なおるん毛髪情報局
フィナステリドの正しい飲み方|量・時間・飲み忘れと効果が出るまでの期間
フィナステリド(先発品の名前はプロペシア)は、男性のAGA(男性型脱毛症)の治療に使われる内服薬です。処方を受けたときに「1日に何mg飲むのか」「いつ飲めばいいのか」「飲み忘れたらどうするのか」「どのくらいで効果が分かるのか」と迷う方は少なくありません。
この記事では、添付文書と日本皮膚科学会のガイドラインをもとに、フィナステリドの正しい飲み方(量・タイミング・飲み忘れ)、2日に1回や量を増やす飲み方についての考え方、効果が確認できるまでの期間、飲んではいけない人と注意点を解説します。
監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)
【この記事の結論】
- 添付文書の用法・用量は、通常0.2mgを1日1回服用し、必要に応じて増やす場合も1日1mgが上限です。量を増やしても効果が強まることは確認されていません。飲む量は医師が決めます。
- 食事の有無にかかわらず飲めます。毎日、飲み忘れにくい時間を決めて続けることが大切です。錠剤は割ったり砕いたりしないでください。
- 効果が確認できるまで通常6か月の連日服用が必要です。6か月以上服用しても進行の遅れが認められない場合は、医師の評価のもとで中止します。効果を保つには継続して服用します。
- 2日に1回などの飲み方は、添付文書に定められた用法ではありません。飲み方を変えたいときは、自己判断せずに処方を受けた医師に相談してください。
フィナステリドとは
フィナステリドは、男性ホルモンのテストステロンが、より作用の強いジヒドロテストステロン(DHT)に変わるときに働く酵素(5α-還元酵素Ⅱ型)を抑える薬です。DHTは、AGAで髪が細く短くなっていく(ヘアサイクルの成長期が短くなる)ことに関わると考えられています。添付文書での効能・効果は「男性における男性型脱毛症の進行遅延」で、男性のAGAのみが対象です(フィナステリド錠 添付文書)。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性のAGAに対するフィナステリドの内服は推奨度A(行うよう強く勧める)、女性の薄毛(女性型脱毛症)には推奨度D(行うべきではない)とされています(ガイドライン2017年版)。
プロペシアとジェネリック医薬品
フィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として開発された成分で、AGAの治療薬としては国内では2005年に「プロペシア錠」が承認されました。現在は、同じ有効成分のジェネリック医薬品(後発医薬品)も販売されています。ジェネリック医薬品は、先発品と有効成分が同じで、体内での吸収のされ方などが同等であることを確かめたうえで承認されています。
フィナステリドの正しい飲み方
飲む量:通常0.2mg、上限は1日1mg
添付文書の用法・用量は「男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする」です。0.2mgと1mgのどちらを飲むかは、診察で医師が決めます(フィナステリド錠 添付文書)。
24〜50歳の男性のAGA患者を対象とした国内の臨床試験(48週間)では、頭頂部の写真による評価で改善と判定された割合は、1mg群58.3%(77/132例)、0.2mg群54.2%(71/131例)、プラセボ(有効成分を含まない錠剤)群5.9%(8/135例)で、0.2mg群と1mg群の間に統計学的な有意差は認められませんでした(同添付文書)。ただし、有意差がないことは2つの量の効果が同じであることを示すものではありません。副作用の頻度は「フィナステリドの副作用の確率」で解説しています。
飲むタイミング:1日1回、食事の有無にかかわらず
フィナステリドは食事の有無にかかわらず服用できます。国内の試験では、空腹時と食後で血液中の薬の量に差はみられませんでした(添付文書)。朝食後や寝る前など、毎日続けやすく飲み忘れにくい時間を決めましょう。水またはぬるま湯で飲むのが一般的です。
錠剤は割らない・砕かない
フィナステリドの錠剤は分割したり砕いたりしないこととされています。錠剤はコーティングされているため、割れたり砕けたりしない限り、通常の取り扱いで有効成分に触れることはありません。砕けたり壊れたりした錠剤は、妊娠中・妊娠の可能性がある女性や授乳中の女性が扱わないようにしてください(添付文書)。PTPシート(包装)ごと飲み込まないよう、シートから取り出して飲みます。
飲み忘れたとき
添付文書には、飲み忘れたときの決まった対応は記載されていません。飲み忘れに気づいても、2回分を一度に飲んだり、1日に2回飲んだりしないでください。
飲み忘れたときの対応は、処方を受けたときの説明や、メーカーの患者向け資料でも確認できます。翌日になってから気づいた場合や、次に飲む時間との間隔に迷う場合、飲み忘れが続く場合は、処方を受けた医師や薬剤師に相談してください。飲み忘れを防ぐには、歯みがきなど毎日の習慣と同じタイミングで飲む、スマートフォンのリマインダーを使うといった工夫があります。
2日に1回・量を増やすなど、飲み方の疑問
2日に1回(隔日)でもいい?
添付文書の用法は「1日1回」で、「効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要」とされています。2日に1回などの飲み方は添付文書に定められた用法ではなく、国内で承認された用法として効果や安全性は確認されていません(フィナステリド錠 添付文書)。費用や副作用が気になって飲み方を変えたいときは、自己判断せずに医師に相談してください。
2mgなど、量を増やせば効果は強くなる?
添付文書では、1日の上限は1mgで、「増量による効果の増強は、確認されていない」とされています。自己判断で処方された量を増やしたり、飲み忘れた分を追加して飲んだりしないでください。承認された1日の上限は1mgです。
腎臓や肝臓が悪くても飲める?
フィナステリドは主に肝臓で代謝されます。肝機能障害のある方を対象とした臨床試験は行われていないため、肝臓の病気や、健康診断で肝臓の数値を指摘されたことがある方は、服用前に医師に伝えてください。
腎臓については、重い腎機能障害のある方と健康な方で、1回服用したときの血液中の薬の量(薬物動態)に差はみられなかったとされています。ただし、これは承認用量とは異なる量を使った海外の単回投与の試験で、繰り返し服用したときの試験は行われておらず、長く服用したときの安全性を直接示すものではありません(フィナステリド錠 添付文書)。腎臓の病気で治療中の方も、主治医と処方する医師の両方に伝えてください。肝臓の数値の見方は「フィナステリドと肝機能障害」で解説しています。
何歳から飲める?
添付文書では、20歳未満での安全性と有効性は確立されていないとされています。また、小児には適応がありません。10代で薄毛が気になる場合も、まずは医療機関で原因を確かめることが大切です。
フィナステリドの効果はいつから?服用期間の目安
添付文書では「3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要である」とされています。また、6か月以上服用しても進行の遅れがみられない場合は服用を中止すること、6か月以上続ける場合も定期的に効果を確認して続ける必要があるかを検討することとされています(フィナステリド錠 添付文書)。
| 時期 | 添付文書・ガイドラインの記載 |
|---|---|
| 服用開始〜3か月 | 3か月の連日服用で効果があらわれる場合もある |
| 6か月 | 効果の確認には通常6か月の連日服用が必要。6か月以上服用しても進行の遅れがみられなければ、医師の評価のもとで中止する |
| 参考:国内試験の48週時点 | 評価時点の結果であり、全員に共通する経過の段階ではない。国内の臨床試験(24〜50歳)で、頭頂部の写真による評価で改善と判定された割合は1mg群58.3%・0.2mg群54.2%(プラセボ群5.9%) |
| それ以降 | 効果を保つには継続して服用する。続ける場合も定期的に効果と継続の必要性を確認する |
出典:フィナステリド錠 添付文書。フィナステリドは進行を遅らせる薬のため、毛量が目に見えて増えなくても、進行が抑えられていれば効果があると評価する場合があります。効果のあらわれ方や程度には個人差があり、この表は全員に同じ変化が起こることを示すものではありません。
生え際(M字)と頭頂部で違いはある?
添付文書に記載されている国内の臨床試験は、頭頂部の写真で効果を評価したものです。ここで示した改善の割合は頭頂部の評価によるもので、生え際、とくにM字部分の改善の割合を示すものではありません。ガイドラインでも、フィナステリドは男性のAGAの治療として推奨されていますが、部位ごとの効果の違いについては、この記事で紹介した資料からは判断できません(ガイドライン2017年版)。生え際の後退が気になる場合は、薄毛の範囲や進み方を診察で確認したうえで、薬物療法や自毛植毛などの選択肢を医師と相談しましょう。
飲み始めに抜け毛が増えたら(いわゆる初期脱毛)
服用を始めてしばらくの間に、抜け毛が増えたと感じる方がいます。一般に「初期脱毛」と呼ばれますが、フィナステリドの添付文書の副作用の一覧には記載がなく、起こる頻度や仕組みについて分かっていることは限られています。抜け毛が増えたことだけで、効果が出ている・出ていないと判断することはできません。抜け毛が続く、範囲が広がるなど気になるときは、自己判断で服用を中止・継続せず、医師に相談してください。
服用をやめると効果は続かない
フィナステリドはAGAの進行を遅らせる薬で、効果を保つには継続して服用します(フィナステリド錠 添付文書)。服用をやめると、時間がたつにつれて薄毛が再び進むと考えられます。やめる時期や考え方は「フィナステリドのやめどき」で解説しています。
フィナステリドを飲んではいけない人・注意が必要な人
- フィナステリドの成分で過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方(禁忌)
- 妊娠中・妊娠している可能性がある女性、授乳中の女性(禁忌)
- 女性(女性に対する適応はありません)
- 小児(適応がありません)。20歳未満での安全性と有効性は確立されていません
妊娠中の女性が服用すると、薬の作用(DHTを下げる作用)によって男の子の胎児の生殖器などの正常な発育に影響を及ぼすおそれがあります。
次に当てはまる方は、服用前に医師に伝えてください。
- 肝臓の病気、健康診断で肝臓の数値を指摘されたこと
- うつ病・うつ状態、またはその既往歴、自殺念慮・自殺企図の既往歴
- ほかに飲んでいる薬やサプリメント(お薬手帳があれば持参してください)
- 妊活中であること
- 前立腺がん検診(PSA検査)を受けていること、受ける予定があること
PSA検査・献血のときは服用を伝える
フィナステリドを服用すると、前立腺がんの検査に使う血液中のPSAの値が下がります(国内の24〜50歳の男性のAGA患者で約40%低下)。添付文書では、服用中の方のPSAを前立腺がん診断の目的で測る場合は、2倍した値を目安に評価することとされています(フィナステリド錠 添付文書)。健康診断や人間ドックでは、フィナステリドを飲んでいることを必ず伝えてください。また、日本赤十字社の案内では、フィナステリドを服用している間と、服薬中止後1か月間は献血ができません(日本赤十字社)。
フィナステリドの主な副作用
添付文書には、性欲減退(リビドー減退)・勃起機能不全・射精障害・精液量減少などの性機能に関する症状、重大な副作用として肝機能障害(頻度不明)、そのほか抑うつ症状、乳房の痛み・はれ、発疹などが記載されています。性機能に関する症状は、市販後に服用をやめた後も続いたという報告があります。また、因果関係は明らかではないものの、自殺念慮・自殺企図などが報告されています(フィナステリド錠 添付文書)。
気分の落ち込みやうつ症状、死にたい気持ちに気づいたときは、服用を中止して処方を受けた医療機関にすぐ連絡してください。自分を傷つけそうなど身の安全を保てない場合は、連絡を待たずに119番をしてください。皮膚や白目が黄色くなる、強いだるさが続くといった症状があるときも、服用を中止して医療機関に連絡してください。唇・顔・舌・のどがはれる場合は、服用を中止して速やかに受診してください。息苦しさや呼吸がしにくい症状がある場合は、医療機関からの返答を待たずに119番をしてください。
副作用の頻度(国内の試験・調査のデータ)や症状ごとの相談の目安は、次の記事で詳しく解説しています。
服用をやめた後も症状が続くとされる状態(ポストフィナステリド症候群)については「ポストフィナステリド症候群(PFS)」、妊活中の方は「妊活中のAGA治療」もご覧ください。フィナステリドについては、院長のnoteでも解説しています。
フィナステリドとほかのAGA治療の違い
男性のAGAの治療には、フィナステリドのほかにも次のような方法があります。推奨される治療と、推奨されていないミノキシジルの内服を区別できるよう、日本皮膚科学会のガイドラインでの推奨度(ガイドライン2017年版)とあわせて紹介します。推奨度は、有効性・安全性の根拠などを踏まえて、治療をどの程度勧めるかを示すものです。
| 治療 | 仕組み・方法 | ガイドラインの推奨度(男性のAGA) |
|---|---|---|
| フィナステリドの内服 | 5α-還元酵素Ⅱ型を抑え、DHTを減らす。通常0.2mg(上限1mg)を1日1回 | A(行うよう強く勧める) |
| デュタステリドの内服 | 5α-還元酵素のⅠ型とⅡ型の両方を抑える。通常0.1mg(必要に応じて0.5mg)を1日1回。カプセルは噛んだり開けたりせずに飲む | A |
| ミノキシジルの外用(塗り薬) | 頭皮に塗る。国内では一般用医薬品として承認されている | A |
| 自毛植毛 | AGAの影響を受けにくい後頭部・側頭部の毛を、薄くなった部分に移す手術 | B(行うよう勧める) |
| ミノキシジルの内服 | 国内では薄毛の治療薬として承認されていない | D(行うべきではない) |
出典:ガイドライン2017年版、フィナステリド錠 添付文書、デュタステリドカプセル 添付文書。デュタステリドについて、ガイドラインでは、日本を含む国際的な臨床試験(6か月)でデュタステリド0.5mg/日とフィナステリド1mg/日を比べたところ、全毛髪数と毛の太さの増加はデュタステリドが優れていた一方、太い毛(硬毛)の数では統計学的な有意差が認められず、写真による評価の差もわずかで、両者の効果の差はさらに検討が必要とされています。効果には個人差があり、性機能に関する副作用や肝機能障害なども添付文書に記載されています。デュタステリドは、服用している間と服薬中止後6か月間は献血ができません(日本赤十字社)。
フィナステリドの内服とミノキシジルの外用は仕組みが異なり、男性のAGAに対してそれぞれ推奨度Aとされています。ただし、それぞれの推奨度は併用の推奨度を示すものではありません。併用するかどうかは、薄毛の範囲や体質、持病などを踏まえて医師と相談してください。
自毛植毛は、移植した毛が生着すれば、その部分で生え続けることが期待できる治療ですが、手術のため痛み・腫れ・傷跡などのリスクがあり、仕上がりには個人差があります。植毛した部分以外の既存の毛のAGAの進行は止まらないため、薬物療法の継続を検討する場合があります。違いは「AGA治療薬と自毛植毛はどっち?」、仕組みは「自毛植毛とは」で解説しています。
フィナステリドの入手方法:医療機関で処方を受ける
フィナステリドは医師の処方箋が必要な薬(処方箋医薬品)で、処方箋なしに市販薬として購入することはできません。医療機関で診察を受け、薄毛の原因がAGAかどうか、服用してよい体の状態かを確かめたうえで処方を受けましょう。AGA治療は保険適用外の自由診療で、費用は医療機関によって異なります。
インターネットなどで海外から個人輸入した医薬品には、有効成分が入っていない、量が違う、不純物が含まれているといった偽造品・粗悪品の可能性があります(厚生労働省)。また、個人輸入した医薬品で健康被害が起きた場合、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外になります。
当院での対応と費用(自由診療)
アルモ形成クリニック(東京・秋葉原)は自毛植毛を中心とした医療機関で、薄毛がAGAかどうかの診断、国内で承認された内服薬(フィナステリド・デュタステリド)による治療、自毛植毛を行っています。初診料(対面・オンライン)は無料ですが、AGAのみの診察の場合には別途5,500円(税込)がかかります。AGA治療・自毛植毛はいずれも保険適用外の自由診療です。費用(税込・2026年10月時点)は次のとおりで、最新は料金ページをご確認ください。
| 治療 | 費用(税込) | 期間・回数の目安 | 主なリスク・副作用 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド「サワイ」1mg(男性のAGA) | 28日分 5,800円 | 1日1回。効果の確認には通常6か月の連日服用が必要で、6か月以上服用しても進行遅延がみられない場合は医師の判断で中止する。効果を保つには継続服用が必要 | 性欲減退・勃起機能不全・射精障害、肝機能障害、抑うつ症状、乳房の症状、発疹など。自殺念慮・自殺企図の報告(因果関係は明らかではない)。女性には使用しない。20歳未満での安全性・有効性は確立していない |
| デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」(男性のAGA) | 30日分 7,800円 | 1日1回。治療効果の評価には通常6か月の治療が必要で、継続中も定期的に効果と継続の必要性を確認する | 勃起不全・性欲減退などの性機能障害、肝機能障害・黄疸、乳房障害、抑うつ気分など。女性・小児・重度の肝機能障害がある方、本剤の成分やフィナステリドなどほかの5α還元酵素阻害薬で過敏症を起こしたことがある方には使用しない。20歳未満での安全性・有効性は確立していない |
薬の効果には個人差があります。服用中は、症状や必要に応じて検査で体の状態を確認しながら治療を続けます。通院の間隔と費用の詳細は診察時にご案内します。AGA治療については「AGA治療」のページもご覧ください。
※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(アルモHi-STANDARD法(刈り上げる自毛植毛)1グラフト1,078円、アルモUn-SHAVEN法(刈り上げない自毛植毛)1グラフト1,870円・いずれも税込)です。別途、植毛手術前の血液検査11,000円(税込)がかかり、感染症がある方は感染症対策料198,000円(税込)が別途かかります。手術費用の例として、M字(800グラフト)の場合、血液検査を含めてアルモHi-STANDARD法 1,078,400円/アルモUn-SHAVEN法 1,712,000円(税込)です(感染症対策料が必要な場合は別途198,000円)。必要なグラフト数は薄毛の範囲とデザインによって診察で判断するため、費用には個人差があります(2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。手術は通常1回・日帰りで、手術前の診察と術後の検診が別にあります。当院では、術後約3か月から発毛が始まり、約8か月で生えそろってくることを経過の目安として案内しており、仕上がりの確認は約1年が目安です(当院のよくあるご質問に記載している一般的な経過の目安。個人差があり、範囲や経過によって追加の施術や受診が必要になる場合があります)。主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、術後の抜け毛(ショックロス。多くは一時的ですが、既存の毛が回復しない場合があります)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。
フィナステリドの飲み方についてよくある質問
Q1. 朝と夜、どちらに飲むのがいいですか?
A. 添付文書では、飲む時間帯の指定はなく、食事の有無にかかわらず服用できるとされています。朝・夜のどちらでも、毎日続けやすい時間を決めて1日1回飲みましょう。
Q2. お酒を飲んだ日も服用していいですか?
A. 添付文書には、お酒(アルコール)との飲み合わせについての記載はありません。フィナステリドは主に肝臓で代謝され、重大な副作用として肝機能障害が記載されているため、飲酒の習慣がある方や肝臓の数値を指摘されたことがある方は、医師に伝えてください。詳しくは「フィナステリドと肝機能障害」で解説しています。
Q3. ほかの薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A. 添付文書に、併用禁忌・併用注意として指定された薬はありません。ただし、すべての薬やサプリメントとの組み合わせが確認されているわけではありません。使っている薬やサプリメントは、お薬手帳などで医師・薬剤師に伝えてください。
Q4. 服用中に献血はできますか?
A. できません。日本赤十字社の案内では、服用している間に加えて、服薬中止後もフィナステリドは1か月間、デュタステリドは6か月間、献血ができないとされています(日本赤十字社)。献血の問診では、服用している薬を正確に申告してください。
Q5. 効果が感じられないときはどうすればいいですか?
A. 添付文書では、効果の確認には通常6か月の連日服用が必要とされています。6か月以上服用しても進行の遅れがみられない場合は、医師の評価のもとで服用を中止します。6か月ほど続けても変化が分からない場合は、処方を受けた医師に相談してください。薄毛の原因がAGA以外である可能性も含めて確認し、ほかの治療を検討することがあります。量を自己判断で増やさないでください。
Q6. フィナステリドをやめたいときは、どうすればいいですか?
A. 副作用がつらいとき、費用や生活の事情で続けにくいときは、処方を受けた医師に相談してください。やめると時間がたつにつれて薄毛が再び進むと考えられるため、やめた後の治療も含めて医師と相談して決めましょう。ただし、気分の落ち込みや死にたい気持ちなど、上で紹介した症状があるときは、相談を待たずに服用を中止して連絡してください。やめどきの考え方は「フィナステリドのやめどき」で解説しています。
まとめ
- フィナステリドの用法・用量は、通常0.2mgを1日1回、増やす場合も1日1mgが上限。量を増やしても効果が強まることは確認されていない
- 食事の有無にかかわらず飲める。1日1回。飲み忘れを防ぐため、毎日続けやすい時間を決める。錠剤は割らない・砕かない。飲み忘れても2回分を一度に飲まない
- 2日に1回などの飲み方は添付文書に定められた用法ではない。飲み方を変えたいときは医師に相談する
- 効果の確認には通常6か月の連日服用が必要。6か月以上飲んでも進行が遅くならなければ医師の評価のもとで中止し、効果を保つには継続する
- 女性・小児は対象外、20歳未満は安全性・有効性が確立していない。PSA検査のときは服用を伝える。服用中と服薬中止後1か月間は献血できない
- 副作用には性機能の症状・肝機能障害・抑うつ症状などがある。気分の落ち込みや死にたい気持ちが出たら服用を中止してすぐに連絡する
- AGA治療・自毛植毛は保険適用外の自由診療。効果には個人差があり、副作用・リスクがある
薄毛の原因や治療方法について相談したい方は、無料カウンセリングをご利用ください(AGAのみの診察の場合には別途5,500円・税込がかかります)。公式LINEでもご相談を受け付けています。よくあるご質問も参考になります。
お問い合わせ:アルモ形成クリニック 03-3518-5641(10:00〜19:00・休診 月・木(祝日は営業))