なおるん毛髪情報局
ハミルトン・ノーウッド分類とは|AGAの進行度(Ⅰ〜Ⅶ型)の見方とセルフチェック
- ハミルトン・ノーウッド分類とは?
- 自分の薄毛はⅠ〜Ⅶ型のどれに近い?
- 分類でAGAかどうか、治療が必要かどうかは分かる?
生え際の後退や頭頂部の薄毛が気になり始めると、「自分の薄毛はどのくらい進んでいるのか」を知りたくなるものです。男性のAGA(男性型脱毛症)の進み方を表す分類として、よく使われているのが「ハミルトン・ノーウッド分類」です。
この記事では、ハミルトン・ノーウッド分類の成り立ちと各型の特徴、日本で使われている高島分類、女性の薄毛の分類、分類を使ったセルフチェックの方法とその限界、型と治療の関係を解説します。
監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)
院長がX(旧Twitter)で紹介した、ハミルトン・ノーウッド分類の図です。
※図はノーウッド氏の分類(Ⅰ〜Ⅶ型と、Ⅲvertex型・a型の亜型)で、日本で加えられたⅡvertex型は含まれていません。投稿と監修医師コメント中の「1941年」という紹介年の出典は確認中です。本記事で確認したハミルトン氏の分類論文の発表年は1951年です(Hamilton, 1951)。
【この記事の結論】
- ハミルトン・ノーウッド分類は、男性のAGAの進み方を、生え際の後退と頭頂部の薄毛の範囲で分ける分類です。基本はⅠ〜Ⅶ型の7段階で、頭頂部が薄くなるvertex型、前頭部全体が後退するa型といった亜型があります。
- 日本では、ハミルトン・ノーウッド分類に、高島分類のⅡvertex型を加えた分類も用いられています。
- 分類は今の薄毛の範囲を表す目安で、AGAかどうかの診断や、治療が必要かどうか、今後どこまで進むかを決めるものではありません。
- AGAは少しずつ進行する脱毛症です。薄毛の範囲や進み方が気になる場合は、型にかかわらず医療機関で原因を確認することをおすすめします。
ハミルトン・ノーウッド分類とは
ハミルトン・ノーウッド分類は、男性型脱毛症の脱毛のパターンを、生え際(前頭部)の後退と頭頂部の薄毛の範囲によって段階的に分けたものです。アメリカのハミルトン氏が1951年に発表した分類(Hamilton, 1951)を、ノーウッド氏が1975年に改訂したもの(Norwood, 1975)で、2人の名前をとってハミルトン・ノーウッド分類と呼ばれています。
医師が診察で薄毛の範囲を記録したり、治療の経過を比べたりするときの目安として使われています。ただし、分類は見た目の範囲を表すもので、薄毛の原因を調べるものではありません。AGAは遺伝と男性ホルモンが関わって進行する脱毛症で(ガイドライン2017年版)、AGAかどうかは、脱毛のパターンや経過、頭皮の状態、ほかの脱毛症との区別などをもとに医師が判断します。
ハミルトン・ノーウッド分類の各型の特徴
ノーウッド氏の分類では、基本の型はⅠ型からⅦ型までの7段階で、数字が大きいほど薄毛の範囲が広くなります。ただし、すべての人が各型を順番にたどるわけではありません。各型のおおまかな特徴は次のとおりです(Norwood, 1975)。
| 型 | 生え際(前頭部) | 頭頂部・残る毛の状態 |
|---|---|---|
| Ⅰ型 | 後退はないか、ごくわずか | 分類上、明らかな脱毛の範囲はない |
| Ⅱ型 | こめかみの上(額の両端)が三角形に少し後退 | 分類上、明らかな脱毛の範囲はない |
| Ⅲ型 | 額の両端の後退が深くなり、M字がはっきりする | 分類上、明らかな脱毛の範囲はない |
| Ⅲvertex型 | 後退はⅢ型以下 | 頭頂部が薄くなる |
| Ⅳ型 | Ⅲ型より後退が進む | 頭頂部も薄くなる。前頭部と頭頂部の間には髪の帯が残る |
| Ⅴ型 | 後退がさらに進む | 薄毛の範囲が広がり、間の髪の帯が細く薄くなる |
| Ⅵ型 | 前頭部から頭頂部まで | 間の髪の帯がなくなり、前頭部と頭頂部の薄毛がつながる |
| Ⅶ型 | 前頭部から頭頂部まで | Ⅵ型より薄毛の範囲が広がり、側頭部から後頭部にかけて狭い馬蹄形(U字形)の髪の帯だけが残る |
この表は薄毛の範囲の目安で、表だけでAGAかどうかは判断できません。
ノーウッド氏の原法では、Ⅲ型を、明らかな男性型の脱毛パターンと判定する最小の段階としています(Norwood, 1975)。これは分類上の基準で、現在のAGAの診断や治療を始める基準を示すものではありません。Ⅰ型やⅡ型の生え際は、成人の生え際として見られる範囲のこともあり、この段階の見た目だけでAGAかどうかを判断することはできません。
頭頂部が薄くなるvertex型
Ⅲvertex型は、生え際の後退はⅢ型以下にとどまり、主に頭頂部(つむじのまわり)が薄くなるタイプです。頭頂部は自分では見えにくいため、家族や美容師に言われて気づくこともあります。頭頂部の薄毛については「つむじはげ・頭頂部の薄毛」で解説しています。
前頭部全体が後退するa型
ノーウッド氏の分類には、Ⅱa型・Ⅲa型・Ⅳa型・Ⅴa型という亜型もあります。額の両端から後退して前頭部の中央の毛が島のように残るのではなく、前頭部の生え際全体が後ろへ下がっていくタイプです。頭頂部に別の薄毛の部分が同時にできるパターンとは区別されています(Norwood, 1975)。
M字・O字・U字との関係
日常的には、薄毛の形をアルファベットにたとえて「M字」「O字」「U字」と呼ぶことがあります。これらは医学的な分類名ではありませんが、ハミルトン・ノーウッド分類とおおまかに次のように対応します。
- M字:額の両端(こめかみの上)から後退していくタイプ。Ⅱ型・Ⅲ型が近い
- O字:頭頂部から薄くなるタイプ。Ⅲvertex型や、高島分類のⅡvertex型が近い
- U字:前頭部の生え際全体が後退するタイプ(a型)や、前頭部から頭頂部まで薄毛がつながった状態(Ⅵ型・Ⅶ型)をさして使われることがある
M字と頭頂部の薄毛が同時に進むことも多く、ひとつの形に当てはまらない場合もあります。M字の生え際の形の考え方は「生え際を丸くしたい男性へ」でも解説しています。
日本で使われる高島分類のⅡvertex型と女性の分類
高島分類のⅡvertex型を加えた分類
ハミルトン・ノーウッド分類は欧米人男性の観察をもとにつくられた分類です。日本では、ハミルトン・ノーウッド分類に、高島分類のⅡvertex型(生え際の後退がⅡ型程度の段階で頭頂部も薄くなっている型)を加えた分類も用いられています(ガイドライン2017年版)。頭頂部の薄毛が、生え際の後退が軽い段階から見られるタイプを表すためのものです。異なる分類の区分のため、ノーウッド氏の原法のⅢvertex型とは対象が重なることがあります。
女性型脱毛症の分類(ルードヴィッヒ分類など)
女性型脱毛症(FPHL)は、男性のAGAとは病態が異なる部分があり、多くの場合、額の生え際は保たれたまま、頭頂部を中心に髪が全体的に細く少なくなります(ガイドライン2017年版)。女性型脱毛症の程度を表す分類としては、頭頂部の薄毛の程度を3段階に分けるルードヴィッヒ(Ludwig)分類などが使われます(Ludwig, 1977)。また、分け目のまわりの薄毛が前の方ほど広がり、上から見るとクリスマスツリーのような形に見えるパターンも知られています(Olsen, 1999)。
女性の薄毛は、甲状腺の病気や貧血、出産後の抜け毛など、原因がさまざまです。また、男性のAGA治療に使われるフィナステリドやデュタステリドは女性には使用しません。女性の薄毛が気になる場合は、皮膚科など女性の薄毛に対応している医療機関で相談してください。
ハミルトン・ノーウッド分類でセルフチェックする方法
分類の表や図と見比べることで、自分の薄毛の範囲がどの型に近いかの目安を知ることができます。次のような方法で確認すると、変化に気づきやすくなります。
- 前髪を上げて正面から、また頭頂部を真上から、スマートフォンで撮影する(頭頂部は家族に撮ってもらうか、合わせ鏡を使う)
- 撮影するときは、照明・距離・角度・髪の濡れ具合などの条件をできるだけそろえる
- 数か月ごとに同じ条件で撮影し、生え際の位置や頭頂部の地肌の見え方を以前の写真と比べる
- 抜け毛の量だけでなく、髪が細く短くなっていないか(軟毛化)にも注意する
セルフチェックでは分からないこと
セルフチェックで分かるのは、薄毛の範囲がどの型に近いかという目安だけです。次のことは分類では判断できません。
- AGAかどうか(円形脱毛症、病気や過激なダイエットなどの後に起こる休止期脱毛、甲状腺の病気、髪を強く引っ張る髪型による脱毛など、ほかの原因でも薄毛は起こります)
- 治療が必要かどうか、どの治療が合うか
- 今後どの型まで、どのくらいの速さで進むか(進み方には個人差があります)
薄毛の原因は、AGA以外にもいくつもあります(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 脱毛症Q17)。境目のはっきりした脱毛斑がある、急に頭全体の毛が抜けてきた、頭皮の赤み・かゆみ・痛みが続いている、といった場合は、型に当てはめて様子を見ず、皮膚科などの医療機関で相談してください。自分で様子を見てよい抜け毛と、受診したほうがよい薄毛の見分け方は「薄毛は自分で治せる?」で解説しています。
型によって治療は変わる?
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性のAGAに対して、フィナステリドやデュタステリドの内服、ミノキシジルの外用が強く勧められています(ガイドライン2017年版)。M字か頭頂部かといった型だけで、内服薬の種類が一律に決まるわけではありません。薬は、進行の状況や効果、副作用などをふまえて選びます。内服薬は主にAGAの進行を抑えることを目的とした治療で、効果には個人差があり、効果を保つには服用を続ける必要があります。
AGAは進行性の脱毛症で(ガイドライン2017年版)、治療の目的の中心は進行を抑えることにあります。そのため、気になり始めた段階で一度医療機関で相談しておくと、今の状態を確認したうえで、治療を始めるかどうかや、どの治療を選ぶかを検討しやすくなります。ただし、早く始めればそのぶん効果が大きくなると決まっているわけではありません。
自毛植毛を考える場合
自毛植毛は、後頭部など、AGAの影響を受けにくい部分の自分の毛包を採取し、薄毛の部分に移植する手術です。ガイドラインでは、男性のAGAに対して、外用を含む薬物療法で十分な効果が得られず、ほかに手段がない場合に、十分な経験と技術を持つ医師が行う治療として、推奨度Bとされています(ガイドライン2017年版)。
自毛植毛は移植した部分を補う手術で、周囲の既存の毛のAGAの進行を止めるものではないため、必要に応じて内服薬などの治療もあわせて検討します。植毛が向いているかどうかは、型だけで決まるものではなく、薄毛の範囲、採取できる後頭部の毛の量や太さ、今後の進行の見込みなどを診察で確認して判断します。採取できる毛の量には限りがあるため、薄毛の範囲が広い場合は、すべてを同じ密度で覆うことが難しいこともあります。
監修医師コメント
最初にハミルトンが男性型脱毛症の分類を紹介したのが、1941年と言われております。
そこから、さまざまな国の名士たちが変更し、現在の形に落ち着いていますが、生え際、頭頂部、前頭部に分類されおりますが、最終的に進行する終点は同じという点です。
植毛手術を行う際にも将来的に進行しそうな部位などを見据えた上で適切に移植するのが重要になります。
補足(編集部):ハミルトン氏の分類が論文として発表されたのは1951年です(Hamilton, 1951)。また、薄毛が進む速さや最終的な範囲には個人差があり、すべての人が同じ段階まで進むわけではありません。分類図は、一人ひとりの将来の到達点を示すものではありません。
当院での対応と費用(自由診療)
アルモ形成クリニック(東京・秋葉原)は自毛植毛を中心とした医療機関で、薄毛がAGAかどうかの診察、国内で承認された内服薬(フィナステリド・デュタステリド)による男性のAGA治療、自毛植毛を行っています。初診料(対面・オンライン)は無料ですが、AGAのみの診察の場合には別途5,500円(税込)がかかります。AGA治療・自毛植毛はいずれも保険適用外の自由診療です。費用(税込・2026年10月時点)は次のとおりで、最新は料金ページをご確認ください。
| 治療 | 費用(税込) | 期間・回数の目安 | 主なリスク・副作用 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド「サワイ」1mg(男性のAGA) | 28日分 5,800円 | 1mg錠を処方された場合は1日1回1錠。効果の確認には通常6か月の連日服用が必要で、6か月以上服用しても進行遅延がみられない場合は医師の判断で中止する。効果を保つには継続服用が必要 | 性欲減退・勃起機能不全・射精障害、肝機能障害、抑うつ症状、乳房の症状、発疹など。自殺念慮・自殺企図の報告(国内の添付文書では因果関係は明らかではないとされ、EMAは自殺念慮を副作用として確認・頻度不明)。女性には使用しない。20歳未満での安全性・有効性は確立していない |
| デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」(男性のAGA) | 30日分 7,800円 | 0.5mgカプセルを処方された場合は1日1回1カプセル。治療効果の評価には通常6か月の治療が必要で、6か月以上服用しても改善がみられない場合は医師の判断で中止する。継続中も定期的に効果と継続の必要性を確認する | 勃起不全・性欲減退などの性機能障害、肝機能障害・黄疸、乳房障害、抑うつ気分など。女性・小児・重度の肝機能障害がある方、本剤の成分やフィナステリドなどほかの5α還元酵素阻害薬で過敏症を起こしたことがある方には使用しない。20歳未満での安全性・有効性は確立していない |
フィナステリドの服用中に、気分の落ち込み、うつ症状、死にたい気持ちがあらわれた場合は、服用を中止して速やかに医師に連絡してください。国内の添付文書では、因果関係は明らかではないものの自殺念慮・自殺企図などの報告があり、あらわれた場合は服用を中止して速やかに医師等に連絡するよう指導することとされています(フィナステリド錠 添付文書)。欧州医薬品庁(EMA)は、自殺念慮をフィナステリド錠の副作用として確認し(頻度は不明)、フィナステリド1mgの服用中に気分の変化があれば中止して医師に相談するよう勧めています(EMA)。
デュタステリドの添付文書には抑うつ気分が副作用として記載されています(デュタステリドカプセル 添付文書)。服用中に気分の落ち込みなどがあらわれた場合は、速やかに処方を受けた医師に相談してください。
どちらの薬でも、皮膚や白目が黄色くなる、強いだるさが続くなど肝機能障害が疑われる症状や、発疹・じんましん、唇・顔・のどのはれがあらわれた場合は、服用を中止して速やかに受診してください。自分を傷つけそうなど身の安全を保てない場合や、息苦しいなど呼吸がしにくい場合は119番をしてください。
フィナステリドやデュタステリドには、前立腺がんの検査に使われる血液中のPSAの値を下げる作用があります。健康診断などでPSA検査を受けるときは、服用している薬の名前と服用期間を検査担当の医師に伝えてください(ガイドライン2017年版)。デュタステリドはカプセルから漏れた薬に女性や子どもが触れないよう注意が必要で、触れた場合はすぐに石けんと水で洗ってください。フィナステリドは、割れたり砕けたりした錠剤に妊娠中・妊娠の可能性がある女性および授乳中の女性が触れないよう注意が必要です(フィナステリド錠 添付文書、デュタステリドカプセル 添付文書)。
薬の効果には個人差があります。服用中は、症状や必要に応じて検査で体の状態を確認しながら治療を続けます。通院の間隔は症状や服薬の状況によって異なるため、診察時にご案内します。AGA治療については「AGA治療」のページもご覧ください。
※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(アルモHi-STANDARD法(刈り上げる自毛植毛)1グラフト1,078円、アルモUn-SHAVEN法(刈り上げない自毛植毛)1グラフト1,870円・いずれも税込)です。別途、植毛手術前の血液検査11,000円(税込)がかかり、感染症がある方は感染症対策料198,000円(税込)が別途かかります。手術費用の例として、M字(800グラフト)の場合、血液検査を含めてアルモHi-STANDARD法 1,078,400円/アルモUn-SHAVEN法 1,712,000円(税込)です(感染症対策料が必要な場合は別途198,000円)。必要なグラフト数は薄毛の範囲とデザインによって診察で判断するため、費用には個人差があります(2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。手術は通常1回・日帰りで、手術前の診察と術後の検診が別にあります。当院では、術後約3か月から発毛が始まり、約8か月で生えそろってくることを経過の目安として案内しており、仕上がりの確認は約1年が目安です(当院のよくあるご質問に記載している一般的な経過の目安。個人差があり、範囲や経過によって追加の施術や受診が必要になる場合があります)。主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、術後の抜け毛(ショックロス。多くは一時的ですが、既存の毛が回復しない場合があります)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。
自毛植毛については「自毛植毛」のページで、内服薬と植毛の違いは「AGA治療薬と自毛植毛はどっち?」で解説しています。
ハミルトン・ノーウッド分類についてよくある質問
Q1. ハミルトン・ノーウッド分類でAGAかどうか分かりますか?
A. 分類で分かるのは薄毛の範囲の目安で、AGAかどうかは分かりません。AGAかどうかは、脱毛のパターンや経過、頭皮の状態、ほかの脱毛症との区別などをもとに医師が判断します。
Q2. Ⅰ型やⅡ型ならAGAではないのですか?
A. Ⅰ型・Ⅱ型の生え際は、成人の生え際として見られる範囲のこともあれば、AGAの始まりのこともあり、見た目だけでは判断できません。生え際の後退が少しずつ進んでいる、髪が細く短くなってきたなどの変化が気になる場合は、医療機関で相談してください。
Q3. 何型になったら治療を始めるべきですか?
A. 治療を始めるかどうかは型だけで決まるものではありません。薄毛の範囲や進み方、年齢、ご本人の希望、持病や服用中の薬などをふまえて、医師と相談して決めます。AGAの治療は保険適用外の自由診療です。
Q4. M字と頭頂部の薄毛で、治療薬は違いますか?
A. 型だけで内服薬の種類が一律に決まるわけではなく、進行の状況や効果、副作用などをふまえて選びます。男性のAGAには、フィナステリドやデュタステリドの内服などが用いられます。効果の出方には個人差があります。
Q5. 何型から自毛植毛ができますか?
A. 植毛ができるかどうかは型だけでは決まりません。薄毛の範囲、採取できる後頭部の毛の量や太さ、今後の進行の見込みなどを診察で確認して判断します。カウンセリングは無料です。
Q6. 女性の薄毛にもハミルトン・ノーウッド分類を使いますか?
A. 女性型脱毛症の程度を表すには、ルードヴィッヒ分類などが用いられます。女性でも男性型のパターンを示す場合があり、どの分類を使うかは医師が判断します。女性の薄毛は原因もさまざまなので、女性の薄毛に対応している皮膚科などで相談してください。
まとめ
- ハミルトン・ノーウッド分類は、男性のAGAの進み方を生え際の後退と頭頂部の薄毛の範囲で分ける分類で、基本はⅠ〜Ⅶ型の7段階。vertex型・a型の亜型がある
- 日本では、高島分類のⅡvertex型を加えた分類も用いられている。女性型脱毛症にはルードヴィッヒ分類などが使われる
- 分類はセルフチェックの目安になるが、AGAかどうか、治療が必要かどうか、今後どこまで進むかは分からない
- 型だけで内服薬の種類が一律に決まるわけではない。植毛が向いているかどうかも型だけでは決まらない
- 薄毛の範囲や進み方が気になる場合は、型にかかわらず医療機関で原因を確認する
薄毛がAGAかどうか確認したい方、治療について相談したい方は、ご予約・受診の流れをご覧ください。自毛植毛をご検討の方のカウンセリングは無料です。AGAのみの診察の場合には別途5,500円(税込)がかかります。公式LINEでもご相談を受け付けています。よくあるご質問も参考になります。
お問い合わせ:アルモ形成クリニック 03-3518-5641(10:00〜19:00・休診 月・木(祝日は営業))
参考文献
- Hamilton JB. Patterned loss of hair in man: types and incidence. Ann N Y Acad Sci. 1951
- Norwood OT. Male pattern baldness: classification and incidence. South Med J. 1975
- Ludwig E. Classification of the types of androgenetic alopecia (common baldness) occurring in the female sex. Br J Dermatol. 1977
- Olsen EA. The midline part: an important physical clue to the clinical diagnosis of androgenetic alopecia in women. J Am Acad Dermatol. 1999
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 脱毛症」(Q17)
- フィナステリド錠0.2mg/1mg「サワイ」添付文書(PMDA)
- デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」添付文書(PMDA)
- European Medicines Agency「Finasteride and dutasteride containing medicinal products」