頭頂部の薄毛も自毛植毛でOK!難しい理由とかかる費用のリアルも

頭頂部の薄毛も自毛植毛でOK!難しい理由とかかる費用のリアルも


アルモ形成外科クリニックHP

・頭頂部の薄毛って治るの?
・頭頂部の自毛植毛ってうまくいくの?
・植毛してから馴染むまでの目安は?
・植毛の値段はどのくらい?

このような悩みを解決する記事を用意しました。

記事の内容は以下の通りです。

頭頂部に自毛植毛がおすすめな理由
頭頂部の自毛植毛はなぜ難しいのか
自毛植毛で髪の毛が生えそろう期間
植毛した髪の毛を定着させる方法
頭頂部の自毛植毛にかかる金額

この記事を読むことで、頭頂部の自毛植毛について理解できます。薄毛が目立ってきている頭頂部へ自毛植毛をする際の参考になるでしょう。

自毛植毛について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

目次

頭頂部の薄毛に自毛植毛がおすすめな理由3選

頭頂部の薄毛に自毛植毛がおすすめな理由3選

頭頂部の薄毛に対して、内服や外用薬よりも自毛植毛がおすすめな理由は以下の3つです。

それぞれ解説していきます。

内服より効率的に髪の毛が生えてくるから

AGA治療において、自毛植毛と内服の効果には違いがあります。

自毛植毛・・・新しい毛が生えてくる

内服、外用薬・・・AGAの進行を抑える

内服は「これ以上髪を失わなくなること」が目的です。抜け毛の進行は抑えられますが、新しく髪が生えてくることはありません。

一方、自毛植毛の目的は「髪を生やすこと」です。植毛した髪が頭皮に定着すれば、それ以降は自分の髪の毛として生えてくるようになります。

「髪の毛を生やす」という点で考えると、自毛植毛を選ぶべきでしょう。

植毛後に半永久的に生え続けるから

一度頭頂部に植毛して定着すると、半永久的に生えてくるようになります。

なぜなら、自毛植毛には後頭部や側頭部の毛を使うからです。

前頭部、頭頂部
→5αリダクターゼを受容する毛包が多い

後頭部、側頭部
男性ホルモン受容体の数が少ない

抜け毛のメカニズムは以下の通りです。

抜け毛のメカニズム
  1. 男性ホルモンであるテストステロンが酵素である5αリダクターゼによって代謝される
  2. テストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)に変わる
  3. DHTが頭皮の男性ホルモン受容体と結びつく
  4. 髪の成長が止まる、毛が抜けやすくなる

前頭部や頭頂部では5αリダクターゼを含む毛包が多いため、抜け毛の原因になるDHTが発生しやすくなります。

一方、後頭部や側頭部はDHTが結びつく男性ホルモン受容体の数が少ないと報告されています。そのため、男性ホルモンによる抜け毛になりにくく、自毛植毛によく用いられるのです。

薄毛や抜け毛になりにくい後頭部や側頭部の髪の毛を使うことで、自然と毛が生えてくるようになります。

参考:
男性型脱毛症治療の現状と今後の展望.坪井 良治.日薬理誌,133,78~81,2009
毛の発育制御機構解明にお ける最近の進歩 と育毛剤.板見智.粧技誌,第33巻,第3号,1999

定期的なケアの手間が減るから

自毛植毛をおこなうと、髪の毛のケアにかける手間を減らせます。

他の治療方法で必要な手間は以下の通りです。

  • 内服・・・定期的に薬を飲み続ける必要あり
  • 人工植毛・・・移植した頭皮に拒絶反応あり
    →頭皮が荒れて、ケアが必要になる
    →再び植毛するのにお金がかかる

自毛植毛は自分の髪の毛を植毛しているため、拒絶反応が起こりにくいです。

頭頂部は範囲も広いため、ケアの手間や時間もかかります。自毛植毛をすれば、手間が減りケアに使う時間も減らせるでしょう。

頭頂部への自毛植毛が難しいとされる理由3つ

頭頂部への自毛植毛が難しいとされる理由3つ

以下の3つの原因から、頭頂部への自毛植毛は難しいとされています。

それぞれ解説していきます。

前頭部よりも範囲が広い

頭頂部は大きいため、頭頂部すべてに植毛しようとすると範囲が広くなります。

明確な区分けはされていませんが、前頭部は前髪あたりのことを指し、頭頂部はつむじ周辺の範囲を指します。

抜け毛の範囲にもよりますが、植毛する面積が広くなると、1回の植毛ではカバーできないかもしれません。

場合によっては、2.3回と追加で植毛が必要になることもあるでしょう。回数が増えると追加で費用もかかるため、負担も大きくなります。

また1回の植毛で毛量をカバーできないと、逆に植毛した部分が目立ってしまうこともあります。中途半端な植毛だと薄毛がカバーできないため、頭頂部への自毛植毛は難しいとされているのです。

自然な毛の流れを作りづらい

頭頂部への植毛は、元の髪と同じような毛流れを作りにくいといえます。なぜなら、つむじ周辺の再現が難しいからです。

髪の毛はつむじ部分を中心にらせんの毛流れができています。つむじの回転方向や生え方は人によって異なるため、まったく同じ状態を再現するのは至難のワザ。

とくに経験が少ないクリニックに依頼すると、それぞれにあった自然な髪型を再現できずに不自然な仕上がりになることもあります。

経験や知識をもったクリニックに依頼することで、自分が求める自然な髪型を作ってくれる可能性が高まります。

植毛した毛がすべて生えてくるわけではない

植毛が難しい理由のひとつとして、頭皮への定着率が関係しています。

Beehner は自毛植毛術の定着率は 82.5%以上と報告しています。8割以上は定着するのですが、植毛しても定着せずに抜け落ちてしまうケースも少なくありません。

頭皮に定着しない理由としては、以下の通りです。

・植毛後の頭皮のケアを怠っている
・生活習慣が乱れている
・植毛する医師の技術が不足している

他にもさまざまな原因から定着せずに抜け落ちてしまうことがあります。気になる部分を植毛手術で埋めたとしても、気づいたら抜け落ちていたこともあるでしょう。

植毛手術後はしっかり定着しているかを検診で確認してもらうようにしてください。

参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版.日本皮膚科学会ガイドライン

頭頂部の自毛植毛で髪の毛が生え揃う目安

植毛後には、以下のような過程で生えそろっていきます。

STEP
植毛翌日~2週間

周囲の頭皮と結びついて栄養供給が始まる

STEP
2~3カ月

植毛した髪の毛が生え始める

STEP
6ヵ月~8ヵ月

少しずつボリュームが出始める

STEP
1年~1年半

完全に生え揃う

この過程はあくまで目安です。それぞれの血流量や頭皮のケアの状態で、多少のズレは生じます。

自毛植毛をしたからといって、すぐに髪が生えてくるわけではないことを理解しておきましょう。

自毛植毛したあとに早く定着させる方法3つ

自毛植毛したあとに早く定着させる方法3つ

自毛植毛のあとに定着しやすくするには、いくつかのポイントがあります。

それぞれ解説していきます。

植毛した箇所を刺激しない

植毛手術のあとは、むやみに患部を触らないようにしましょう。

なぜなら定着しづらくなったり、菌が繁殖したりする可能性があるからです。

植毛は頭皮に新しい髪の毛を埋め込んでおり、頭皮に傷がついている状態です。むやみに触ることで、専門医が綺麗に整えてくれた土台を崩してしまうことになります。

また治っていない傷口に触れると、菌が繁殖しやすく痛みや腫れがあらわれることもあるでしょう。

術後は植毛した部位は保護して触らないようにして、定着率を高めましょう。

定期的に状態を見てもらう

植毛後は1ヶ月〜数ヶ月に1回は、医師に頭皮の状態を見てもらうようにしましょう。

植毛後の頭皮を確認してもらうことで、おかしい部位やイメージと違う部分があれば、すぐに修正できます。

事前にカウンセリングで医師と完成イメージをしっかり共有しておけば、異変があったときに気づいてもらいやすいです。

また痛みや腫れがある場合は確認後に処置してくれることもあります。

「こんな髪になるはずじゃなかった」と後で後悔しないように、定期的に診察を受けて状態を確認するようにしましょう。

頭皮を清潔に保つ

植毛後の頭皮を清潔に保てると、感染や菌の繁殖を防げます。

頭皮の状態によっては、痛みや傷の程度から数日間は洗髪できないこともあります。洗髪開始のタイミングは医師に確認が必要です。

植毛後に頭皮をきれいに保つには、以下の方法を試してみてください。

・濡れタオルで拭く
・弱目のシャワーで優しく流す
・ワックスをしっかり洗い流す
・爪で洗わず指の腹で洗う

植毛後の定着率を高めるためにも、頭皮は清潔に保つようにしましょう。

植毛後の入浴についてはこちらもご覧ください。

頭頂部の自毛植毛で必要な料金とグラフトの数

植毛にかかる料金は以下の式で計算されます。

基本料金+(1グラフトの料金×グラフトの数)

基本料金には以下の費用が含まれます。

・医師の技術料
・機器の使用料
・局所麻酔の費用
・頭皮の衛生維持費 など

医師の技術料は、経験や知識によって変わることも多く、クリニックごとに変動があります。

グラフトとは、植毛する毛根の組織のことです。1グラフト=1株とも呼ばれ、1株には3〜5本の髪の毛が含まれています。

頭頂部の自毛植毛では、大体500グラフト〜が目安です。範囲や定着率によってグラフトの必要数は変化します。

アルモ形成クリニックでは、刈り上げる方法と刈り上げない方法で金額が異なります。

刈り上げる方法

基本料金205,000円+1グラフト1,078円
・500グラフトの場合 744,000円

刈り上げない方法

基本料金205,000円+1グラフト1,870円
・500グラフトの場合 1,140,000円

実際にどのくらいのグラフト数が必要なのかは頭皮の状態を確認してみないと分かりません。

必要なグラフト数や金額について詳しく知りたい方は、一度カウンセリングを受けてみてください。

自毛植毛の料金についてはこちらでも詳しく解説しています。

まとめ

この記事では、頭頂部の自毛植毛について、難しい理由や定着させる方法について解説しました。

この記事のまとめ

・自毛植毛は定期的なケアを減らせる
・植毛する範囲が広く、自然な毛流れを作りにくい
・植毛した箇所はむやみに触らない

頭頂部の薄毛は範囲も広いため目立ちやすいのが特徴です。

頭頂部に自毛植毛を実施することで半永久的に生えてくる髪の毛が手に入り、薄毛や抜け毛が目立ちにくくなるでしょう。

頭頂部の抜け毛が気になる方は一度カウンセリングを受けてみましょう。実際にかかる費用の目安を確認できますよ。

自毛植毛が気になる方は、一度アルモ形成クリニックにご相談ください。


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