毎日シャンプーするとハゲる?薄毛が気になる人のシャンプーの回数・頻度の正解は?


アルモ形成外科クリニックHP

「CMでも皮脂のつまりは頭皮に悪いと言ってるし、ゴシゴシ洗っていいのかな?」
「でも、髪を洗うたびに髪の毛はどんどん抜けていくし、シャンプーのし過ぎは薄毛に良くないという噂も聞くし……」
「どれくらいの頻度で髪を洗えばいいか教えて!」

そんな悩みを解決する記事を用意しました。

 結論からいうと、シャンプーのし過ぎが薄毛の原因になってしまう可能性があります。

この記事では

皮脂が持つ頭皮を守る大切な役割
おすすめのシャンプーの頻度
薄毛に良いシャンプーのやり方3ステップ

こういった内容を現役植毛医師監修のもとで解説しています。

この記事を読むと、シャンプーのやり過ぎがなぜ薄毛に悪いのかを理解することができます。

目次

皮脂の落としすぎが薄毛の原因に【本来の役割は?】

薄毛が気になる方には、「シャンプーのしすぎは良くない」と言えます。

「頭皮を清潔に保ちたい」という気持ちから毎日、人によっては朝晩の2回シャンプーをする人もいますが…

これは逆効果です。

その理由は、頭皮とって大切な皮脂を必要以上に失ってしまうからです。

もちろん、頭皮が不潔になると、十分な栄養が髪に届きません。薄毛対策のためには、頭皮を清潔にすることは重要です。

整髪料メーカーのCMの影響もあり、とにかく汚れを落とすことが何よりも大切だと勘違いしてしまう人も多く、これでは逆効果です。

「保湿」は皮脂の大切な役割

皮脂と聞くと、「アブラ」という文字から汚いイメージを持つかもしれません。

ただし、、皮脂は悪者ではありません!

皮脂には頭皮を守る2つの役割があります。

・紫外線から頭皮を守る
・乾燥から頭皮を守る

紫外線から頭皮を守るバリア機能 

頭皮は皮脂のおかげで乾燥や紫外線などの刺激から守られています。

あまりにもシャンプーの回数が多いと皮脂の量が足りなくなり、頭皮のバリア機能を果たせなくなってしまいます。

特に紫外線の量の多い夏は汗をたくさんかくためシャワーを浴びる機会も多いでしょう。

さっぱりしたい気持ちから髪を洗う回数が増え、頭皮への負担が大きくなりやすいため、注意が必要です。

頭皮の乾燥は頭皮環境の悪化へ

もう一つの大切な役割は、頭皮を乾燥から守る「保湿」の役割です。

顔と同じように頭皮の乾燥を防ぐには適度な油分が必要です。

乾燥した状態が長く続くと、頭皮の状態が悪化し、髪の毛に十分な栄養を送ることができなくなります。

これこそが髪の毛が細くなり、薄毛になる大きな原因だといえます。

シャンプーは2日に1回で十分

頭皮の状態や生活習慣にもよりますが、基本的にシャンプーの頻度は2~3日に1回で十分なんです。

もちろん、夏の暑い時期はたくさん汗をかきますし、運動をするかどうかによってもベストな髪を洗う頻度は違います。

ただし、毎回シャンプーを使う必要はありません。

人によって毎日髪を洗わないと十分に汚れが落ちない方は「お湯のみ」で髪を洗うことを試してみてください。

基本的な汚れはぬるま湯で十分落ちますし、必要以上に頭皮を強くこすって皮脂が洗い流され過ぎるのを防ぐことも出来ます。

フケは頭皮の乾燥のサイン

「でも、フケが気になるからやっぱり毎日シャンプーしたい…」

という方もいると思いますが…

フケは頭皮が乾燥しているサインの一つです。

そもそも、市販のシャンプーの洗浄力があまりに強く、それに慣れてしまっているため、皮脂の不足した状態になりやすいと言えます。

そこでフケに気を遣って、「清潔に清潔に…」という気持ちからシャンプーの回数や量が増え、どんどん皮脂は失われていってしまいます。

薄毛に良いシャンプーのやり方3ステップ

どうしても毎日、またはそれ以上髪を洗ってスッキリさせたい方のために「皮脂を洗い流し過ぎないシャンプーのやり方」を紹介します。

  1. お湯で汚れを落とす
  2. 泡で優しくマッサージ
  3. しっかりすすぐ

というのが、大まかな流れになります。

ぬるま湯でおおまかな汚れを落とす

いきなりシャンプーを使うのはNGです。

汚れを落とすためにシャンプーの量は増えやすく、ゴシゴシこすることになります。

お湯だけでかなりの汚れは落ちるので、まずは「38度くらいのぬるま湯」で洗い流しましょう。

お湯の温度が高過ぎると、頭皮への刺激が大きくなりすぎるので注意してください。

シャンプーの泡で優しくマッサージ

次に、泡立てたシャンプーの泡を使って髪と頭皮を優しくマッサージします。

よく泡立てることで少ないシャンプーの量で十分に汚れを落とすことができます。

余分なシャンプーが洗い残ってしまうこともありません。

このときに、気持ち良いからと爪を立てないようにしてくださいね。

ぬめりがなくなるまでしっかりすすぎ

頭皮へのシャンプーを洗い残すと、それが毛穴に詰まる原因となります。

頭皮を清潔に保つために、ていねいに洗い流してください。、

まとめ

この記事のポイントは以下の通りです。

・シャンプーのしすぎは薄毛の原因になる
・皮脂は頭皮を守る「バリア」「保湿」の役割がある
・シャンプーの頻度は2~3日に1回で十分
・頭皮に優しい洗い方を心がけることが大切

シャンプーの頻度だけでなく、洗い方や選ぶシャンプーの種類も大切です。

自分に合ったものがなかなか見つからない場合は専門医に相談することをオススメします。

監修医師コメント

内田直宏

シャンプーを使用しすぎると、皮脂が取れ、乾燥が強く生じてしまいます。皮膚のバリアがないため、脂漏性皮膚炎の原因となったり、感染症の原因となるので、過度な洗浄は避けるべきです。

選ぶシャンプーにおいてもあまり刺激物が入ってないことを確認したり、保湿成分が入っているものを選ぶなどの注意が必要です。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしだと思います。


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