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なおるん毛髪情報局

なおるん毛髪情報局 薄毛コラム

PHYSICIAN SUPERVISING

ページの監修医師

アルモ形成クリニック
院長 内田 直宏(なおるん先生)

  • ISHRS(国際毛髪外科学会)正会員
  • 年間200症例以上の自毛植毛を執刀
  • 違和感ゼロへ導く精密なグラデーションデザイン植毛が得意
アルモ形成クリニック 院長 内田直宏

高校生・中学生の薄毛・抜け毛の原因は?10代のM字の確かめ方と対処法

「高校生なのにおでこが広くなってきた気がする」「中学生でM字はげになるのでは」「10代なのに髪の毛が抜ける」と不安を感じている方と、そのご家族に向けて、高校生・中学生の薄毛や抜け毛の主な原因、生まれつきの生え際との見分け方、原因別の見通し、治療薬を使う前に知っておきたい年齢の注意点、受診の目安を解説します。

監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)

高校生・中学生の薄毛・抜け毛|先に結論(早見表)

10代の薄毛・抜け毛の原因はさまざまで、原因によって対処法が異なります。気になる状態から、考えられることと最初にすることを確認してください。診断の代わりになるものではありません。

気になること考えられることまずすること
おでこが広い・M字の切れ込みがあるが、変化はない生まれつきの生え際の形の可能性同じ条件で撮った写真を見比べ、変化が続くかを確かめる
生え際や頭頂部が少しずつ薄くなり、細く短い毛が増えた男性ではAGA(男性型脱毛症)など。女性も含め、ほかの脱毛症との区別が必要皮膚科で原因を確かめる
円形に抜けた・急にまとまって抜けた円形脱毛症、休止期脱毛などの可能性写真の比較を待たずに皮膚科へ
髪を抜く癖がやめられない抜毛癖の可能性皮膚科で相談する。心の負担が大きければ心療内科なども選択肢
結んでいる部分や生え際が薄くなってきた牽引性脱毛症の可能性引っ張る髪型をやめ、皮膚科で相談する
ダイエットや体調の変化の後に抜け毛が増えた休止期脱毛などの可能性無理な食事制限をやめ、抜け毛が続くなら受診する。急に大量に抜けた場合や体調不良がある場合は、続くかどうかを待たずに相談する
頭皮の赤み・かさぶた・痛みがある皮膚の病気や感染症の可能性早めに皮膚科へ

AGAの内服薬(フィナステリド・デュタステリド)は、添付文書で20歳未満での安全性・有効性は確立されていないとされ、市販のミノキシジル外用薬(発毛剤)も20歳未満は使用しないこととされています。10代の方は自己判断で薬を使わず、まず医療機関で原因を確かめましょう。

10代でも薄毛になる?高校生・中学生のAGA

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、男性型脱毛症(AGA)は思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症とされています(ガイドライン2017年版)。そのため、高校生など10代でAGAが始まることもあります。

一方、同じガイドラインでは、日本人男性のAGAは20歳代後半から30歳代にかけて目立つようになり、発症頻度は20代で約10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40数%と、年齢とともに高くなると報告されています(ガイドライン2017年版)。これは20代以降の年代別の数値で、ここから10代の発症頻度を示すことはできません。10代の抜け毛や薄毛には、AGA以外の原因もあります。

AGAでは、通常は数年続く髪の成長期が短くなり、髪が十分に育つ前に抜けて、細く短い毛に変わっていきます。男性ホルモンが毛根で5α-還元酵素によって作用の強いジヒドロテストステロン(DHT)に変わり、毛を作る細胞の増殖を妨げることが主な原因と考えられており、遺伝的な体質も関わります(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「脱毛症」Q6)。生え際(おでこ)や頭頂部から薄くなるのが特徴です。

高校生・中学生のM字やおでこが気になる…まず確かめたいこと

生え際の形やおでこの広さは人それぞれ

生え際の形やおでこの広さには、生まれつきの個人差があります。こめかみの上に切れ込みがある生え際の形や、もともとおでこが広い方もいます。前髪を上げる髪型にしたときや、汗・整髪料で髪が束になったとき、真上からの強い照明の下では、地肌が目立って見えることもあります。

1回見ただけで判断せず、同じ照明・同じ髪の状態・同じ角度で、生え際(おでこ)や頭頂部の写真を定期的に撮って見比べると、変化があるかどうかが分かりやすくなります(記録方法の一例です)。急にまとまって抜けた、頭皮に痛みや赤みがあるといった場合は、写真で様子を見ずに受診してください。

中高生が相談するときの確認ポイント

次のような変化は、脱毛症について相談する目安です。ただし、当てはまる数で診断できるものではありません。

  • 以前の写真と比べて、生え際(特にこめかみの上)が後退している、またはつむじ周りの地肌が見える範囲が広がっている
  • 生え際や頭頂部の毛が、ほかの場所より細く短く、コシがなくなってきた
  • 抜け毛に、細く短い毛が増えている
  • 円形に抜けた部分がある、急にまとまって抜けた(写真で変化が続くかを確かめるのを待たずに相談しましょう)

抜け毛の本数だけで薄毛を判断できる?

髪は生え変わりを繰り返しているため、毎日ある程度抜けるのは自然なことです。日本皮膚科学会は、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差、ヘアケアの仕方などにもよるものの、おおよそ1日100本程度までといわれていると説明しています(皮膚科Q&A Q1)。季節によって一時的に抜け毛が増えるという報告もあり、数には幅があります(日本毛髪科学協会)。

抜け毛の本数を正確に数えるのは難しいため、本数だけで判断するより、「急に増えた状態が続いている」「細く短い抜け毛が増えた」「地肌が透けて見える範囲が広がった」といった変化に注目しましょう。

10代で髪の毛が抜ける・薄毛になる主な原因

10代の薄毛・抜け毛には、次のような原因があります。原因によって対処法が異なるため、自己判断で決めつけないことが大切です。

  1. AGA(男性型脱毛症)
  2. 円形脱毛症
  3. 抜毛癖(髪を抜いてしまう癖)
  4. 牽引性脱毛症(髪を引っ張る髪型)
  5. 休止期脱毛(体調の変化・過度なダイエットなどの後)や、ほかの病気に伴う脱毛
  6. 女性の場合:女性型脱毛症など

1. AGA(男性型脱毛症)

前述のとおり、AGAは思春期以降に始まるため、10代で始まることもあります。生え際(特にこめかみの上)の後退や、頭頂部の薄毛として現れることが多く、一般に徐々に進行しますが、進む速さや程度には個人差があります。

2. 円形脱毛症

円形脱毛症は、本来は病原体を攻撃する免疫の働きが毛包に向かってしまい、毛が抜ける病気(自己免疫疾患)です。1か所だけ円形に抜けることもあれば、多発したり、頭全体に及んだりすることもあり、子どもから大人まで年齢や性別にかかわらず起こります(皮膚科Q&A Q10)。精神的なストレスは、原因というより「きっかけ」の1つになりうるもので、ストレスと直接関係なく始まる方も多いとされています(皮膚科Q&A Q11)。境界のはっきりした抜け方をした場合は、皮膚科を受診しましょう。

3. 抜毛癖(髪を抜いてしまう癖)

考えごとをしているときなどに、無意識に髪をさわって抜いてしまう癖が強くなると、広い範囲で毛が抜けることがあります。抜毛癖(トリコチロマニア)と呼ばれ、子どもから大人まで幅広い年齢で起こりえます。円形脱毛症との区別が難しいことがあるため、皮膚科で診断を受けることが勧められています。ご家族は、毛を抜くことを叱らずに見守ることが大切とされ、心理的な負担が大きい場合は心療内科などへの相談も選択肢です(皮膚科Q&A Q15)。

4. 牽引性脱毛症(髪を引っ張る髪型)

ポニーテールや編み込み、三つ編み、お団子など、髪を強く引っ張る髪型を習慣的に続けると、引っ張られた部分の毛が抜けやすくなります。特に前髪を後ろに引っ張る髪型を長く続けると、生え際の毛が抜けやすくなるとされています(皮膚科Q&A Q16)。初期には引っ張る髪型を避けることで回復が期待できますが、長期間続いて毛を支える毛包まで障害されると、永久的に生えなくなることもあります。

5. 休止期脱毛やほかの病気に伴う脱毛

重い感染症や手術、過激なダイエットなどで体に強い負担がかかると、その後に抜け毛が増えることがあります(休止期脱毛)。また、甲状腺の病気や亜鉛欠乏症などの病気、白癬菌(水虫の原因となるカビの仲間)が毛に感染して起こる脱毛症などもあります(皮膚科Q&A Q17)。抜け毛が続く場合や、頭皮に赤み・かさぶた・痛みがある場合は、医療機関で原因を確かめましょう。

6. 女性の場合:女性型脱毛症など

女性の薄毛は、男性のAGAとは区別して考えます。女性型脱毛症では、前髪の生え際は残り、その少し奥から頭頂部にかけて薄くなることが多いとされています(皮膚科Q&A Q8)。女性の薄毛を診断するときは、休止期脱毛、甲状腺の病気などに伴う脱毛、貧血、急激なダイエットに伴う脱毛、薬剤による脱毛などを除外することが大切とされています(ガイドライン2017年版)。

10代の女性で髪の毛が抜ける場合は、髪を強く結ぶ習慣のほか、エクステンションの重さや、ヘアアイロンを使うときに髪を強く引っ張る習慣(皮膚科Q&A Q16)、過激なダイエットの有無(皮膚科Q&A Q17)も振り返ってみましょう。ただし、髪型やダイエットだけで原因を決めつけず、急にまとまって抜けた場合は待たずに、抜け毛の増加が続く場合も皮膚科に相談してください。

生活習慣との関係

髪の新陳代謝にはビタミンやミネラルが関わるため、偏った食事や無理な食事制限、睡眠不足や無理を重ねる生活は、髪の健康にとって望ましくありません(皮膚科Q&A Q18)。一方で、スマートフォンの使いすぎや睡眠不足といった生活習慣だけでAGAが起こるわけではなく、生活を整えればAGAの進行が止まるともいえません。生活習慣の見直しは、髪を健やかに保つための土台と考えましょう。

10代の薄毛は治る?原因別の見通し

「治るのか」「直し方はあるのか」は、原因によって答えが違います。次の表は一般的な見通しで、実際の経過には個人差があります。

原因見通し大切なこと
生まれつきの生え際の形脱毛症がなければ生え際の形の個人差で、通常は脱毛症としての治療は必要ありません変化が続いていないかを確かめる
牽引性脱毛症初期の段階なら、原因の髪型をやめることで元に戻るとされています。長く続いて毛包まで障害されると、生えなくなることがあります(Q16)早めに気づき、髪型や習慣を変える
円形脱毛症小さな脱毛斑は自然に改善する方も多い一方、再発や多発、拡大することもあります(Q12)まず皮膚科で原因を確認する。繰り返す、広がる、急に頭全体の毛が抜ける場合は早めに受診する
休止期脱毛きっかけが解消すると抜け毛が落ち着き、髪が回復していくことが多いとされますが、時間がかかります。長引く場合やほかの脱毛症を伴う場合もあります(英国皮膚科学会の患者向け資料)食事制限や体調、服薬の変化を医師に伝えて原因を確かめる。処方薬は自己判断で中止しない
感染症などに伴う脱毛白癬菌の感染によるケルスス禿瘡などは、治療が遅れると毛が生えなくなることがあります(Q17)頭皮の赤み・腫れ・かさぶたがあれば早めに受診する
AGA一般に徐々に進行します。生活習慣の改善だけでAGAによる薄毛が回復するという十分な根拠はありません20歳未満の薬の注意を踏まえ、医師と対応を相談する

M字に見える生え際でも、原因によって対応は異なります。AGAによる生え際の後退を、生活習慣や市販のヘアケアだけで改善できるという十分な根拠はありません。自己判断で薬を使わず、まず皮膚科で原因を確かめましょう。原因を確かめることが、適切な対応を選ぶための第一歩です。

10代の薄毛・抜け毛対策で自分でできること

すべての原因に共通して、これをすれば抜け毛を防げるという方法はなく、原因に応じた対処が必要です。そのうえで、髪や頭皮に負担をかけない習慣は、どの原因でも土台になります(皮膚科Q&A Q18)。

  • 食事・睡眠・休息:主食・主菜・副菜のそろった食事を心がけ、食事を抜くような無理なダイエットは避ける。睡眠と休息をとり、規則正しい生活を送る。
  • 洗髪:自分に合ったシャンプーを使い、整髪料はその日のうちに洗い流す。洗髪後は根元から乾かす。
  • 髪への負担を減らす:髪を強く引っ張る髪型を毎日続けない、結ぶ位置や分け目を変える。極端に頻回のカラー・パーマは控える。
  • 記録をつける:生え際や頭頂部の写真を定期的に撮り、変化に早めに気づけるようにする。

頭皮マッサージやサプリメント、育毛シャンプーについては、AGAの進行を抑える根拠は限られています。

10代が薄毛の薬を使う前に知っておきたいこと

インターネットではAGAの治療薬や市販の発毛剤の情報が多く見つかりますが、10代の方には年齢に関する注意があります。

薬・治療年齢に関する注意出典
フィナステリド内服小児等に対する適応はない。20歳未満での安全性及び有効性は確立されていない添付文書(PMDA)
デュタステリド内服小児等には投与しないこと(禁忌)。20歳未満での安全性及び有効性は確立されていない添付文書(PMDA)
市販のミノキシジル外用薬(発毛剤)20歳未満は使用できない(国内での使用経験がないため)製造販売元の製品情報

ガイドラインでも、フィナステリド・デュタステリドの国内の臨床試験は20歳以上の男性を対象に行われたため、日本では20歳未満に対する安全性は確立していないとされています(ガイドライン2017年版)。18歳・19歳の方も、成年ではあっても20歳未満にあたるため、この注意は変わりません。また、これらの内服薬は男性のAGAだけに使う薬で、女性やほかの脱毛症には使いません。

10代の方が、友人や家族の薬を使ったり、個人輸入の薬を使ったりするのは避けてください。原因に合わない薬では適切な治療にならず、副作用が生じるおそれもあります。医師への相談は、まず抜け毛の原因を確かめるためのものと考えてください。

10代で自毛植毛はできる?

自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部・側頭部の毛を毛包ごと採取し、薄くなった部分に移植する外科手術です。ガイドラインでは、自毛植毛は、適応のある薬物治療で十分な効果が得られず、ほかに治療手段がない状況で、十分な経験と技術を持つ医師が行う場合に、男性型脱毛症では推奨度B(行うよう勧める)とされています(ガイドライン2017年版)。ただし、この推奨度は10代への自毛植毛を勧める意味ではありません。また、自毛植毛は移植した部分の毛を増やす手術で、まわりの既存の毛でAGAが進行するのを止める治療ではありません。

AGAは年齢とともに進行することがあり、後頭部から採取できる毛には限りがあります。10代では、薄毛がこの先どのように進むかの見通しを立てにくいため、まずは原因を診断し、必要な治療や経過観察を行うことが基本です。「薬が使えないから植毛」という考え方はおすすめできません。植毛の適応は、脱毛の原因、進行の状況、採取部の状態、将来の見通しなどを踏まえて個別に判断します。20代で植毛を考える場合の注意点は「20代で植毛を受けるべきか?」で解説しています。

10代の受診の目安と保護者への相談

次のような場合は、医療機関で原因を確かめることをおすすめします。

  • 写真で見比べて、生え際の後退や頭頂部の地肌が見える範囲の広がりが続いている
  • 円形に抜けた部分がある、急にまとまって抜けた(写真の比較を待たずに相談)
  • 頭皮に痛み・腫れ・強い赤み・かさぶたがある(続くかどうかを待たずに相談)
  • 頭皮のかゆみやフケが続いている
  • 体調の変化やダイエットの後から、抜け毛が多い状態が続いている
  • 髪を抜く癖がやめられない

10代の方は、まず皮膚科で原因を確かめるのが基本です。円形脱毛症や皮膚の病気などは、診断や治療内容によって保険診療の対象になります。未成年(18歳未満)の方は、保護者の方と一緒に相談しましょう。家族に相談しにくい場合は、学校の養護教諭(保健室の先生)に相談するのも一つの方法です。医療機関によって未成年の方の診療の扱いが異なるため、事前に問い合わせておくと安心です。

20歳以上の方への参考情報|治療の費用・期間・リスク(自由診療)

自毛植毛

以下は、20歳以上の方が当院で自毛植毛を検討する場合の参考情報です。当院の自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は次のとおりです(税込・2026年11月時点。最新は料金ページをご確認ください)。

項目費用(税込)
自毛植毛 基本料金205,000円
自毛植毛 グラフト料金アルモHi-STANDARD法(刈り上げる自毛植毛)1グラフト1,078円/アルモUn-SHAVEN法(刈り上げない自毛植毛)1グラフト1,870円
手術前の血液検査11,000円
費用例:M字(800グラフト)※一例Hi-STANDARD法 1,067,400円/Un-SHAVEN法 1,701,000円(血液検査込みでは1,078,400円/1,712,000円)

※必要なグラフト数は診察で判断します。感染症がある方は、別途、感染症対策料198,000円(税込)がかかります。

※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(Hi-STANDARD法1グラフト1,078円、Un-SHAVEN法1グラフト1,870円・いずれも税込)です。手術は通常1回・日帰りで、施術翌日の診察と、術後6か月・12か月の検診(検診料無料)があります。移植した毛は術後3か月頃から生え始め、8か月程度で生えそろってきて、仕上がりの目安は術後1年前後です(当院のよくあるご質問に記載している一般的な経過の目安で、個人差があります)。主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、一時的な抜け毛(ショックロス)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。

AGA内服治療(男性)

※この記事で触れたAGA治療薬(フィナステリド・デュタステリド)は、20歳未満での安全性及び有効性が確立されていないことを説明するために紹介したもので、10代の方への治療として案内するものではありません。

※以下は20歳以上の男性で適応がある場合の参考情報です。当院のAGA内服治療は保険適用外の自由診療です。フィナステリド1mgは28日分5,800円、デュタステリド0.5mgは30日分7,800円で、AGAのみの診察の場合には別途5,500円がかかります(いずれも税込・2026年11月時点)。通常1日1回服用し、効果の判定には6か月程度の継続が目安で、その後の継続は効果や副作用を確認して判断します。主な副作用には性欲減退・勃起機能の低下、肝機能障害などがあり、効果には個人差があります。

お問い合わせ:アルモ形成クリニック 03-3518-5641(10:00〜19:00・休診 月・木(祝日は営業))

よくあるご質問

Q. 高校生でもAGAになりますか?

A. AGAは思春期以降に始まる脱毛症なので、高校生で始まることもあります。ただし、10代の抜け毛や薄毛には、円形脱毛症、抜毛癖、牽引性脱毛症、体調の変化の後の抜け毛などAGA以外の原因もあります。生え際の後退や頭頂部の薄毛が続く場合は、皮膚科で原因を確かめましょう。

Q. 中学生でおでこが広いのは、薄毛の始まりですか?

A. おでこの広さや生え際の形には、生まれつきの個人差があります。おでこが広い、M字の切れ込みがあるというだけで、薄毛の始まりとは限りません。気になる場合は、同じ条件で写真を撮って数か月ごとに見比べ、後退が続くようであれば保護者の方と一緒に医療機関に相談してください。急に抜け毛が増えた、頭皮に赤みやかゆみがあるなどの症状がある場合や、不安が強い場合は、写真の比較を待たずに相談してください。

Q. 10代で抜け毛が多いのですが、大丈夫でしょうか?

A. 抜け毛はおおよそ1日100本程度まではよくあるといわれ、季節によって一時的に増えることもあります。本数だけで判断しないことが大切です。円形に抜けた部分がある、急にまとまって抜けた、頭皮に痛み・腫れ・強い赤みがある場合は、経過観察を待たずに皮膚科に相談してください。抜け毛の増加や、細く短い毛が多い状態、かゆみ・フケなどが続く場合も相談しましょう。

Q. 中学生・高校生の薄毛は治りますか?

A. 原因によって異なります。髪型が原因の牽引性脱毛症は初期なら元に戻るとされ、小さな円形脱毛症は自然に改善する方も多くいます。一方、AGAは一般に徐々に進行し、生活習慣の改善だけでAGAによる薄毛が回復するという十分な根拠はありません。まず皮膚科で原因を確かめましょう。

Q. 子どもの薄毛が心配です。保護者はどうすればよいですか?

A. まず本人の気持ちを聞き、髪や見た目について責めたり、からかったりしないようにしましょう。髪を抜く癖がある場合も、叱らずに見守ることが大切とされています。円形に抜けた、急にまとまって抜けた、頭皮に痛み・腫れ・強い赤みがある場合は、様子を見ずに一緒に皮膚科に相談してください。抜け毛の増加やかゆみ・フケが続く場合も同様です。

Q. 10代でもAGAの薬や市販の発毛剤を使えますか?

A. フィナステリド・デュタステリドの内服薬は、添付文書で20歳未満での安全性及び有効性は確立されていないとされています。また、フィナステリドは小児等に対する適応がなく、デュタステリドは小児等への投与が禁忌とされています。市販のミノキシジル外用薬(発毛剤)も、20歳未満は使用できないとされています。自己判断で使わないでください。医療機関への相談は、薬の処方を求めるためではなく、まず抜け毛の原因を確かめるためと考えましょう。

Q. 10代で自毛植毛はできますか?

A. 10代では薄毛がこの先どのように進むかの見通しを立てにくく、後頭部から採取できる毛にも限りがあるため、まずは原因を診断し、必要な治療や経過観察を行うことが基本です。薬が使えないことだけを理由に植毛を選ぶのではなく、適応は、脱毛の原因や進行の状況、採取部の状態、将来の見通しなどを踏まえて個別に判断します。

まとめ

  • おでこの広さや生え際の形には生まれつきの個人差があり、同じ条件の写真で変化が続いているかを確かめる(急な抜け毛や頭皮の症状があれば、比較を待たずに相談する)
  • AGAは思春期以降に始まるため10代でも起こりうるが、円形脱毛症・抜毛癖・牽引性脱毛症・休止期脱毛など、10代の薄毛・抜け毛の原因はさまざまで、見通しも原因によって異なる
  • AGAの内服薬や市販のミノキシジル外用薬には、20歳未満に関する注意がある。10代の方は自己判断で使わず、まず皮膚科で原因を確かめる
  • 未成年(18歳未満)の方は、保護者の方と一緒に相談する

10代の薄毛は、人に相談しづらい悩みです。一人で抱え込まず、まずはご家族や学校の養護教諭に話し、皮膚科で原因を確かめてください。

参考サイト・文献

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

内田医師のプロフィール画像

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