの距離でドライヤーを使う
ドライヤーが近すぎると、髪に熱が集中しやすく、熱ダメージを強く受けてしまいます。
温度設定にもよりますが、一般的にドライヤーは「髪から約15cm離して」使用することが推奨されています。
普段、ドライヤーを髪に近づけ過ぎている場合は、15cm以上離すように、気をつけてみてください。
ポイント④【頭皮から乾かす】髪を乾かす順序を工夫する
髪を乾かす順番を見直すと、ドライヤーからの負担を減らすことができるかもしれません。
もっとも最初に乾かすべきなのは「頭皮」です。
頭皮を先に乾かすことで、頭に熱がこもりにくくなり、抜け毛のリスクが低下します。
一方、髪の毛が絡まりやすい方は毛先から乾かすと絡みが取れやすいです。
自分に合った順番を知っておくことで抜け毛を抑えやすくなります。
ポイント⑤【根元をカラっと】蒸れやすい根元をしっかり乾かす
髪の根元が濡れたままだと、頭皮が蒸れやすくなります。
湿度が高いと、細菌の繁殖が起こりやすくなり、フケやかゆみ、抜け毛が起きやすくなります。
根元の「乾かし忘れ」がないように気をつけてみてください。
Q1: 適切なドライヤーの温度設定は何度が良いですか?
A1: 髪質や頭皮の状態によって異なりますが、一般的には40~50℃程度がおすすめです。
高い温度は熱ダメージとなる恐れがあるため、必要最低限のみ使用にとどめてくださいね。
風量設定を上げることで、低温でも効率的に髪を乾かすことができます。
Q2: ドライヤーの前にブラッシングする理由は何ですか?
A2: 髪どうしの絡みや汚れ、皮脂などを取り除くことができ、ドライヤーをかけるときの「髪の摩擦を減らせる」からです。
他にも
- シャンプーが泡立ちやすくなる
- 頭皮の血行が促進される
といったメリットもあります。
Q3: ドライヤー後にトリートメントで髪を保湿した方が良いですか?
A3: 髪の水分バランスを保つことができ、乾燥によるダメージを防ぐことができます。
保湿された髪は、弾力があり、抜け毛が起こりにくい状態になっています。
また、髪の表面はコーティングされ、外的刺激から髪を守る効果もあります。
まとめ
この記事では、ドライヤーによる抜け毛の悩みを解決するために、
- ドライヤーによる抜け毛の原因
- 適切なドライヤーの選び方
- 適切な髪の乾かし方
といった内容について解説しました。
記事で紹介した内容を実践すると、ドライヤーによる抜け毛を軽減できるでしょう。
ただし、「異常な抜け毛が止まらない」という場合は、AGAによる薄毛の症状が進行している恐れもあるため、まずは専門のクリニックを受診してみることをオススメします。
こちらでは専門医による薄毛診断を行っているので、ぜひご活用ください。
監修医師コメント
ドライヤーの温風を過度に当てすぎると、毛髪を包見込んでいるキューティクルが剥がれ落ち、パサつきだけでなく、剥奪した分だけボリュームも低下するので、髪がすいている状態となってしまいます。ドライヤーを当てる際には、なるべく、ぬるめの温風でやさしく当ててあげることが重要です。
また、特に乾かしたあとは、ヘアオイルや保湿剤にて、保護してあげるとよりキューティクルおよび内部の組織を守ることに繋がり、ボリュームも保てますので、実践してみてはいかがでしょうか。