- ホーム
- ナイアシンフラッシュが気になる?その症状の期間と適切な対処法
なおるん毛髪情報局
PHYSICIAN SUPERVISING
ページの監修医師
アルモ形成クリニック
院長 内田 直宏(なおるん先生)
- ISHRS(国際毛髪外科学会)正会員
- 年間200症例以上の自毛植毛を執刀
- 違和感ゼロへ導く精密なグラデーションデザイン植毛が得意
ナイアシンフラッシュが気になる?その症状の期間と適切な対処法
薄毛予防のためにナイアシンの摂取を始めたものの、過剰摂取による副作用「ナイアシンフラッシュ」に悩まされていませんか?
たとえ薄毛を予防できても、健康を害してしまったら辛いですよね……
この記事では、ナイアシンフラッシュがどの程度の期間続くのか、また放置しても問題ないのかについて詳しく説明していきます。
より効果的な摂取方法を見つけ、健康的な薄毛予防を行いましょう。
目次
ナイアシンが薄毛予防で注目される理由
ナイアシン(ビタミンB3)は、水溶性のビタミンB群の一種で、体内のエネルギー代謝や血行促進に関わる重要な栄養素です。
血管を拡張して血行を促進する作用があるため、毛根へ栄養素や酸素が届きやすくなり、健やかな毛髪の成長をサポートする可能性があるとされています。
このような働きから、「頭皮の血流改善=薄毛予防につながるのでは」と注目を集めています。
ナイアシンに期待される主な作用は、以下のとおりです。
- 血管拡張による血流改善
- 皮膚や粘膜の健康維持
- 頭皮環境を整えるサポート作用
- 抗炎症作用による頭皮トラブルの緩和
一方で、体質や摂取量によっては副作用が出現する場合もあるため、摂取方法や量には十分な注意が必要です。
ナイアシンフラッシュとは?
ナイアシンは薄毛予防や美肌効果などに効果的ですが、その中でもニコチン酸を過剰に摂取すると、顔の紅潮や掻痒感などの「フラッシング(flushing)症状」、すなわち「ナイアシンフラッシュ」が引き起こされることがあります。
さらに、血管拡張や下痢、嘔吐、消化管の疾患も起こる可能性があるため、ナイアシンを治療薬として使用している方は、過剰摂取にならないように注意を払いましょう。
厚生労働省が定める食事摂取基準(2020年版)に基づくと、ナイアシンの推奨量と耐用上限量が示されています。この基準に従って、適切な摂取量を把握し、ナイアシンを効果的かつ安全に摂取できるようにしましょう。
参考:日本人の食事摂取基準(2020 年版)「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書, p259
ナイアシンフラッシュはいつまで続く?期間と注意点
ここでは、ナイアシンフラッシュの持続期間と注意点について解説します。
ナイアシンフラッシュの症状が続く期間
ナイアシンフラッシュの症状の強さには個人差がありますが、多くの場合は摂取後1〜2時間程度で自然に軽快するでしょう。
また、継続して摂取することで1週間前後で体が慣れ、症状が出にくくなるケースもあります。
ナイアシンフラッシュは、体内に蓄積されたヒスタミン(かゆみ物質)が放出されることによって起こるもので、基本的には一過性で、重篤なものではないとされています。
ナイアシンを使う際の注意点
初めて摂取する場合は、夜間に少量から試すなど慎重に様子を見ることが大切です。
異変を感じた場合には、摂取量を調整する、あるいは一時的に中止するなど、
ナイアシンフラッシュの予防策3つ
ナイアシンフラッシュを抑制するために、摂取する際に注意すべきポイントが3つ存在します。ポイントを押さえることで、副作用を軽減し、快適にナイアシンを摂取できるでしょう。
ポイントを3つ紹介します。
- 空腹時には摂取しない
- 冷たい水で飲む
- ビタミンCを1週間前から摂っておく
① 空腹時には摂取しない
空腹時にナイアシンを摂取すると、その効果が強く出ることがあります。そのため、食事と一緒に摂取することで、副作用を和らげることができます。
② 冷たい水で飲む
冷たい水でナイアシンを摂取することで、血管が収縮し、フラッシングの症状が軽減されることがあります。これにより、ナイアシンフラッシュの発生を抑えることができます。
③ ビタミンCを1週間前から摂っておく
ビタミンCには、ヒスタミン(かゆみ物質)を体外に排出しやすくする働きがあります。このため、1週間前から1日1g×3回程度のビタミンCを摂取しておくことで、ヒスタミンの排出を促進し、ナイアシンフラッシュの症状を緩和させることが期待できます。
これらのポイントを意識することで、ナイアシンフラッシュを抑えつつ、適切にナイアシンを摂取することができます。健康的な生活のためにも、ナイアシンを効果的に摂取しましょう。
ナイアシンを効果的に摂取する方法
「ナイアシンの副作用は嫌だけど、薄毛予防は諦めたくない!」そんな方に、効果的な摂取方法をご紹介します。
前述した通り、ナイアシンはビタミンB群の一部であり、単独で摂取するよりも、ビタミンB群全体をバランス良く摂取することが理想的です。ビタミンB群は、体のエネルギー代謝や神経機能の維持に役立つ重要な栄養素と言われています。
ビタミンB群は水溶性の栄養素であるため、調理過程で煮たり茹でたりすると、その成分が煮汁に溶け出してしまいがちです。そのため、栄養素を効率的に摂取するためには、生食が適しています。例えば、刺身や果物など、加熱処理をせずに食べられる食材を選ぶことがおすすめです。
さらに、スープや煮物に使用する際は、具材から溶け出した栄養素が煮汁に含まれるため、無駄なくビタミンB群を摂取することが可能です。これにより、栄養バランスを考慮した食事を摂ることができます。
こちらの記事では、薄毛予防を意識したナイアシンやビタミンの効果的な摂取レシピをご紹介しています。
まとめ
薄毛予防のためにナイアシンを摂取している方は、過剰摂取によるナイアシンフラッシュに注意が必要です。症状は通常数時間で収まりますが、個人差があります。
適切な摂取量を守り、効果的な対処法や予防策を取り入れることで、悩みを解決できるでしょう。また、症状が長引く場合や心配な場合は、医師に相談することをお勧めします。
ナイアシンを適切に摂取することで、健康的な薄毛予防を行いましょう。
監修医師コメント
ナイアシンフラッシュとはナイアシンを接種しすぎた時に、血管拡張が強く生じて、紅潮状態、浮腫状の痒みが生じることがあります。
対策として、なるべく水分を多めに接種して、ナイアシンを体外に排出する他に、ナイアシンを含む食事のみを多く取りすぎないなど、あまり経口接種しすぎないことが重要でしょう。
ナイアシンを摂り続けると、なぜかゆみが続きますか?
(アルモ形成クリニック院長)
ナイアシン接種によりニコチン酸フラッシングという現象が生じます。
すると、体中の血管が拡張し、ヒスタミンが血中に放出されるため、かゆみが出るようになります。
ナイアシンフラッシュがおさまらないのはなぜですか?
ナイアシンフラッシュは通常数時間以内に治まることが多いですが、持続する場合には、全身症状が生じたり、ショック症状が起きる可能性がありますので早めに医師に相談したほうが良いです。
蕁麻疹が何ヶ月も治らないのはなぜですか?
慢性蕁麻疹といって、アレルギー体質がある方に持続するケースがあります。
内服薬を適切に用いることでコントロール可能です。
蕁麻疹がなかなか消えない場合、どうしたらよいですか?
(アルモ形成クリニック院長)
蕁麻疹は通常24時間以内に消失しますが、残る場合には、抗ヒスタミン薬やステロイド軟膏塗布などの治療が必要になります。
症状が強くなると、アナフィラキシーショックと言って命に関わる場合がありますので、早めに医師に相談することが重要です。
ナイアシンだけで薄毛は防げる?
ナイアシンは、頭皮の血流環境を整える補助的な栄養素として有用ですが、進行している薄毛そのものを改善する治療ではありません。
すでに生え際や頭頂部の後退が進んでいる場合、栄養管理やサプリメントだけでは十分な改善が得られないケースも少なくありません。
そのような場合には、毛根そのものを補う医学的アプローチ=自毛植毛の選択肢が推奨されます。
アルモ形成クリニックでは、薄毛の進行度や頭皮状態を医師が丁寧に診察したうえで、将来を見据えた自然な生え際デザインの自毛植毛を行っています。
- 薄毛の原因・進行度を見極めた治療提案
- ナチュラルさを重視したグラデーションデザイン植毛
- サプリや内服治療との併用相談も可能
薄毛の状態やライフスタイルに合わせて、無理のない治療方針をご提案していますので、まずはお気軽にご相談ください。
このコラムの著者
アルモ形成クリニック
院長 内田直宏
筑波大学医学部卒業後、マイクロサージャリー(顕微鏡手術)を含む形成外科施術に6年間従事。
東京、秋葉原でアルモ形成クリニックを開院。
沖縄から北海道まで、遠方の患者様に多くご来院いただいております。
年間200症例以上の自毛植毛施術を執刀しており、AGA治療(内服療法、注射療法、レーザー治療)や美容外科施術にも長けている。
自毛植毛だけでは実現の難しい、額をせまくする手術やFUT植毛による傷跡のカバーアップなどといった技術も高く評価を受けている。
まずはカウンセリングから。お気軽にご相談ください。
03-3518-5641
営業時間:10:00〜19:00(土日祝診療)
定休日:月曜日・木曜日(ただし、祝日は営業)
(アルモ形成クリニック院長)
ナイアシンフラッシュとは、ビタミンB3を接種しすぎることで、体がほてったり、かゆみが生じたり、ひどい場合には全身症状(ショック症状)が急に起こる症状のことです。
通常は数時間以内に治まりますが、治まらない場合には早めの病院受診が重要です。