なおるん毛髪情報局
FPHL(女性型脱毛症)とは?症状・原因・診断方法と治療の選択肢
監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)
結論:FPHL(female pattern hair loss)は「女性型脱毛症」のことで、女性の薄毛の代表的な原因のひとつです(AAD)。前髪の生え際は比較的保たれ、分け目から頭頂部にかけて髪が細く、まばらになっていくのが典型的なパターンです。遺伝的な要因が関わる進行性の脱毛症ですが、男性のAGA(男性型脱毛症)と違い、男性ホルモンの影響については明確になっていない部分が多く、原因はひとつに決められません。休止期脱毛や甲状腺の病気、鉄不足など、ほかの原因と見分けるには診察が必要です。治療は日本皮膚科学会のガイドラインでミノキシジル外用が「行うよう強く勧める(A)」とされ、自毛植毛は条件付きで「行ってもよい(C1)」とされています。
この記事では、FPHLの意味、症状の特徴、原因として考えられていること、診断の方法、ほかの脱毛症との違い、治療の選択肢、受診の目安を解説します。20代の方の薄毛については20代女性の薄毛・抜け毛の原因は?、分け目の薄毛については分け目が薄いのは植毛で改善できる?もご覧ください。
FPHL(女性型脱毛症)とは?
FPHL(エフ・ピー・エイチ・エル)は female pattern hair loss の略で、日本語では「女性型脱毛症」と呼ばれます。男性の薄毛を表すAGA(androgenetic alopecia:男性型脱毛症)になぞらえて「女性のAGA」「FAGA(female androgenetic alopecia)」と呼ばれることもありますが、日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)では「女性型脱毛症(FPHL)」という名称が使われています。本記事でもこの表記にそろえます。
日本皮膚科学会の皮膚科Q&A Q8では、女性型脱毛症は男性型脱毛症と違い、男性ホルモンの影響に関する明確なデータはなく、女性ホルモンの状態などさまざまな理由で生じている場合が多いと考えられていると説明されています。
髪が細くなる仕組み(毛包のミニチュア化)
髪は、成長期(数年)→退行期→休止期をくり返して生え変わっています。女性型脱毛症では、男性型脱毛症と同じように、成長期が短くなり、毛をつくる毛包が少しずつ小さくなる(ミニチュア化)ことで、太く長い毛が細く短い毛に置き換わっていきます。1本1本の毛が細くなり、毛の密度も下がるため、地肌が透けて見えるようになります。毛包が瘢痕化して失われる脱毛症とは異なりますが、自然に元に戻ることは期待しにくい進行性の脱毛症です。
FPHLの症状の特徴|分け目から頭頂部が薄くなる
日本皮膚科学会の皮膚科Q&A Q8では、女性では前髪が残り、その少し奥から頭頂にかけて薄くなるパターンが多いと説明されています。男性のように生え際が大きく後退したり、頭頂部がはっきり禿げたりすることは少なく、一定の範囲(分け目から頭頂部を中心とした範囲)で髪が全体的に細く、まばらになるのが特徴です。
- 分け目の幅が以前より広がり、地肌が目立つ
- 頭頂部・つむじの周りの地肌が透けて見える
- 髪が細く、コシがなくなった。ポニーテールが細くなった
- 前髪の生え際は比較的保たれている
薄毛の程度を表す分類として、ルードウィッグ(Ludwig)分類などが用いられます。また、分け目が前方ほど広がって見える分布は「クリスマスツリーパターン」と呼ばれます。いずれも見た目の程度や分布を表すもので、必ずその順序・形で進行するという意味ではありません。米国皮膚科学会(AAD)は、女性型脱毛症は多くの女性で40〜60代に始まりますが、より早く始まる人もいるとしています(AAD:Female pattern hair loss)。
| 女性型脱毛症(FPHL) | 男性型脱毛症(AGA) | |
|---|---|---|
| 薄くなりやすい場所 | 分け目から頭頂部。前髪の生え際は比較的保たれる | 生え際(M字・額)と頭頂部 |
| 薄くなり方 | 一定の範囲で全体的に細く・まばらになる | 部分的に地肌がはっきり見えるまで進むことがある |
| 男性ホルモンとの関係 | 明確なデータはなく、さまざまな要因が考えられている | 男性ホルモン(DHT)の作用が中心 |
| 主な治療(ガイドライン) | ミノキシジル外用(A)。フィナステリド・デュタステリドの内服はD | フィナステリド・デュタステリドの内服とミノキシジル外用(A) |
男性の薄毛の進み方についてはハミルトン・ノーウッド分類の記事で解説しています。
FPHLの原因として考えられていること
女性型脱毛症の原因は完全には解明されておらず、ひとつの原因で説明できるものではありません。現在、次のような要因が関わると考えられています。
遺伝的な要因
AADは、女性型脱毛症には遺伝的な要因が関わるとしています(AAD)。家族に薄毛の人がいる場合は、早めに変化に気づけるよう注意しておくとよいでしょう。ただし、家族に薄毛の人がいなくても女性型脱毛症は否定できず、遺伝だけで発症するかどうかが決まるわけでもありません。
ホルモンの関わり
男性型脱毛症では男性ホルモン(アンドロゲン)の作用が中心ですが、女性型脱毛症では、男性ホルモンの影響に関する明確なデータはないとされています。一方で、月経不順や、多毛・にきびなどを伴う場合には、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの内分泌の病気の評価が必要になることがあり、薄毛と合わせて婦人科などで確認する場合があります。ただし、これらの症状だけで男性ホルモンの血中濃度が高いと判断することはできません。閉経前後の女性ホルモンの変化との関わりも指摘されていますが、ホルモンの状態だけで女性型脱毛症を説明できるわけではありません。
加齢
年齢とともに髪は細くなる傾向があり、女性型脱毛症も年齢が上がるにつれて目立ちやすくなります。
このように、女性型脱毛症は複数の要因が重なって起こると考えられています。「ホルモンバランスの乱れのせい」「ストレスのせい」と自己判断せず、医療機関で原因を確かめることが大切です。
FPHLの診断方法|ほかの脱毛症との見分け方
女性型脱毛症は、主に次のような診察で診断します(以下は一般的な診療の流れです。当院で行う検査の範囲や費用は診察時にご案内します)。
- 問診:いつから、どの範囲が薄くなったか、抜け毛の量の変化、出産・ダイエット・病気・服薬・髪型・月経の状態、家族歴など
- 視診:分け目や頭頂部の薄くなり方、前髪の生え際の状態、頭皮の赤みやフケの有無
- 拡大鏡(ダーモスコピー):毛の太さのばらつき(細い毛が混じっているか)、毛の密度、頭皮の状態を確認します。毛包のミニチュア化による細い毛が増えていることが、女性型脱毛症の手がかりになります
- 血液検査:問診や診察所見に応じて、甲状腺ホルモン、血算や鉄の状態、亜鉛などを確認し、全身の病気による脱毛がないかを調べます
血液検査で女性型脱毛症そのものを診断することはできませんが、ほかの原因を見落とさないために役立ちます。血液検査でわかること・わからないことは「AGA治療・植毛前の血液検査は必要?」、甲状腺と脱毛の関係は「甲状腺機能低下症による脱毛?AGAとの違いは?」で解説しています。
女性型脱毛症と間違えやすい脱毛症
| 脱毛症・状態 | 特徴 |
|---|---|
| 休止期脱毛 | 出産、急なダイエット、高熱を伴う病気、手術、強いストレスなどのきっかけから数か月後に、頭全体の抜け毛が急に増える。きっかけが落ち着けば回復が期待できる。女性型脱毛症と重なることもある |
| 甲状腺の病気・鉄不足など全身の状態 | 頭全体の髪が薄くなる。だるさ・むくみ・動悸など体の症状を伴うことがある。原因となる病気の治療が優先される |
| 牽引性脱毛症 | ポニーテールなど髪を強く引っ張る髪型を続けることで、引っ張られている部分(生え際・分け目など)が薄くなる |
| 円形脱毛症 | 典型的には境目のはっきりした脱毛斑が急にできるが、明らかな脱毛斑を作らず、頭全体が薄くなる病型もある。皮膚科での治療の対象 |
| 頭皮の炎症(脂漏性皮膚炎など) | 赤み・かゆみ・フケ・かさぶたを伴う。炎症の治療が必要 |
これらは症状だけでは区別が難しく、複数が重なっていることもあります。原因が違えば治療も違うため、まず原因を確かめることが出発点になります。
FPHLの治療|ガイドラインの推奨度
日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)では、女性型脱毛症に対する治療の推奨度が次のように示されています。以下はガイドライン上の一般的な治療の選択肢で、当院の提供メニューの一覧ではありません。女性型脱毛症の治療は、いずれも原則として保険適用外です(日本皮膚科学会 皮膚科Q&A Q9)。
| 治療 | 女性型脱毛症への推奨度(2017年版) |
|---|---|
| ミノキシジルの外用(女性は1%) | A(行うよう強く勧める) |
| LED・低出力レーザーの照射 | B(行うよう勧める) |
| アデノシンの外用、カルプロニウム塩化物の外用など | C1(行ってもよい) |
| 自毛植毛術 | C1(行ってもよい。薬物治療の効果が十分でなく他に手段がない状況で、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限る。詳細は下記) |
| フィナステリド・デュタステリドの内服 | D(行うべきではない:有効性が確立されておらず、妊娠時の副作用の問題がある) |
| ミノキシジルの内服 | D(行うべきではない:利益と危険性が十分に検証されていない) |
ミノキシジル外用
ドラッグストアで買える女性用の発毛剤には、ミノキシジル1%を配合した製剤(第1類医薬品)があります。例えばミノゲインFor Womanの添付文書では、対象は壮年性脱毛症(女性型脱毛症)の成人女性(20歳以上)で、1日2回・1回1mLを頭皮に塗布し、6か月使用しても改善が見られない場合は使用を中止して医師・薬剤師に相談するとされています。本剤・成分でアレルギーを起こしたことがある方、妊娠中・妊娠の可能性がある方・授乳中の方、後頭部・側頭部を含む頭部全体の脱毛、出産や避妊用ピルの中止に伴う脱毛、原因のわからない脱毛、急激な脱毛、円形脱毛症、引っ張る髪型による脱毛、きず・湿疹・炎症のある頭皮などには使用しないこととされています。これまでに薬や化粧品などでアレルギー症状を起こしたことがある方、家族に壮年性脱毛症の人がいない方、高血圧・低血圧、心臓や腎臓の病気、むくみ、甲状腺機能障害がある方や65歳以上の方などは使用前に医師・薬剤師に相談し、他の育毛剤・頭皮用の外用剤との併用は避けることとされています(いずれも添付文書からの抜粋です)。
ミノキシジル外用は、効果の判定に6か月程度の継続が必要で、使用をやめると効果は失われます。添付文書では、頭皮の発疹・かゆみ・かぶれ、頭痛・めまい・気が遠くなる症状、胸の痛み・心拍が速くなる、原因不明の急激な体重増加・手足のむくみなど、副作用が疑われる症状が出た場合は、直ちに使用を中止して医師・薬剤師に相談することとされています。また、ミノキシジル外用については、使い始めの一時的な抜け毛の増加や顔などの多毛も報告されています(AAD)。脱毛が悪化する、急激な脱毛や斑状の脱毛が生じた場合は、「初期脱毛」と自己判断せず、使用を中止して相談してください。原因を確かめないまま自己判断で使わず、使用前に説明書を読み、薬剤師や医師に適否を確認しましょう。
自毛植毛を検討できるケース
自毛植毛は、後頭部・側頭部などから移植に適した毛包を採取し、薄くなった部分に移動させて、移植部の毛髪密度の改善を目指す手術です。頭部全体の毛包数を増やしたり、既存毛の脱毛の進行を止めたりする治療ではありません。女性型脱毛症に対してガイドラインでは「行ってもよい(C1)」とされており、当院では女性の自毛植毛も行っています。ガイドラインの解説では、薬物治療による効果が十分でなく他に手段がない状況で、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限るとされています。
検討できるのは、原因が女性型脱毛症などで、休止期脱毛や全身の病気による脱毛が除外されていること、女性に適応のあるミノキシジル外用などの治療の効果や実施可能性を検討したうえであること、薄い範囲が限られていること、ドナーとなる後頭部・側頭部の髪の密度や太さが十分で細毛化がないこと(女性では後頭部・側頭部まで細毛化が及び、十分なドナーを確保できない場合があります)、活動期の円形脱毛症や頭皮の炎症、瘢痕性脱毛症がないことなどを評価したうえで、医師が慎重に適応を判断した場合です。女性型脱毛症は進行性のため、将来の変化を見込んだデザインと、ドナーを使いすぎない計画が必要になります。髪を刈り上げずに採取するアルモUn-SHAVEN法(刈り上げない自毛植毛)は、刈り上げを希望しない方に適応に応じて選べる方法で、アルモHi-STANDARD法(刈り上げる自毛植毛)もあります。分け目や頭頂部への植毛では、周りの既存毛が抜けるショックロスが起こることがあります。多くは一時的ですが、細くなっていた既存毛などでは回復が不十分となる可能性があるため、カウンセリングで十分に相談してください。
※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(Hi-STANDARD法1グラフト1,078円、Un-SHAVEN法1グラフト1,870円・いずれも税込)に、植毛手術前の血液検査11,000円(税込)が必要です。感染症がある方は別途感染症対策料198,000円(税込)がかかります。例えば800グラフトの場合、Hi-STANDARD法は1,078,400円、Un-SHAVEN法は1,712,000円(いずれも税込・基本料金+血液検査+グラフト料金)です(800グラフトは一例で、必要なグラフト数は診察で決まります。上記の料金例には、感染症がある方に別途必要な感染症対策料198,000円、およびヘアシートなどの任意オプション料金は含みません。2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。手術は通常1回・日帰りで、術後は経過に応じて検診を受けていただきます。術後3か月頃から生え始め、8か月程度で生えそろってきて、術後1年が完成の目安です(当院FAQに基づく目安で、個人差があります)。
主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、周囲の既存毛が抜けるショックロス(多くは一時的ですが、細くなっていた既存毛などでは回復が不十分となる可能性があります)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、採取部の密度低下、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。
受診の目安|何科に行けばいい?
| 状況 | 目安 |
|---|---|
| 円形の脱毛が出た/頭皮に赤み・かゆみ・かさぶたがある/髪以外の体調の変化(だるさ・むくみ・動悸・月経の乱れなど)がある/頭全体が急に薄くなってきた | 早めに皮膚科へ(体の症状が強いときは内科や婦人科も) |
| 分け目やつむじの周りの地肌が、数か月単位で広がってきた/髪が細くなってきた | 皮膚科、または毛髪の診療を行う医療機関で原因の確認を |
| 出産やダイエット、病気のあとの抜け毛が、6か月を超えて続いている | 休止期脱毛以外の原因や、女性型脱毛症が重なっていないか確認を(原因が分からない・急激・頭皮や全身の症状があれば早めに受診) |
脱毛症の診療は皮膚科が基本です。当院は形成外科医である院長が女性の薄毛の診察と自毛植毛を行っています。当院での手術を検討されている方は、対面・オンラインの無料カウンセリングをご利用いただけます(AGA治療のみの診察は別途5,500円・税込)。カウンセリングの流れは治療の流れ、よくあるご質問はこちらをご覧ください。
FPHL(女性型脱毛症)に関するよくある質問
FPHLとFAGAは同じものですか?
ほぼ同じ状態を指して使われることが多い言葉です。「FAGA(female androgenetic alopecia)」は男性のAGAにならった呼び方ですが、女性の薄毛では男性ホルモンの関わりが明確でないため、日本皮膚科学会のガイドラインでは「女性型脱毛症(FPHL)」という名称が使われています。
FPHLは治りますか?
女性型脱毛症は進行性で、自然に改善することは期待しにくい脱毛症です。ミノキシジル外用などの治療で進行を抑え、改善を目指しますが、効果には個人差があります。ミノキシジル外用は効果を維持するために継続が必要で、中止すると得られた効果は失われていきます。休止期脱毛など別の原因が重なっている場合は、その原因への対応で抜け毛が落ち着くこともあるため、まず原因を確かめることが大切です。
FPHLは何歳くらいから始まりますか?
AADによると、多くの女性では40〜60代に始まりますが、より早く始まる人もいます(AAD)。20代・30代でも分け目の広がりや髪の細さが続く場合は、女性型脱毛症が始まっていないかを診察で確かめましょう。
女性でもフィナステリドやデュタステリドを飲めますか?
日本皮膚科学会のガイドライン(2017年版)では、女性型脱毛症に対するフィナステリド・デュタステリドの内服は「行うべきではない(D)」とされています。有効性が確立されておらず、妊娠中の方が服用すると男の胎児の生殖器に影響するおそれがあるためです。また、デュタステリドでは女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れないこと、フィナステリドでは妊娠中・妊娠の可能性がある方・授乳中の方は粉砕・破損した錠剤を扱わないことが添付文書で注意されています。デュタステリドの薬剤に触れた場合は、直ちに石けんと水で洗うこととされています(フィナステリド錠 添付文書、ザガーロ 患者向医薬品ガイド)。
女性の薄毛で自毛植毛はできますか?
女性型脱毛症に対する自毛植毛は、ガイドラインで「行ってもよい(C1)」とされていますが、薬物治療の効果が十分でなく他に手段がない状況で、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合に限られます。ドナーとなる後頭部・側頭部の髪の状態や薄い範囲によっては適応にならないこともあるため、診察で原因と状態を確かめたうえで判断します。
まとめ
- FPHL(female pattern hair loss)は女性型脱毛症のことで、女性の薄毛の代表的な原因のひとつ。「FAGA」「女性のAGA」と呼ばれることもある
- 前髪の生え際は比較的保たれ、分け目から頭頂部にかけて髪が細く、まばらになるのが典型的なパターン
- 遺伝的な要因が関わる進行性の脱毛症だが、男性ホルモンの影響は明確でなく、原因はひとつに決められない
- 休止期脱毛、甲状腺の病気や鉄不足、牽引性脱毛症、円形脱毛症などと区別するため、問診・視診・ダーモスコピー・必要に応じた血液検査で原因を確かめる
- 治療はミノキシジル外用が第一選択(推奨度A)。自毛植毛(C1)は、薬物治療の効果が十分でなく他に手段がない状況で、原因の確定とドナーなどの評価のうえ、医師が慎重に適応を判断する
- 当院では女性の薄毛の診察と自毛植毛(自由診療)を行っている
参考文献
- 日本皮膚科学会:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版
- 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「脱毛症」Q8 女性型脱毛症は男性型脱毛症とちがうのか
- 同 Q9 女性型脱毛症の治療
- 同 Q17 他の病気と関連する脱毛
- American Academy of Dermatology:Thinning hair and hair loss: Could it be female pattern hair loss?
- PMDA:フィナステリド錠 添付文書
- PMDA:ザガーロカプセル 患者向医薬品ガイド
- PMDA:ミノゲインFor Woman(ミノキシジル1%配合・女性用発毛剤・第1類医薬品)添付文書
- アルモ形成クリニック:よくあるご質問
- アルモ形成クリニック:料金