ミノキシジルはM字に効かない?理由と対処法|効果的な治療法も紹介
ミノキシジルを使っているのに、M字部分の薄毛が改善されずに悩んでいませんか?
ミノキシジルは薄毛治療に使われる代表的な薬で、M字型の薄毛にも効果があるとされています。
その一方で、効果を感じられていない人も。
ミノキシジルを使っているにもかかわらず効果が得られないと、このままでよいのか不安になりますよね。
もし何も対策をしなければ、さらに薄毛が進んでしまう恐れもあります。
この記事ではミノキシジルが効かない原因や、他にできる治療法について解説します。
今すぐ自分に合った薄毛対策を始めて、生え際に自信を持ちましょう。
ミノキシジルが効かない原因とは
ミノキシジルは薄毛に効果のある薬ですが、すべての人に効くわけではありません。
ここではミノキシジルの働きと、効果を感じられない原因について解説します。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルが髪に与える主な影響は次の通りです。
- 髪の成長を促す
- 頭皮の血流をよくする
- 髪の根元の細胞を増やす
しかし、期待した効果があらわれないケースもあります。
次にその原因についてみていきましょう。
ミノキシジルの効果を感じられない人
ミノキシジルの効果を感じられない理由には、以下のような要因が考えられます。
- 使用期間が短い
- 用法用量を守っていない
- 初期脱毛を抜け毛と勘違いしている
ミノキシジルは数ヶ月にわたる使用が必要です。
髪の成長には時間がかかるため、最低でも4ヶ月の継続使用が推奨されています。
また、初期脱毛はミノキシジルの使用開始直後に一時的に起こる脱毛のことです。
誰にでも起こることで、正常な髪の毛が生えてくるための準備だと考えましょう。
ミノキシジルの初期脱毛については、以下の記事も参考にしてください。
参考
・ミノキシジルローション5%「JG」|日本ジェネリック株式会社
・<論文>ミノキシジルの発毛作用について,小友進,日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)119,167~174(2002)
ミノキシジルがM字ハゲに効かない理由
M字ハゲは、生え際がアルファベットのMの形になるタイプの薄毛です。
ミノキシジルが効きにくいと感じるのは、以下のような理由が考えられます。
生え際は血管が少ない
生え際は、頭頂部(頭のてっぺん)や後頭部と比べると血管が少ない部位です。
そのため、生え際は血流を改善するミノキシジルの効果が及びにくいと考えられています。
頭頂部や後頭部の薄毛の改善に効果を感じていた人にとっては、生え際への効果は物足りなく感じるかもしれません。
個人差による効果の違い
ミノキシジルの効果には個人差があり、体質や薄毛の進行具合によって効き目に差が出ます。
とくにAGA(男性型脱毛症)が進んでいる人は、ミノキシジル単体では効果が出にくいこともあります。
自分のAGAの進行度はどの程度なのかな?と疑問に思った方は、以下の記事に詳しく書かれているのでぜひ参考にしてください。
加齢による脱毛症ではない
ミノキシジルは「壮年性脱毛症」にのみ効果があるとされる薬です。
壮年性脱毛症とは、加齢が原因で薄毛になることをいいます。
脱毛症には、ストレスや病気などが原因の「円形脱毛症」や治療薬が原因で髪の毛が抜ける「薬剤性脱毛症」など、さまざまな種類があります。
とくに生え際は、髪が引っ張られることが原因の「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」の影響を受けやすい部位です。
過度なヘアブラッシングや強く髪を結ぶなど、髪に力がかかると起こる可能性があります。
自分のM字がどのような理由で起こったのか、原因を探ってみるとミノキシジルが効かない原因がわかるかもしれません。
M字ハゲの原因が加齢ではないケースでは、別の治療が必要です
M字の生え際の見分け方について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
参考
ミノキシジルローション5%「JG」|日本ジェネリック株式会社
ミノキシジルの効果を得るためのポイント
ミノキシジルの効果を引き出すためには、早期に治療を始めることが大切です。
また、以下のポイントを押さえることで効果が高まる可能性があります。
- 早期に治療を開始する
- 少なくとも4ヶ月は治療を続ける
- 他の治療法と併用する
ミノキシジルでの治療は「早めに、長期的に」が基本。
薄毛が気になったら、出来るだけ早く専門のクリニックを受診して治療を開始しましょう。
ミノキシジル以外の治療法については、次の章で詳しく解説していきます。
ミノキシジル以外のM字に効果的な治療法
ミノキシジル以外にも、M字に効果が期待できる治療法があります。
ここでは、3つの方法をご紹介します。
内服薬との併用
ミノキシジル外用薬と、他の内服薬を併用する方法があります。
ミノキシジルは発毛を促進する薬。脱毛を抑える作用を持つフィナステリドと併用することで、より高い効果が期待できるとされています。
薄毛に効果のある2種類の薬を併用することで、脱毛を抑えつつ新しい髪が育ちやすくなるのです。
薬の併用については、以下の記事も参考にしてください。
生活習慣の改善
薄毛は生活習慣も影響します。
以下の習慣を意識することで、薄毛の改善につながるでしょう。
- 禁煙する
- 良質な睡眠をとる
- 紫外線対策をする
- 食生活をととのえる
- ストレスを溜めないようにする
薄毛と生活習慣の関係については、以下の記事も参考にしてください。
自毛植毛
自毛植毛は、後頭部や側頭部などの健康な髪をM字部分に移植する方法です。
自身の髪を使用するため自然な仕上がりが期待でき、長期的に髪が生え続ける可能性があります。
一時的ではない持続的な解決策として、注目を集めている治療法です。
デメリットとしては、麻酔を使用した手術となるため副作用があること。
そして費用が高額になることなどが挙げられます。
そうなると、信頼できるクリニックではないと心配ですよね。
アルモ形成クリニックは、自毛植毛の専門家集団。
なんと男性スタッフは全員自毛植毛の経験者なのです。
実際に自分が治療を受けているからこそできる、きめ細かなカウンセリングや施術を提供しています。
もちろん薄毛治療は自毛植毛だけではありませんので、診察やカウンセリングを経てひとりひとりに合った治療を提案させていただきます。
ぜひ一度アルモ形成クリニックにご相談ください。
まとめ
ミノキシジルは、M字部分の薄毛にも効果がある薬です。
効果が感じられないというときは「使用期間が短くないか」「薄毛の原因は加齢なのか」などのこの記事で紹介したポイントをチェックしてみましょう。
もっと効果を感じたい、というときは他の薄毛治療薬や自毛植毛といった治療法もありますよ。
薄毛治療は髪の毛の特性上、伸びるまで待たなければならないため長期戦になることがほとんどです。
焦る気持ちと、じっくり治療しなければならない気持ちの折り合いをつけるのが大変ですよね。
そんなときは、専門の医師に現状を相談するだけでも心が軽くなることがあります。
ひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。