若はげが治らないといわれる理由!なりやすい人の特徴と対策


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「若はげが治らない」「手遅れだ」といわれる理由は、若はげに悩む人の多くがAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる進行性の脱毛症を発症しているからです。

若はげの前兆がありながら見て見ぬふりをしていると、薄毛が悪化して手遅れになる可能性があるので注意が必要です。

自分自身で若はげに気付き、治療に踏み出すためにも「若はげになりやすい人の特徴」や「なったときの対策」を見ていきましょう。

目次

若はげが治らないといわれる理由

若はげに悩む人のほとんどは、AGAを発症している可能性があります。AGAとは男性型脱毛症と呼ばれる進行性の脱毛症です。男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版によると、日本人男性のAGA発症率は、20代で約10%、30代で20%と、若い世代でもAGAを発症していると言われています。

AGAは放っておくと悪化する一方で、自然によくなることはありません。これが「若はげは治らない」と言われる理由です。

参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

若はげになりやすい人の5つの特徴

若はげになりやすい人の特徴は、以下5つです。

それぞれ詳しく解説します。

家族や親戚に薄毛の人がいる

若はげのほとんどの原因であるAGAは遺伝しやすい性質があります。AGAの原因となる「5αリダクターゼ」や「男性ホルモンレセプター」の感受性などは、遺伝によって引き継がれるものだからです。

両親が薄毛でなくても祖父母や親族に薄毛の人がいれば、自身も薄毛になる可能性は十分にあります。

過度なストレスを抱えている

慢性的にストレスを抱えている人は、血流をコントロールする自律神経が乱れやすくなります。

自律神経が乱れると血行不良を引き起こし、頭皮に十分な栄養が運ばれません。その結果、髪の毛が十分に育たず若はげにつながることがあります。

睡眠不足が続いている

髪の毛の成長に必要な成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されるという性質があります。睡眠不足になると、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンの分泌が少なくなり、髪の毛が十分に育たなくなります。

睡眠不足の時期が長く続くと、髪の毛だけでなく健康にも支障をきたす可能性があるので注意が必要です。

食生活が乱れている

食事から取り込まれる栄養によって身体のあらゆる部分が作られるため、栄養不足になると髪の毛も十分に成長できなくなります。その結果、若はげにつながるのです。

暴飲暴食やファストフードの食事が続いている人は、栄養不足になるばかりではなく皮脂の過剰分泌や頭皮の乾燥が起きる可能性があります。

頭皮環境が悪い

頭皮の環境が悪いのは、頭皮の血行不良が起きている証拠です。血行不良の状態では、血流にのった栄養が毛根まで届きにくく、髪の毛が十分に成長できません。

「頭皮から皮脂が多く出る」「乾燥によるフケがある」という状態は、頭皮環境の悪化を示しています。

とくに皮脂が多く出る人は、脂漏性皮膚炎を発症している可能性があります。脂漏性皮膚炎は皮脂の異常分泌が起きる疾患で、場合によっては脱毛を引き起こすため注意が必要です。

参考:脂漏性皮膚炎

若はげの見極め方

ここでは、若はげを見極めるためのチェック項目を用意しました。以下5つの項目に当てはまる人は、若はげの可能性があります。

若はげを見極めるチェック項目

・排水溝や枕元に落ちている抜け毛が増えた
・思うようなヘアセットができない
・前髪の位置が後退した気がする
・細くて短い毛が増えた
・頭皮が透けて見える

若はげの原因となるAGAを発症していると、髪の毛のヘアサイクルが乱れ、十分に育つ前に成長が止まるため、細く短い状態で抜け落ちるようになります。

「抜け毛の量」や「髪の毛のボリューム」が以前よりも気になりだしたら、若はげを疑いましょう。若はげの前兆についてより詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:若はげの前兆をセルフチェック!早めの対策が重要

若はげが気になったときの対策

若はげが気になったときの対策は、以下3つです。

それぞれ詳しく解説します。

薄毛専門のクリニックを受診する

薄毛専門のクリニックでは、髪の毛の状態に合わせた治療法を提案してもらえます。AGAを発症している場合、初期段階であれば治療開始後すぐに効果を実感する可能性があるので、早めに受診することが大切です。

薄毛治療クリニックの中には、無料カウンセリングを実施しているクリニックも存在します。検討中のクリニックをいくつかピックアップし、どのような治療が受けられるか相談してみるのもいいでしょう。

生活習慣を整える

若はげが気になる人は、普段の生活習慣に問題がないか考えてみましょう。若はげ対策では「栄養のバランスを考えた食生活に変える」「睡眠不足を解消する」「適度な運動を取り入れる」などの心がけが必要です。

とくに食事では「たんぱく質」「ミネラル」「ビタミン類」などの髪の毛の材料となる栄養を積極的に摂取しましょう。

また日常生活でストレスを溜め込まず、リラックスして過ごすことも大切です。

参考:たんぱく質|e-ヘルスネット
ミネラル:e-ヘルスネット
ビタミン | e-ヘルスネット

ヘアケアを見直す

頭皮環境を整えるために、シャンプーや育毛剤は頭皮に合うものを使用してください。有効成分の入っている薬用のヘアケア剤を使うのが好ましいでしょう。

頭皮のベタつきが気になるからと言って1日何度もシャンプーすると、洗いすぎになり頭皮の乾燥を引き起こします。

シャンプーは1日1回、優しく丁寧に洗うのがポイントです。頭皮に負担をかけないために、すすぎ残しにも注意しましょう。

若はげの進行を遅らせることはできますか?

若はげの原因がAGAの場合、専門クリニックで処方される治療薬で進行を遅らせることができます。治療薬の主な種類と効果を以下の表にまとめました。

治療薬効果使用方法
フィナステリド抜け毛予防1日1回の服用
デュタステリド抜け毛予防1日1回の服用
ミノキシジル毛母細胞の活性化血行促進薄毛部分に直接塗布
ミノタブ毛母細胞の活性化血行促進1日1回の服用

薄毛の進行度によって、処方される薬や効果を実感するまでの期間が異なります。治療薬の効果については、以下の記事も参考にしてください。

参考:ミノタブの効果はいつから?効果を実感できない5つの理由

若はげは育毛剤で治りますか?

育毛剤は抜け毛を防止したり頭皮の環境を整えたりする効果は期待できますが、発毛効果はありません。

本格的に治療を始めたいなら、育毛剤だけに頼らず専門のクリニックを受診しましょう。

10代の若はげはどうやって対策したらいいですか?

20歳以下の人は、副作用のリスクから「フィナステリド」や「ミノキシジル」などの治療薬を使ったAGA治療はできません。

治療が受けられない10代の間は、シャンプーやヘアケア用品を見直すことから始めましょう。

まとめ

若はげが治らないといわれるほとんどの理由は、男性特有の進行性の脱毛症「AGA」を発症しているためです。

AGAを完全に治すことはできませんが、薄毛専門クリニックで治療を受けたり生活習慣を改善したりすると進行を遅らせることができます。

「身内に薄毛の人がいる」「薄毛が気になり始めた」という人は、若はげがすでに起きているかもしれません。

AGAの治療は早ければ早い程、治療の効果を実感しやすく治療費を抑えられる傾向にあります。少しでも若はげを疑っている人は、一度薄毛専門のクリニックに相談してみてはいかがでしょうか?


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