なおるん毛髪情報局
自毛植毛の生着率は何%?平均・高いクリニックの特徴・生着率を上げる方法を医師が解説
植毛の生着率は何%あれば成功と言える?
植毛は正しく行えば高い生着率が期待できますが、技術の差や術後のケア不足によって結果が変わる治療です。
つまり、適切な知識と準備があれば、生着率をさらに高めることができます。
本記事では、植毛の生着率が高まる理由、下がってしまう原因、そして今日からできる対策までわかりやすく解説します。
植毛を検討中の方が、後悔のない治療選びができるように、医療的観点から必要な情報をまとめましたので、ぜひご参考にしてください。
自毛植毛について知りたいかたは、こちらもご覧ください。
自毛植毛とは | アルモ形成クリニック
目次
植毛の生着率とは?

植毛の生着率とは、移植した毛包(グラフト)がどれだけ頭皮に定着し、再び発毛を開始するかを示す割合です。
一般的に 自毛植毛の生着率は82.5%以上 とされています。
ただし、以下の点について生着率は変化します。
- 医師の技術
- 採取〜移植までの管理
- 手術デザイン
- 術後の過ごし方
実際の生着率は、医師の技術力やグラフトの採取・保存・移植管理、植毛デザイン、さらには術後の過ごし方によって大きく左右されます。そのため、単純に移植本数だけでなく、どれだけ毛根を生着させられるかが自然な仕上がりにつながります。
当院では、他院での失敗例によって再施術する患者様が2人に1人です。かえって時間と費用がかかることもあります。
当院では、特に以下のことにこだわっています。
全グラフトの品質管理を徹底し、採取した毛包を一本一本確認し、状態の良いグラフトのみを移植します。
毛包へのダメージを最小限に抑える管理により、採取後の乾燥や負担を防ぎ、毛包の活性を保ったまま移植を行います。
院長が重要工程である毛包採取や移植孔(スリット)作成など、生着率に大きく影響する工程を担当します。
高密度かつ自然なデザインにこだわり、毛流れ・角度・密度・将来の薄毛の進行まで考慮し、自然で生着しやすい植毛へ導きます。
また、長年の経験で培ったマイクロサージャリー(顕微鏡手術)技術を活用し、高密度植毛と平均98%以上の高い定着率を追求しています。
植毛が生着するまでの経過

植毛後に移植部分が生着するまでの過程は以下の通りです。
手術1〜3日後
手術当日は、移植した頭皮が非常に不安定な状態です。中にはうまく生着せず、脱落する髪の毛も存在します。脱落する髪の毛は、ほとんどが24時間前後で抜け落ち、血がつくのが特徴です。
植毛後は翌日からシャンプーができますが、頭皮の様子を見ながら慎重にシャンプーを行いましょう。
術後1~2週間
術後1〜2週間は、植毛部分が徐々に頭皮に生着する時期です。
手術から1週間程経つと、手術後にできたかさぶたがポロポロと取れ始めます。頭皮に赤みが出ることがありますが、回復における正常な反応なので問題ありません。
術後1~3ヶ月
赤みが徐々に元の頭皮の色に戻り、産毛が生え始めます。
手術から1ヶ月以上経過すると、ヘアカラーやパーマなどの施術が可能です。
2~3ヶ月目に、ショックロスと呼ばれる抜け毛が増える現象が起きることがあります。ほとんどの場合、4ヶ月前後で抜け毛が落ち着くので、丁寧なヘアケアを続けながら様子を見ましょう。
術後6ヶ月以降
約6ヶ月経過すると、人によっては植毛した部分の新しい髪の毛が生え揃います。この時期になれば、手術前と同じように髪の毛を扱ってもまったく問題ありません。
手術から約12ヶ月後には、髪の毛のほとんどが伸びて植毛部分と差がわからなくなります。以前は叶わなかった、理想のヘアスタイルを楽しめるようになるでしょう。

| 術式:アルモUn-SHAVEN法 移植本数:1750グラフト 施術部位:生え際 費用:総額 3,477,500円(税込、麻酔代・点滴代・処方代 全て込み) ※保険適応外の自由診療です。 主な副作用・リスク:腫れ、痛み、出血、かゆみ、血行不全、傷跡、毛のう炎、感覚の違和感、ショックロス、くせ毛、自然さの限界など |
植毛後の生着率を上げる5つのポイント

植毛は手術が終わったら安心というわけでなく、術後の行動が生着率を決めると言っても過言ではありません。
植毛後の生着率を上げるポイントには以下のようなものがあります。
- 信頼できるクリニックを選ぶ
- 術後は頭皮への負担を避ける
- シャンプーは優しく丁寧に行う
- 生活習慣を見直す
- 定期的に医師の診察を受ける
それぞれ詳しく解説します。
1.信頼できるクリニックを選ぶ
クリニックを選ぶ際は、料金や生着率の数字だけではなく、次のような点を確認しましょう。
医師が重要な工程を担当している
自毛植毛では、診察やデザインだけでなく、グラフトの採取や移植穴の作成など、医師の技術が求められる工程があります。
特に、移植する位置・角度・深さを決める「穴あけ(スリット作成)」は、植毛後の密度や毛流れを左右する重要な工程です。カウンセリング時には、どの工程を医師が担当するのか、手術体制について確認しておきましょう。
グラフトを乾燥させない管理体制がある
採取されたグラフトは、体外にある時間が長くなったり、乾燥したりすると、毛根に負担がかかる可能性があります。
そのため、採取したグラフトを適切な保存液や温度で管理し、できるだけ速やかに植え付ける体制が重要です。
一度に大量のグラフトを採取するのではなく、採取から植え付けまでの時間を短くする工夫が行われているかも、クリニックを判断するポイントになります。
高密度でも毛根を傷つけにくい技術がある
高密度の自毛植毛では、狭い範囲に多くのグラフトを移植します。しかし、単純に移植穴の数を増やせばよいわけではありません。
移植穴が大きすぎたり、深すぎたり、隣接する毛根に近すぎたりすると、頭皮やグラフトへの負担が大きくなる可能性があります。
必要最小限の大きさと深さで移植穴を作り、グラフト同士が干渉しないように植え付ける技術が求められます。「高密度」という言葉だけで判断せず、どのような方法で頭皮や毛根へのダメージを抑えているかを確認することが大切です。
生え癖や毛流れまで考えたデザインを行っている
自毛植毛の仕上がりは、移植する本数や密度だけでなく、毛の向き・角度・流れによっても大きく変わります。
患者様ごとに、生え際の形や既存毛の生え方、髪質、将来的な薄毛の進行などを考慮し、オーダーメイドで設計することが重要です。
特に生え際では、太い毛を一列に並べるのではなく、細い毛や1本毛を前方に配置し、後方に向かって徐々に密度を高める「グラデーションデザイン」が、自然な仕上がりにつながります。
グラフトのダブルチェック体制がある
採取したグラフトの状態を確認する体制も、生着率を支える重要な要素です。
グラフトに毛根鞘などの重要な組織が残っているか、採取時に損傷していないか、余分な組織が付着していないかなどを、医師や看護師が確認します。
複数のスタッフによるダブルチェックを行い、状態のよいグラフトを選別して移植する体制が整っているかを確認しましょう。
自毛植毛は、自分の健康な毛包を薄毛部分へ移植する繊細な手術です。そのため、クリニックの技術力・経験・グラフトの管理体制によって仕上がりが大きく変わります。
グラフトの採取から移植までの工程がスムーズでないと、乾燥によるダメージで、生着率が低下する原因にもなります。また、植える角度や方向が適切でない場合、髪流れが不自然に見えることもあります。
そのため、生着率を高めるには、公式サイトで症例や実績を確認し、カウンセリングで丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶことが重要です。
アルモ形成クリニックでは、医師が工程の最初から最後まで責任を持って関与し、グラフトのダメージを徹底的に抑えながら、自然な生え際と密度を実現するデザイン植毛を追求しています。
高密度を可能にする具体的な技術については、以下で詳しく解説しています。
2.術後は頭皮への負担を避ける
植毛直後は、頭皮に強い刺激を与える行為は避けてください。
- タオルでごしごし擦る
- 植毛部分に枕を強くあてる
- ヘルメットや帽子が直接触れる
就寝時は枕が当たらないように、仰向けで寝たり硬い枕を使ったりして工夫しましょう。
手術後の頭皮は不安定なので、極力刺激を与えないことが大切です。手術後は、なるべく3日ほど仕事や学校を休んで安静に過ごしてください。
3.シャンプーは優しく丁寧に行う
植毛後、手術の翌日から軽いシャンプーが可能です。
毛髪の汚れをそのままにしておくと、細菌が繁殖して移植部分に悪影響を及ぼす可能性があります。普段からスタイリング剤を使う人は、シャンプーをよく泡立てて指の腹を使い、丁寧に洗髪しましょう。
4.生活習慣を見直す
植毛直後の過ごし方で生着率が左右されます。術後1週間程は血流を変化させるタバコや飲酒は控えるようにしてください。激しい運動も頭皮への負担が大きいため、避けるのが無難です。
植毛部分が生着するまでは、食生活や生活習慣をいつも以上に気を配りましょう。
髪の毛や頭皮は、食事で摂取した栄養から作られています。
頭髪の発育に欠かせない「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」を積極的に食事に取り入れるようにしてください。
5.定期的に医師の診察を受ける
植毛後の生着率や術後の経過は人によって個人差があります。
体質に合った適切な治療を受けるためにも、医師の診察がある日は忘れずに通院しましょう。
こまめに髪の毛の状況を薄毛治療のプロに判断してもらうことで、異常があれば早く対処できます。
たとえば、ショックロスが起こった場合、発毛効果が期待できる内服薬を処方してもらえるかもしれません。
手術後に気になったことや少しでも不安に思ったことは、遠慮せずに医師に相談することが大切です。
他院との違い
高密度植毛により1回の手術で10年後もフサフサ
高密度植毛は、単純に多くの毛髪を植えることではなく、毛根(グラフト)の生着率を維持しながら、毛流れや角度を考慮して適切な間隔で移植する高度な技術です。
一般に「高密度」の水準は30〜40%ですが、当院では平均60%の結果を出しています。
そのカギは「皮膚へのダメージの最小化」です!
実は「密度の数字そのもの」ではなく、切開(移植穴の作成)と植え付けで、いかに皮膚へのダメージを小さく抑えるかにかかっています。当院が日々の手術で徹底しているのも、まさにこの一点です。
☑常に「最も小さいスリット」を狙う
密度は医師の実施する工程の中の、穴あけ(スリット作成)で全て決まってしまいます。
グラフトを傷つけずに植えられる、必要最小限の大きさ・深さのスリットを切ることを目標にします。移植穴が大きく深いほど、皮膚は傷み、血流が犠牲になります。 毛包へのダメージや血流障害を抑え、高密度と生着率の両立を目指します。
☑薄く鋭いブレードを使い、切れ味を保つ
より薄く鋭い両刃ブレード(double-edge blade)を使うだけで生着の改善が見られます。当院も刃が少しでも鈍った兆候があれば、ためらわず交換します。切れ味こそが皮膚へのやさしさに直結するからです。
☑愛護的に、丁寧に植える熟練チーム
自毛植毛は、採取から移植までの工程で毛包へのダメージを抑えることも重要です。
株を傷つけずにやさしく植えられる熟練スタッフの存在が、高密度植毛成功の絶対条件です。当院がこの一手一手にこだわるのも、ここに結果の差が出るからです。植毛は、採取から移植までの工程で毛包へのダメージを抑えることも重要です。
毛包の状態を良好に保つことで、高密度に植毛しても十分な生着が期待できます。
☑高密度植毛を安全に行うためのアルモの「見極め」
自毛植毛は、やみくもに高密度を追うことは戒めなければなりません。
手術中は皮膚の色・出血の量・皮膚の質感を観察し、血流(perfusion)が十分でない、あるいは皮膚が健康でないと判断したら、迷わず密度を下げることが重要です。当院も手術中は、常に頭皮の状態と対話しながら密度を調整しています。
また、喫煙・糖尿病・日光ダメージ・瘢痕・萎縮した皮膚などは、どこまで密に切開できるかに影響する要因として挙げられています。逆に言えば、これらのリスクが少なく、皮膚が健康で、術者の技術が高ければ、高密度植毛は十分に安全で、有力な選択肢になり得るということです。
傷跡への植毛は生着しない?
過去の怪我や火傷、手術によってできた傷跡部分は、毛根が損傷しているため髪の毛が生えなくなることがあります。
傷跡が浅い場合、自毛植毛で髪の毛を生着させることが可能です。
実際に、頭部の傷跡や手術痕を目立ちにくくする目的で植毛が行われるケースもあります。
ただし、傷跡の状態や皮膚の硬さ、血流の状況によって生着率には個人差があります。そのため、通常の植毛よりも慎重な診断と治療計画が大切です。
傷跡による薄毛や無毛部分でお悩みの方は、まずは専門の植毛クリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。頭皮の状態を詳しく確認したうえで、植毛が可能かどうか、どの程度の改善が期待できるかを医師が丁寧にご説明いたします。
植毛は何年くらいもつ?
植毛後、移植部分がしっかり生着すれば、他の髪の毛と変わらず半永久的に髪の毛が生えてくるようになります。
植毛に使う髪の毛はAGAの影響を受けにくい、後頭部や側頭部の頭皮です。
年齢を重ねたとしても、以前のように抜けやすい毛質ではありません。
1度植毛をすれば、10年後も若々しい髪型を維持できる可能性が高いのです。
植毛後の頭皮マッサージは良くない?
上述の通り、頭皮への強い刺激は生着率を下げる可能性があります。
頭皮に力を加えてマッサージするのは避けた方が無難でしょう。
美容室に行くとマッサージがサービスで受けられることがありますが、植毛後すぐは理由を伝えて断るようにしてください。
まとめ
この記事では「植毛後の生着率」について解説しました。
- 植毛の生着率とは、植毛した部分が頭皮に根付く割合
- 自毛植毛の生着率は82.5%以上
- 植毛が生着するまでの期間は6ヶ月以上必要
- 生着率を上げるには手術後に頭皮に刺激を与えないことが大切
植毛は「やって終わり」ではなく、クリニックの技術力・管理体制・デザイン設計、そして術後の過ごし方によって結果が大きく変わる治療です。
アルモ形成クリニックでは、医師が全工程に関与し、グラフトのダメージを抑える丁寧な管理、高密度でも自然なデザイン、そして10年後を見据えた植毛設計を重視しています。
実際にどれだけ自然に仕上がるのかは、症例写真を見るのが一番確実です。
当院で植毛を受けられた方の「生え際・M字・頭頂部・広範囲」など、部位別の症例をご紹介しています。生着率を高めたい方、自然な仕上がりにこだわりたい方は、ぜひ一度ご覧ください。