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なおるん毛髪情報局 薄毛コラム

【医師解説】フィナステリドの副作用が起こる確率は?リスクと回避法を解説

【医師解説】フィナステリドの副作用が起こる確率は?リスクと回避法を解説

フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる内服薬ですが、服用を検討する上で副作用が気になる方も少なくありません。

フィナステリドの副作用は、国内の臨床試験データによると発生確率が低いことが報告されています。

しかし、確率がゼロではない以上、どのような症状が起こりうるのか、万が一の際にどう対処すべきかを正しく理解しておくことが重要です。

この記事では、各種データに基づいた副作用の確率や具体的な症状、リスクを最小限にするための注意点を解説します。

目次

フィナステリドとは

フィナステリドは、AGA(男性型脱毛症)の治療に用いられる内服薬です。

AGAは、成人男性に見られる進行性の脱毛症で、生え際の後退や頭頂部の薄毛といった特徴があります。

薄毛の主な原因とされる症状に対し、フィナステリドは抜け毛の進行を抑え、現状を維持する効果が期待されます。

日本皮膚科学会が策定するガイドラインでも、AGAに対する治療法として推奨されており、医療機関で処方される代表的な薬の一つです。

フィナステリドの副作用が起こる確率

フィナステリドの服用を考える際、副作用がどのくらいの確率で起こるのかは最も気になる点の一つです。

医薬品である以上、副作用のリスクはゼロではありませんが、その発現頻度を具体的なデータで把握することで、漠然とした不安を軽減できます。

ここでは、国内で実施された臨床試験のデータと、市販後のより大規模な調査で報告された副作用の発現率について、客観的な数値をもとに解説します。

国内の臨床試験における副作用の発現頻度

国内で実施されたフィナステリドの臨床試験(医療用医薬品の添付文書情報)では、副作用の発現率は比較的少ないことが報告されています。

3年間の長期投与試験において、副作用が報告されたのは276例中11例(4.0%)でした。

主な症状の内訳としては、リビドー(性欲)減退が3例(1.1%)、勃起機能不全が2例(0.7%)など、性機能に関するものが中心でした。

また、プラセボ(偽薬)を投与した群でも一定数の副作用が報告されており、薬の影響だけでなく心理的な要因も考えられます。

市販後調査で報告された副作用の確率

市販後調査では、より現実的な副作用の発現率を知ることができます。

フィナステリド錠の発売後4年間(2006年11月~2009年7月)で実施された使用成績調査では、943例の調査対象のうち、副作用が報告されたのは5例(0.53%)でした。

その内訳は、リビドー減退2例(0.21%)・勃起不全1例(0.11%)・肝胆道系障害2例(0.21%)となっています。

調査結果からも、フィナステリドの副作用が起こる確率は全体として低い水準にあることが示されています。

ただし、臨床試験や調査で報告される確率はあくまで平均的なデータであり、副作用の現れ方には個人差があることを理解しておく必要があります。

フィナステリドで起こりうる副作用

フィナステリドの副作用は、発生頻度は低いものの、いくつかの種類が報告されています。

ここでは、フィナステリドの服用によって起こりうる副作用の症状を詳しく解説します。

性機能に関する副作用(ED・性欲減退など)

フィナステリドの副作用として最も報告が多いのが、性機能に関する症状です。

具体的には、リビドー減退(性欲減退)・勃起機能不全(ED)・射精障害・精液量の減少などが挙げられます。

これらの症状は、フィナステリドが男性ホルモンの一種であるDHTの生成を抑制することに関連していると考えられています。

臨床試験での発現頻度は1%前後と低いものの、服用する上で最も懸念される副作用の一つです。

また、頻度は非常に稀ですが、副作用として女性化乳房が報告されるケースもあります。

精神面への影響(抑うつ症状など)

頻度は稀ですが、フィナステリドの副作用として精神面への影響も報告されています。

具体的には、気分の落ち込み・無気力・不安感といった、うつ病に似た症状(抑うつ症状)が現れる可能性があります。

これらの精神症状とフィナステリドの因果関係については、まだ完全には解明されていませんが、添付文書にも記載がある注意すべき副作用の一つです。

特に、うつ病の既往歴がある方や、精神的に不安定な状態にある方は注意が必要とされています。

肝機能障害のリスク

フィナステリドは、体内に吸収された後、主に肝臓で代謝される薬剤です。

そのため、服用中は肝臓に一定の負担がかかり、副作用として肝機能障害が起こる可能性もあります。

肝機能障害が進行すると、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などの症状が現れることがあります。

もともと肝臓に疾患がある方や、日常的に飲酒量が多い方は特に注意が求められます。

AGA治療中は、定期的な血液検査で肝機能の数値をチェックし、異常が見られた場合には医師の指示に従いましょう。

フィナステリドの副作用の肝機能障害については、以下の記事を参考にしてください。

関連記事|【植毛医監修】フィナステリドの副作用|肝機能障害を予防する方法

その他に考えられる副作用(初期脱毛・発疹など)

その他に考えられる副作用として、以下が挙げられます。

  • 初期脱毛
  • 乳房腫大
  • 皮膚疾患(発疹・かゆみ)
  • めまい
  • 頭痛
  • 腹痛・下痢

フィナステリドの服用開始後1〜3ヶ月頃に、一時的に抜け毛が増えたと感じることがあります。

これは「初期脱毛」と呼ばれる現象で、乱れたヘアサイクルが正常に戻る過程で古い毛髪が新しい毛髪に押し出されるために起こります。

副作用ではなく、効果が出始めている証拠とも言えるため、自己判断で服用を中止しないことが重要です。

なお、服用中に何らかの体調変化を感じた場合は、速やかに医師へ相談しましょう。

ポストフィナステリド症候群(PFS)について

ポストフィナステリド症候群(PFS)とは、フィナステリドの服用を中止した後にもかかわらず、副作用として報告されている症状(性機能不全、抑うつ、倦怠感、記憶力低下など)が持続する状態を指します。

この症候群の存在については、発症メカニズムや正確な頻度、長期服用との関連性など、まだ解明されていない点が多くあります。

ただし、PFSに対する不安から過度に治療を恐れる必要はなく、ほとんどの場合、副作用は服用中止によって改善します。

治療については医師とよく相談することが大切です。

ポストフィナステリド症候群(PFS)のより詳しい解説は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事|ポストフェナステリド症候群への不安【リスクはどれくらい?】

フィナステリドの副作用リスクを左右する要素

フィナステリドの副作用が「起きやすい人」と「「起こりにくい人」には、体質や健康状態において一定の傾向が見られる場合があります。

ただし、これらはあくまで一般的な傾向であり、当てはまるからといって必ずしも副作用が起きる、あるいは起きないというわけではありません。

自身の状態を把握し、医師に正しく伝えることで、より安全に治療を進めるための参考情報としてください。

副作用が起きやすい人の特徴

フィナステリドの副作用が出やすい人の特徴として、以下が挙げられます。

  • 肝機能に不安がある方(肝臓で代謝される薬のため)
  • アレルギー体質の方
  • 高齢で持病がある方
  • 精神的なストレスが強く、不安定な状態の方

フィナステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能が悪いと薬の成分が体内に長く留まり、副作用のリスクが高まる可能性があります。

過去に薬でアレルギー反応を起こしたことがあるアレルギー体質の方も、発疹などの過敏症が出やすい傾向にあります。

また、高齢者や高血圧、糖尿病など他の持病で複数の薬を服用している方も注意が必要です。

薬物相互作用や加齢による身体機能の低下が、副作用の発現に影響を与える場合もあります。

副作用が起こりにくい人の特徴

一方で、フィナステリドの副作用が起こりにくいと考えられるのは、以下のような特徴を持つ方です。

  • 肝機能が安定している方
  • 若年層で全身状態が良好な方
  • 医師の処方どおりに適正量を守って服用している方

薬物アレルギーの既往歴がなく、アレルギー体質ではない方もリスクは低いと言えるでしょう。

他に常用している薬が少なく、薬の飲み合わせによる影響を心配する必要がない場合も、副作用の可能性は低くなります。

ただし、これらの特徴に当てはまるからといって、副作用のリスクがゼロになるわけではないため、服用中は自身の体調変化に注意を払うことが大切です。

フィナステリドの副作用を感じた場合の正しい対処法

フィナステリドの服用中に、副作用と思われる体調変化を感じた場合、冷静に正しく対処することが重要です。

ここでは、副作用が疑われる症状が現れた際に取るべき適切な行動を解説します。

自己判断で服用を中断しない

副作用かもしれないと感じたときに、自己判断で服用をやめるのは避けるべきです。

フィナステリドの効果は継続的な服用によって維持されるため、中断するとAGAの進行を抑制する働きが失われ、再び薄毛が進行し始める可能性があります。

また、感じている症状が本当にフィナステリドの副作用なのか、それとも他の原因によるものなのかを自分で判断することも困難です。

例えば、服用初期の抜け毛の増加は「初期脱毛」という治療効果の過程である可能性が高いです。

不安から服用を中断してしまうと、得られるはずだった効果を逃すことにもなりかねません。

処方を受けた医師に相談する

フィナステリドの服用中に何らかの体調変化や気になる症状が現れた場合、最も優先すべきは、処方を受けた医師に相談することです。

AGA治療を専門とするクリニックや皮膚科の医師は、フィナステリドの副作用に関する豊富な知識と対応経験を持っています。

相談する際は、以下の点を具体的に伝えることが大切です。

  • いつから
  • どのような症状
  • どの程度の強さで出ているのか

医師はそれらの情報をもとに、症状が副作用によるものかを判断し、減薬や一時的な休薬、あるいは他の治療薬への変更など、適切な対処法を提案してくれます。

当院ではオンライン診療も行っておりますので、ご自宅からでも気軽にご相談いただけます。

来院の手間を省きつつ、専門医のアドバイスを受けられるため、安心して治療を継続できる体制を整えています。

フィナステリド副作用を最小限にするための注意点

フィナステリドによるAGA治療を安全に進めるためには、副作用のリスクを可能な限り低く抑えるための注意点を守ることが不可欠です。

ここでは、押さえておくべき注意点について解説します。

フィナステリドを服用できない人

フィナステリドは、全ての人が服用できるわけではなく、以下に該当する方は、服用ができません。

  • 女性(特に妊娠・授乳中)
  • 20歳未満の男子

特に妊娠中、授乳中、または妊娠の可能性がある女性が服用すると、男子胎児の生殖器官の発育に異常をきたす恐れがあります。

また、フィナステリドは皮膚からも吸収されるため、錠剤が割れたり砕けたりした場合には、女性や子供が触れないように注意が必要です。

過去にフィナステリドの成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある人も、服用は禁忌とされています。

服用前に医師への申告が必要なケース

フィナステリドの服用を開始する前には、安全性を確保するために、自身の健康状態について正確に医師へ伝える必要があります。

特に、肝機能障害がある、または過去に指摘されたことがある場合は必ず申告してください。

フィナステリドは肝臓で代謝されるため、肝機能が低下していると副作用のリスクが高まる可能性もあります。

また、うつ病や不安障害などの精神疾患の既往歴がある場合も、精神面への副作用を考慮する上で重要な情報となります。

他に何らかの薬を服用している場合やサプリメントを摂取している場合も、薬の飲み合わせ(相互作用)の確認が必要です。

お薬手帳などを持参し、すべてを医師に伝えることが重要です。

個人輸入は副作用のリスクが高いため避けるべき

費用を抑えるために、海外からフィナステリドを個人輸入しようと考える人もいますが、これは危険な行為であり、避けるべきです。

個人輸入で入手した医薬品は、偽造薬や有効成分の含有量が不適切な粗悪品である可能性が否定できません。

不純物が含まれていたり、衛生管理がずさんな環境で製造されていたりするリスクもあります。

また、薬を服用して重篤な健康被害や副作用が生じた場合、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となり、治療費などの公的な補償を受けることができません※。

安全なAGA治療のためには、必ず国内の医療機関を受診し、医師の診察のもとで正規に承認された医薬品を処方してもらうことが不可欠です。

※参照:「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」|厚生労働省HP

フィナステリドの副作用が心配な人の代替治療

フィナステリド副作用リスクに敏感な方や、長期的な服用に抵抗がある方は、薬以外の選択肢を検討するのも有効です。

ここでは、薬による副作用を避けながら薄毛改善を目指せる代表的な治療法を紹介します。

ミノキシジルで発毛を促す

ミノキシジルは国内で唯一「発毛効果」が認められている成分で、内服薬と外用薬の両方があります。

血流を改善し、毛母細胞を活性化させることで新しい髪の発毛を促すのが特徴です。

フィナステリドのように男性ホルモンに作用しないため、副作用リスクが異なります。

頭皮のかゆみやかぶれなどの皮膚症状が中心で、性機能低下といった副作用はほとんど報告されていません。

フィナステリドが合わない方でも、発毛を目指せる有力な選択肢です。

注入療法や再生医療によるサポート治療

薬の副作用が心配な方には、PRP(自己多血小板血漿)注射や成長因子の注入療法といった再生医療も選択肢となります。

これらは頭皮に直接、発毛に必要な栄養や成長因子を届けることで毛根の活性化を図る治療法です。

外科的な負担が少なく、異物を使わないため副作用のリスクが低いのが特徴です。

単独での治療はもちろん、ミノキシジルや自毛植毛と組み合わせることで相乗効果が期待できます。自然な発毛をサポートしたい方に適しています。

低出力レーザー治療

低出力レーザー治療(LLLT)は、赤色の特殊なレーザー光を頭皮に照射し、毛母細胞の活動を活性化させる治療法です。

副作用の報告がほとんどなく、自宅用デバイスも市販されているため、手軽に取り入れやすいのが魅力です。

血行促進や細胞の代謝改善により、髪の成長サイクルを正常化し、抜け毛の進行を抑える効果が期待できるでしょう。

薬に抵抗がある方や、まずは副作用の少ない方法から試したい方におすすめのアプローチです。

自毛植毛

自毛植毛の大きなメリットは、基本的に1回の治療で完了できる点です。

フィナステリドなどの薬物療法は効果を維持するために長期継続が必要で、通院や費用の負担も積み重なります。

一方、自毛植毛はAGAになりにくい後頭部などの毛髪を移植するため、その後は半永久的に生え変わり続けます。

さらに、自分の毛髪を使うため副作用の心配がほとんどないことも特徴です。

拒絶反応のリスクがなく、当院のようにメスを使わない最新式の植毛なら、傷跡も残りにくく日帰りで受けられます。

薬の副作用に不安がある方や、確実に改善を目指したい方におすすめの根本治療です。

自毛植毛について詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。

>>自毛植毛とは | アルモ形成クリニック

フィナステリドの副作用に関するよくある質問

フィナステリドの副作用については、確率や具体的な症状以外にも、多くの人が疑問や不安を抱えています。

ここでは、フィナステリドの副作用に関するよくある質問をQ&A形式でまとめ、それぞれの疑問に分かりやすくお答えしていきます。

治療への不安を解消するための一助としてください。

Q1.服用をやめたら副作用の症状は改善しますか?

多くの場合、フィナステリドの服用を中止すれば、体内の薬の成分が徐々に排出されるにつれて副作用の症状も改善に向かいます。

性機能に関する副作用なども、大半は服用中止後に回復することが報告されています。

しかし、ごく稀なケースとして、服用を中止した後も症状が持続する「ポストフィナステリド症候群(PFS)」が報告されていることも事実です。

ただし、このような事例は非常に少なく、副作用が改善しないケースが全くないわけではありませんが、過度に心配する必要はないでしょう。

服用を中止しても症状が改善しない、あるいは悪化するような場合は、自己判断せず、必ず処方を受けた医師に相談してください。

Q2.副作用は飲み始めてからどのくらいで現れますか?

フィナステリドの副作用が現れる期間には個人差があり、一概に「いつから」と断定することはできません。

一般的には、服用を開始してから数週間〜数ヶ月以内に症状を自覚するケースが多いとされています。

特に性機能に関する副作用は、服用開始後3ヶ月から6ヶ月の間に現れやすいという傾向も見られます。

もちろん、1年以上服用を続けた後に症状が出てくる可能性もゼロではありません。

服用している期間中は常に自身の体調変化に注意を払い、何か異変を感じたら速やかに医師に相談することが重要です。

Q3.副作用が怖くて治療に踏み切れません。どうすればいいですか?

副作用への不安から、AGA治療の開始をためらう気持ちは自然なことです。

重要なのは副作用のリスクと、治療によって得られる薄毛改善のメリットを天秤にかけ、正しく理解することです。

フィナステリドの副作用が発現する確率は全体として低く、安全に治療を継続している方も多くいます。

不安を解消するためには、一人で抱え込まず、AGA治療を専門とするクリニックで医師に相談することをお勧めします。

カウンセリングで副作用のリスクや対処法について詳細な説明を受け、疑問点をすべて解消することで、納得して治療に臨むことができます。

当院では遠方の方や忙しい方のためにオンライン診療も行っております。

ご自宅から医師に直接相談できるため、来院の負担を感じることなく、副作用への不安や治療方針について安心してご相談いただけます。

ぜひ、一度お気軽にご相談ください。

Q4.他のAGA治療薬と比べて副作用は出やすいですか?

AGA治療薬にはフィナステリドの他に、デュタステリドやミノキシジルなどがあります。

デュタステリドもフィナステリドと同様の作用を持つ薬です。

しかし、より強力にDHTを抑制するため、性機能に関する副作用(ED・性欲減退など)の発現頻度がフィナステリドよりもわずかに高い傾向にあります。

副作用フィナステリドデュタステリド
勃起不全(ED)0.7%4.0%
リビドー減退(性欲減退)1.1%1.0%

参照:医薬品情報|医療用医薬品 : フィナステリド医薬品情報|医療用医薬品 : デュタステリド

一方、ミノキシジルは血管を拡張して発毛を促す薬で、作用機序が全く異なります。また、日本では未承認医薬品です。

そのため副作用の種類も異なり、主に動悸、めまい、多毛症、頭皮のかゆみなどが挙げられます。

どの薬が最適かは個人の状態によるため、医師との相談が不可欠です。

ミノキシジルタブレットの副作用について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事|ミノタブが危険と言われる理由|副作用や飲むときの注意点を解説

フィナステリドの副作用確率を正しく理解して安心治療を

フィナステリドの副作用が起こる確率は、国内の臨床試験や市販後調査のデータからも全体として低いことが示されています。

主な副作用として性機能障害や肝機能障害、抑うつ症状などが報告されていますが、いずれも発現頻度は数%以下です。

副作用が疑われる症状が現れた場合には、自己判断で服用を中止せず、速やかに処方医に相談することが極めて重要です。

なお、女性や未成年は服用できず、肝機能障害のある方などは服用前に医師への申告が必要になります。

副作用のリスクを正しく理解し、医療機関で正規の薬剤を処方をしてもらえば、安全なAGA治療を進めることができるでしょう。

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

内田医師のプロフィール画像

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