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なおるん毛髪情報局

なおるん毛髪情報局 生活習慣

PHYSICIAN SUPERVISING

ページの監修医師

アルモ形成クリニック
院長 内田 直宏(なおるん先生)

  • ISHRS(国際毛髪外科学会)正会員
  • 年間200症例以上の自毛植毛を執刀
  • 違和感ゼロへ導く精密なグラデーションデザイン植毛が得意
アルモ形成クリニック 院長 内田直宏

サウナではげる?抜け毛・AGAとの関係と髪への負担を考えた入り方

サウナではげる?抜け毛・AGAとの関係と髪への負担を考えた入り方

監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)

結論:通常のサウナ利用が、AGA(男性型脱毛症)や女性型脱毛症を引き起こす、または進行させると断定できる十分な根拠はありません。AGAは遺伝的な素因と男性ホルモンの作用で起こる脱毛症で、サウナの熱や汗で起こるものではないと考えられています。

一方で、高温・乾燥の環境にさらされることは、髪そのもの(毛幹)への負担になる可能性があります。ただし、通常のサウナ利用による髪への影響は十分に分かっていません。切れ毛が増えると、髪が少なく見えることがあります。

サウナハットで髪を覆う、汗を洗い流してやさしく乾かすなど、髪への負担に配慮した工夫を取り入れるとよいでしょう。抜け毛が増え続ける、分け目や生え際が薄くなってきた場合は、サウナのせいと決めつけず、AGAなどの原因がないか確かめましょう。

この記事では、「サウナでハゲる」と言われる理由、髪の傷み・自然な抜け毛・脱毛症の違い、AGAとの関係、サウナの種類と髪への影響、髪を守る入り方、ミノキシジルを使っている方・植毛後の方の注意点、受診の目安を解説します。ドライヤーの熱についてはドライヤーで抜け毛が増える?もご覧ください。

「サウナでハゲる」と言われる理由

サウナで薄毛になると言われる主な理由は、次の3つです。ただし、これらは毛幹(頭皮から出ている髪)の傷みや頭皮への刺激についての説明であり、通常のサウナ利用がAGAを発症・進行させることを示すものではありません。

高温による髪のダメージ

髪は熱に強くありません。花王のヘアケアサイトでは、100℃以上の加温をくり返すと毛髪内部のタンパク質が部分的に変性して空洞が増え、160℃以上の加温をくり返すと弾力が低下するとされています(花王 髪の知識:高温加熱の影響)。

これらは主にヘアアイロン使用時の説明で、アイロンに直接触れる加熱とサウナ室の空気による加熱とでは条件が異なり、サウナの室温をそのまま髪の温度や損傷が起こる温度とみなすことはできません。通常のサウナ利用で同じ変化が起こるかは確かめられていませんが、高温の環境に乾いた髪を長時間・くり返しさらすことは、髪にとって負担になる可能性があります。髪の内部や表面が傷むと、パサつき、切れ毛、枝毛が起こりやすくなります。

乾燥

一般的なドライサウナは高温で湿度が低いため、髪や頭皮の水分が奪われやすい環境です。乾燥した髪は、ブラッシングやタオルの摩擦などが加わるとキューティクル(髪の表面)が傷みやすく、ツヤがなくなったり、切れやすくなったりすることがあります。

汗・皮脂による頭皮の汚れ

サウナでは大量に汗をかきます。汗や皮脂を長時間そのままにしておくと、頭皮のかゆみやにおいの原因になり、もともと脂漏性皮膚炎などがある方では症状が悪化することもあります。頭皮の炎症が強い状態が続くと抜け毛が増えることがありますが、汗をかくこと自体がAGAを起こすわけではありません。

髪の傷み(切れ毛)と脱毛症の違い

髪は毛周期に沿って毎日自然に抜けて生え変わっており、抜け毛があること自体は異常ではありません。サウナと薄毛の関係を考えるときは、「髪が傷んで途中で切れる」ことと、「毛が細く短くなる・抜け毛が増えた状態が続く(脱毛症)」ことを分けて考えるのが大切です。

髪の傷み(切れ毛・枝毛)脱毛症(AGA・女性型脱毛症など)
起こる場所頭皮から出ている髪(毛幹)頭皮の中の毛包(毛をつくる組織)
見た目の特徴毛先がパサつく・途中で切れる・枝毛。途中で折れた短い毛が目立つことがある疾患によって異なる。AGAでは主に生え際や頭頂部、女性型脱毛症では主に頭頂部を中心に毛が細くなり、分け目が目立つなどの変化がみられる
主な原因熱・乾燥・摩擦・カラーやパーマなど疾患によって異なる。AGAでは遺伝的な素因・男性ホルモンの作用など
サウナとの関係高温・乾燥で起こりやすくなる可能性がある通常のサウナ利用がAGAや女性型脱毛症を引き起こす・進行させると断定できる十分な根拠はない
対策熱と乾燥から守る・やさしく洗って乾かす原因を確かめ、必要に応じて医療機関で治療を検討

切れ毛が増えると髪のボリュームが減って「薄くなった」と感じることがあります。毛幹だけの傷みであれば、その傷みが新しく作られる毛へ直接引き継がれるわけではありません。ただし、外見だけで切れ毛と脱毛症を見分けるのは難しく、両方が重なっていることもあります。一方で、生え際の後退や頭頂部・分け目の地肌の透けが数か月単位で進む場合は、髪の傷みではなく脱毛症のサインかもしれません。勘違いしやすい薄毛の症状は本当にAGA?勘違いしやすい薄毛の症状で解説しています。

サウナはAGA(男性型脱毛症)の原因になる?

日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)では、AGAは、男性ホルモンのテストステロンが毛包で5α還元酵素によってより作用の強いジヒドロテストステロン(DHT)に変わり、遺伝的な素因のある人で毛包が小さくなる(ミニチュア化)ことで起こると説明されています。生え際や頭頂部の毛が細く短くなり、進行していくのが特徴です。

通常のサウナ利用による熱や発汗がこの仕組みを強めてAGAを起こす・進めると断定できる十分な根拠はありません。「汗で男性ホルモンが増えてハゲる」という説明も、根拠が確認されたものではありません。

また、通常のサウナ利用で毛包が破壊されるとする根拠もありません(やけど(熱傷)で頭皮が深く傷ついた場合は、毛包が損傷して毛が生えなくなることがあり、これとは別の話です)。そのため、AGAが心配な方がサウナを完全にやめる必要はないと考えられますが、逆に、サウナをやめればAGAの進行が止まるわけでもありません。AGAは進行性の脱毛症なので、気になる変化があれば早めに原因を確かめることが大切です。

なお、「サウナで血行が良くなるから髪が生える」「ストレス解消で薄毛が予防できる」といった話もありますが、サウナによって発毛したり、脱毛症を予防できたりすることが確かめられているわけではありません。サウナはあくまでリラックスや趣味として楽しみ、薄毛の対策は、皮膚科などで原因を確かめたうえで考えましょう。

サウナでテストステロンが増えるとハゲる?

挿入位置:「サウナはAGA(男性型脱毛症)の原因になる?」の直後
既存の「『汗で男性ホルモンが増えてハゲる』という説明も、根拠が確認されたものではありません。」の一文は、こちらへの誘導に書き換え:
『サウナで男性ホルモンが増えてハゲる』という説については、次の項目で詳しく解説します。

サウナでテストステロンが増えるとハゲる?

「サウナに入ると男性ホルモン(テストステロン)が増えてハゲる」という話を見かけることがありますが、これを裏付ける十分な根拠はありません。

サウナの前後でテストステロンは変わる?

フィンランド式サウナとホルモンの関係を調べた研究では、19〜26歳の健康な男性30人が、90〜91℃のサウナに12分入り、そのあと10〜11℃の水風呂に1分つかる流れを4回くり返した前後で、血中のテストステロン濃度に有意な変化はみられませんでした(Podstawski et al., 2021)。

ただし、これは若い男性を対象にした小規模な研究で、サウナ当日の前後を比べたものです。年齢の高い方や持病のある方、長期間サウナを続けた場合に同じ結果になるかは分かっていません。一方で「サウナでテストステロンが増える」とする情報もありますが、こちらも薄毛との関係を確かめたものではありません。

AGAはテストステロンの「量」だけで決まるわけではない

AGAは、テストステロンが毛包で5α還元酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変わり、遺伝的な素因のある人の毛包に作用することで起こると考えられています(日本皮膚科学会ガイドライン)。そのため、血中のテストステロンが一時的に上下したかどうかだけで、AGAが起こる・進むかが決まるわけではありません。

「男性ホルモンが多い人ほどハゲる」という誤解については、「オナニーでハゲる」は本当?でも解説しています。生え際や頭頂部の変化が気になる場合は、ホルモンの噂で判断せず、AGA治療を行う医療機関で原因を確かめましょう。

サウナに入る前のケア|ヘアオイル・トリートメントは使うべき?

サウナに入る前のケア|ヘアオイル・トリートメントは使うべき?

サウナに入る前は、シャワーやかけ湯で髪と頭皮の汗やほこりを軽く流しておきましょう。多くの施設で入室前のかけ湯・シャワーがマナーとされています。

洗い流さないトリートメントやヘアオイルには、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守る目的の製品がありますが、高温・低湿度のサウナ室で同じように働くかは確かめられていません。使う場合は次の点に注意しましょう。

  • 製品の使用方法・注意書きに従い、サウナでの使用を想定していない製品は避ける
  • 毛先を中心に少量にとどめ、頭皮には付けない(毛穴の詰まりや頭皮のかぶれの原因になることがあります)
  • ミノキシジルなどの頭皮用外用薬を使っている方は、塗る部位に他の製品が混ざらないようにする(添付文書では他の育毛剤・頭皮用外用剤との併用を避けることとされています)
  • 施設によってはオイル類の持ち込み・使用を禁止している場合があるため、ルールを確認する

オイルやトリートメントだけで髪の傷みを防げるわけではありません。サウナハットで髪を覆う、長時間入らないといった工夫と組み合わせて考えましょう。

水風呂・外気浴で気をつけたいこと

水風呂:冷たい水につかること自体が、髪や頭皮に悪影響を与えたり、抜け毛を増やしたりするという根拠は確認されていません。ただし、頭まで水風呂に潜るのは多くの施設でマナー違反とされています。頭や髪が濡れた場合は、タオルで強くこすらず、押さえるように水気を取りましょう。

外気浴:屋外で休憩する場合は、日差しや風にも注意が必要です。紫外線は髪の内部の結合を切り、うねりや広がりの一因になることが報告されています(花王)。日差しが強い時間帯は日陰で休む、帽子やタオルで頭を覆うなどの工夫を取り入れましょう。分け目や頭頂部など地肌が出ている部分は、頭皮も日焼けしやすくなります。

温度差:サウナ・水風呂・外気浴をくり返すと体温や血圧が大きく変化します。急に立ち上がらない、体調に合わせて回数や時間を調整するなど、無理のない範囲で楽しみましょう。

サウナの種類と髪への影響

サウナには主に次のような種類があります。室温・湿度は施設によって異なり、髪への負担は温度・湿度のほか、入る時間や蒸気の当たり方などにも左右されるため、種類だけで負担の大小は判断できません。表は一般的な特徴です。

種類特徴利用時に注意したい環境の特徴
ドライサウナヒーターで室内を高温にする。湿度は低い高温・低湿度の環境。髪が乾燥しやすい
フィンランド式サウナなど(ロウリュを行う設備)熱したサウナストーンに水をかける「ロウリュ」で蒸気を発生させ、湿度と体感温度を上げる湿度は上がるが体感温度も高くなる。頭部に熱い蒸気が当たりやすい
ミストサウナ温水を細かな霧状に噴霧して室内を温める。比較的低温で湿度が高い比較的低温・高湿度の環境。髪が乾燥しにくい
スチームサウナ蒸気を利用して室内を温める。湿度が高い高湿度の環境。蒸気の温度や当たり方は設備による

髪の乾燥が気になる方は、髪を覆う、熱い蒸気が頭に直接当たる場所を避けるなどの工夫を取り入れるとよいでしょう。比較的低温・高湿度の設備を選ぶ方法もありますが、髪への負担が少ないことが実証されているわけではありません。

サウナで髪への負担に配慮する入り方・ケアの方法

サウナハットやタオルで髪を覆う

サウナハット(ウールやコットン、リネンなどでできたサウナ用の帽子)や乾いたタオルで頭を覆うのは、髪が高温の空気や蒸気に直接さらされるのを和らげるための工夫です。ただし、髪の傷みや脱毛症を防ぐ効果が十分に検証されているわけではなく、素材や厚さ、濡れ具合によっても違います。かぶったハットは汗を吸うので、こまめに洗って清潔に保ちましょう。

濡れた髪を強くこすらない・長時間入らない

濡れた髪は摩擦によるダメージを受けやすい状態です。タオルで水気を取るときは強くこすらず、押さえるようにしましょう。また、長時間入り続けないようにしましょう。体調に合わせて無理をしないことは、髪だけでなく体を守るうえでも大切です。

サウナのあとは汗を洗い流し、早めに乾かす

サウナのあとは、頭皮に残った汗を洗い流しましょう。シャンプーでの洗髪は、汚れの程度やその日すでに洗髪したかどうかに応じて行えば十分です。洗うときに爪を立ててこすったり、何度も洗ったりすると頭皮が荒れる原因になります。洗ったあとはコンディショナーなどで髪の表面を整え、自然乾燥のまま放置せず、ドライヤーで頭皮から早めに乾かします。ドライヤーは髪から適度に離し、乾いたあとに熱を当て続けないのがポイントです。

こまめに水分をとる

サウナでは大量に汗をかくため、入る前後と休憩中にこまめに水分をとりましょう。水分補給で髪が増えるわけではありませんが、脱水は体調不良の原因になり、安全に楽しむための基本です。

体調に合わせて無理をしない

消費者庁は、サウナ浴での事故として、やけど、切り傷・擦り傷、骨折・打撲などが報告されているとし、掲示されている注意事項を確認すること、サウナ室内での思わぬやけどに注意すること、サウナ室の出入りで急に動かないこと、温度に体を慣らすこと、体調に合わせて無理なく利用すること、体調に異変を感じたらすぐ周囲の人や施設の従業員に知らせることを呼びかけています(消費者庁:サウナ浴での事故に注意)。サウナ室内では、熱くなった設備に触れるなどによるやけどにも注意が必要です。心臓や血圧の病気がある方、体調がすぐれない方、飲酒後の方はサウナを控え、持病のある方は主治医に相談しましょう。

ミノキシジルを使っている人はサウナに入っていい?

下記で引用するミノキシジル1%配合の女性用発毛剤の添付文書には、サウナの利用に関する記載はありません。ただし、記載がないことはサウナとの併用の安全性が確認されているという意味ではありません。

また、塗ったあとすぐにサウナに入って大量に汗をかくと薬液が流れてしまうことも考えられるため、塗るタイミングは製品の説明書に従い、迷う場合は薬剤師や医師に確認しましょう。

例えばミノキシジル1%配合の女性用発毛剤の添付文書では、この製品の用法として1日2回・1回1mLを頭皮に塗布し、決められた量より多く・頻繁に使っても効果は上がらないとされ、きず・湿疹・炎症(発赤)などがある頭皮には使用しないこととされています。

また、上記製品の添付文書では、頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、頭痛、めまい、胸の痛み、心拍が速くなる(動悸)、急な体重増加やむくみなどが副作用として挙げられ、こうした症状が出た場合は使用を中止して医師・薬剤師に相談することとされています。

頭皮のかゆみやめまい・動悸はサウナでも起こり得る症状ですが、サウナによるものか薬の副作用かを自分で判断する必要はありません。これらの症状が現れた場合はサウナの利用をやめ、ミノキシジル外用薬の使用を中止して医師・薬剤師に相談してください。

胸の痛み、息苦しさ、意識が遠のくなどの症状がある場合は、すぐに周囲の人や施設の従業員に知らせ、救急対応を求めてください。

なお、ミノキシジルの内服(いわゆるミノタブ)は国内で発毛薬として承認されておらず、日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では「行うべきではない(D)」とされています(ガイドライン)。血圧に作用する成分のため、ミノキシジルを内服している方は、サウナの利用について処方した医師に相談してください。

自毛植毛のあとはいつからサウナに入れる?

自毛植毛の手術後は、体温が上がったり血流が増えたりすると、出血や腫れが強くなることがあります。当院では、湯船への入浴は術後約1週間、サウナは少なくとも2週間控えることを目安にご案内しています。再開の時期は傷の治り具合によって変わるため、担当医の指示に従ってください。術後の洗髪や入浴の目安は植毛後の洗髪はいつから?で詳しく解説しています。

自毛植毛は、後頭部などから自分の毛包を採取し、薄くなった部位へ移植する手術です。当院では、刈り上げない自毛植毛(アルモUn-SHAVEN法)と刈り上げる自毛植毛(アルモHi-STANDARD法)を行っています。

※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(Hi-STANDARD法1グラフト1,078円、Un-SHAVEN法1グラフト1,870円・いずれも税込)に、植毛手術前の血液検査11,000円(税込)が必要です。感染症がある方は別途感染症対策料198,000円(税込)がかかります。例えば1,000グラフトの場合、基本料金・術前血液検査込みでHi-STANDARD法1,294,000円、Un-SHAVEN法2,086,000円(いずれも税込)です(必要なグラフト数を示すものではなく計算例で、必要なグラフト数は診察で決まります。感染症対策料は対象の方のみ別途。2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。手術は通常1回・日帰りで、術後3か月頃から生え始め、8か月程度で生えそろってきて、術後1年が完成の目安です(当院FAQに基づく目安で、個人差があります)。
主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、周囲の既存毛が抜けるショックロス(多くは一時的)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。

サウナのせい?と思ったら|受診の目安

状況考えられること・目安
毛先のパサつき・切れ毛・枝毛が増えた。途中で折れた短い毛が目立つ髪の傷みの可能性(外見だけでの判別は難しい)。髪の覆い方や洗い方・乾かし方を見直し、薄さが気になれば相談を
頭皮のかゆみ・赤み・フケ・かさぶたが続く脂漏性皮膚炎などの頭皮の炎症の可能性。皮膚科へ
生え際の後退、頭頂部や分け目の地肌の透けが数か月単位で進んでいるAGA・女性型脱毛症の可能性。原因を確かめるために医療機関で相談を
円形の脱毛がある/頭全体の抜け毛が急に増えた円形脱毛症や休止期脱毛などの可能性。早めに皮膚科へ

当院は形成外科医である院長が、薄毛の診察と自毛植毛を行っています。当院で自毛植毛を検討されている方は、対面・オンラインの無料カウンセリングをご利用いただけます。カウンセリングの流れは治療の流れ、よくあるご質問はこちらをご覧ください。

サウナと薄毛に関するよくある質問

毎日サウナに入るとハゲますか?

通常のサウナ利用を毎日続けることで、AGAや女性型脱毛症を引き起こす・進行させると断定できる十分な根拠はありません。ただし、回数が多いほど髪が高温・乾燥にさらされる機会も増えるため、髪の傷みが気になる方は髪を覆う、入ったあとのケアを丁寧にするなどの工夫を取り入れましょう。

サウナのあとに抜け毛が多い気がします。大丈夫ですか?

日による変動はありますが、髪は毎日自然に抜けて生え変わっており、洗髪のときにまとめて抜けるため、サウナのあとのシャンプーで抜け毛が目立つことがあります。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、1日に抜ける毛の量は個人差や季節差などもありますが、おおよそ1日100本程度までといわれています(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A)。

ただし、本数だけで脱毛症の有無は判断できません。抜け毛が明らかに増えた状態が続く、地肌が透けてきた場合は、サウナ以外の原因も含めて確かめましょう。

サウナハットをかぶれば薄毛は防げますか?

サウナハットは髪を覆い、高温や乾燥に直接さらされるのを和らげるための工夫ですが、髪の傷みを防ぐ効果が十分に検証されているわけではなく、AGAなどの脱毛症を防ぐものでもありません。脱毛症が心配な場合は、ハットの有無にかかわらず原因を確かめることが大切です。

サウナは薄毛の改善に効果がありますか?

サウナで血行が良くなったりリラックスできたりすることはありますが、それによって髪が生える、脱毛症が改善するということは確かめられていません。薄毛の改善を目指す場合は、原因に合わせた治療を検討しましょう。

まとめ

  • 通常のサウナ利用がAGA(男性型脱毛症)や女性型脱毛症を引き起こす・進行させると断定できる十分な根拠はない
  • 高温・乾燥は髪への負担になる可能性があるが、通常のサウナ利用による影響は十分に分かっていない。汗などの刺激で頭皮にかゆみや炎症が生じることもある
  • 髪の傷み(毛幹の問題)と脱毛症(毛包の問題)は別のもの。生え際や頭頂部・分け目の薄さが進む場合は脱毛症を疑う
  • 髪を覆う、汗を洗い流して早めに乾かす、水分をとる、体調に合わせて無理をしないことが基本
  • ミノキシジル外用薬を使っている方は塗るタイミングを説明書で確認し、頭皮のかぶれやめまい・動悸などが現れたらサウナをやめ、使用を中止して医師・薬剤師に相談。内服中の方はサウナの利用について処方医に相談。植毛後のサウナは当院では少なくとも2週間控えるのが目安

参考文献

このコラムの著者

アルモ形成クリニック 
院長 内田直宏

筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。

内田医師のプロフィール画像

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