植毛の種類別に費用相場を解説！お得に費用を抑える５つのポイント

植毛をしたいけれど、どのくらい費用がかかるのか見当がつかず不安に思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか？

植毛には自毛植毛と人工毛植毛があり、手法によって費用相場が異なります。安さだけで植毛の種類を選んでしまうと、後悔する可能性があるので注意が必要です。

植毛手術で大切なお金を無駄にしないためにも「植毛の種類別の費用相場」や「費用を抑えるポイント」を見ていきましょう。

植毛の種類と費用相場

植毛には自分の髪の毛を薄毛部分に移植する「自毛植毛」と人工的に作られた髪の毛を移植する「人工毛植毛」の2種類があります。両者の費用相場を見ていきましょう。

それぞれ詳しく解説します。

自毛植毛の場合

自毛植毛の費用相場は50〜150万円と言われています。自毛植毛にはFUT法とFUE法があり、両者の特徴と費用は以下の通りです。

術式	FUT法	FUE法
特徴	・移植部分の皮膚を帯状に採取する ・傷跡が残る ・比較的費用が安価にすむ	・パンチニードルを使い、1毛穴ごとに移植部分を採取する ・傷跡が目立ちにくい ・広範囲の施術が難しい
1グラフト当たりの目安	600～900円	800～2500円
基本料金	15〜35万円

基本的な費用の計算方法は、「治療方法（基本料金）＋グラフト（株）数✕ 1グラフト（株）あたりの料金」です。グラフト（株）とは移植する毛包を数える単位で1つにつき約1～4本の髪の毛を移植できます。

植毛する範囲や手法によって費用は大きく異なるため、広範囲になれば100万円〜数百万円になることも珍しくはありません。

アルモ成形では後頭部に1,000グラフトを移植した場合、128万3,000円となります。

人工毛植毛の場合

人工毛植毛は、自毛植毛に比べると1回の手術の費用が安くすむ傾向にあります。基本的な費用の計算方法は「人工毛の本数×1本当たりの単価」です。多くのクリニックでは1本あたり300円以下に設定されています。1,000本植毛したときの相場は25～30万円程度です。

自毛植毛に比べると安価に見えるかもしれませんが、人工毛植毛はメンテナンス費がかかります。1度抜け落ちてしまうと生えてこないため、繰り返し植毛する必要があります。

なお、人工毛植毛は拒否反応を起こす可能性も高く、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版では推奨度D、アメリカでは禁止されている施術です。髪の毛や身体への負担を考えると、原則行わないのが好ましいでしょう。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

植毛費用は保険適用外で全額自己負担

厚生労働省が承認していない薬や治療は「自由診療」となり、保険を使えません。薄毛治療の一環で行う自毛植毛は、見た目を変えるための「美容目的」の治療と判断され、保険適用外となります。

基本的に治療費はすべて自己負担で医療費控除も利用できないことを理解しておきましょう。

参考：形成外科と健康保険｜一般社団法人 日本形成外科学会

植毛の費用を抑える５つのポイント

植毛の費用を抑えるためのポイントは、以下5つです。

それぞれ詳しく解説します。

植毛する範囲を明確にする

「本当に必要な植毛の範囲はどのくらいなのか」を明確にしておくと、無駄な費用をかけなくてすみます。たとえば、薄毛が生え際のM字と頭頂部が気になっていても、M字部分のみの植毛をすると決めておけば、余計に植毛部分を増やす必要がありません。

クリニックの公式サイトなどを参考にして、自分が希望する治療範囲と予算をあらかじめ決めておくことが大切です。

モニター価格を利用する

モニター価格とは、治療前後の状態の情報を公開する代わりに特別価格で治療が受けられるプランのことです。モニター価格で自毛植毛を受ける場合は、どのような情報が開示されるのか確認し、納得できる場合のみに申し込みましょう。

アルモ成形クリニックでは30％オフでモニター価格が利用できます。費用を抑えたい人は一度相談してみてはいかがでしょうか？

クリニックを比較する

自毛植毛は自由診療であるため、クリニックによって費用が大きく異なります。クリニックのホームページで比較したり、相見積もりを取ったりして価格を確認しましょう。

しかし安さだけでクリニックを選んでしまうと、納得できない対応をされる可能性もあるので注意が必要です。なかには「追加料金がかかって結果的に多額の費用を請求された」という悪質なケースも存在します。

手術費用だけでなく、「治療の範囲」や「補償内容」も合わせて確認することが大切です。

参考：包茎手術、薄毛治療など、男性の美容医療トラブルに注意！－受診はインターネット検索で公的機関の注意喚起情報を調べてから－

早期に治療を受ける

植毛を検討中の人は、AGA（男性型脱毛症）を発症していることがほとんどです。AGAは進行性の病気であるため、発症してから年月が経てばその分薄毛の範囲が広がります。

植毛部分が広範囲になればなるほど費用も高くなるため、費用を抑えたければ早期に手術を受けましょう。

生活習慣を整える

「食事」「睡眠の質」「ストレス」「運動」は、薄毛の進行や植毛後の髪の毛の定着にも影響します。手術の前後にかかわらず、髪の毛にいい影響を与える生活習慣を心がけることが大切です。

食事は、タンパク質やビタミン類、ミネラルを積極的に摂りましょう。1日7〜8時間のまとまった睡眠時間を確保し、ストレスを溜め込まない工夫をすることも大切です。

トルコや韓国で植毛をすると費用が安くすむ？

トルコや韓国は植毛クリニックの数が多く、費用が安くすむ傾向にあります。観光と植毛を同時に楽しめるため植毛ツアーも人気を集めています。

ただし言葉の壁があるためトラブルが起きたときに、対応が難しいというリスクがあることも忘れてはいけません。「安くすむから」という安易な考えでは、植毛を決めないように気をつけましょう。

植毛をするときにローンは組める？

植毛は医療ローンやクレジットカードローンが使えることがほとんどです。医療ローンとは、健康保険が適用されない医療行為に使えるローンのことです。クレジットカードに比べて低金利で費用を調達できるメリットがあります。

ローンを組むときは「成人かどうか」「まとまった収入があるか」などの審査があります。金融機関によって審査基準が異なるため、気になる人は問い合わせてみましょう。

自毛植毛は維持費がかかる？

自毛植毛は維持費やメンテナンス費がかからないと言われています。自毛植毛は1度手術して定着してしまえば生え続け、術後に通院する必要もありません。

ただし移植部分以外の髪の毛はAGAの影響を受ける可能性があるため、数年後に薄毛が気になることがあります。他の部分の抜け毛を予防するために、手術後にAGAの内服薬を続けるのも一つの手です。

女性の植毛は費用が高い？

植毛にかかる費用は性別で変わりません。女性の患者自体が少ないため、女性に向けた薄毛治療を展開しているクリニックを選ぶのがいいでしょう。

移植部分を採取するときに髪の毛を刈り上げたくない人は、アルモ成形クリニックで行っている「アルモUn-SHAVEN法」を検討してみてはいかがでしょうか？

まとめ

自毛植毛の費用相場は約100～150万円です。ただし、手法や移植する範囲によって費用は大きく異なります。人工毛植毛は1回あたりの施術が安価な傾向にありますが、推奨度が低い施術であり、原則行わないほうがいいでしょう。

「クリニックの比較検討」や「モニター価格の利用」をすることで、植毛の費用を抑えられます。事前に価格や補償内容を調べて、後悔しないように植毛の準備を進めましょう。

少しでも気になる植毛クリニックがある場合は、一度相談してみてはいかがでしょうか？