なおるん毛髪情報局
植毛はやめたほうがいい?後悔しやすい7つのケースと慎重に考えたい人の特徴
- 植毛は「やめたほうがいい」「後悔する」と聞いて不安
- 自分は植毛に向いているのか知りたい
- 後悔しないために、手術の前に何を確認すればいい?
自毛植毛は、AGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくいとされる後頭部などの毛を薄毛の部分に移す手術で、移植した毛は長く生え続けることが期待できます。一方で、外科手術であること、費用が高額になりやすいこと、仕上がりに個人差があることから、植毛を受けるべきか、後悔しないかと不安に感じる方もいます。
この記事では、植毛をやめたほうがいいと言われる理由、植毛で後悔しやすい7つのケース、植毛を慎重に考えたほうがいい人と向いていると考えられる人、後悔しないために手術前に確認したいことを解説します。
監修:内田直宏(アルモ形成クリニック院長・形成外科医)
【この記事の結論】
- 植毛の後悔につながる要因には、仕上がりのイメージや費用についての手術前の想定と実際とのずれに加え、傷跡、ダウンタイム、合併症、生着が十分でないことなどがあります。
- 薄毛の進行が予測しにくい若い時期、採取できる後頭部の毛が少ない場合、広い範囲が全体的に薄い場合、ほかの脱毛症が疑われる場合などは、植毛を慎重に考える必要があります。
- 植毛は、移植していない周りの毛の薄毛の進行を止める治療ではありません。内服薬などの治療との組み合わせも含めて考えることが大切です。
- 植毛が向いているかどうかは、薄毛の範囲や後頭部の毛の量、今後の進行の見込みを診察で確認して判断します。
自毛植毛の仕組みから知りたい方は、自毛植毛とは | アルモ形成クリニックもご覧ください。
植毛は「やめたほうがいい」と言われるのはなぜ?
植毛がやめたほうがいいと言われる背景には、主に次のような理由があります。
- 外科手術である:局所麻酔で毛包を採取・移植する手術のため、痛み・腫れ・かさぶた・傷跡などが生じます。
- 費用が高額になりやすい:保険適用外の自由診療で、移植するグラフト(株)の数が多いほど費用が上がります。
- 結果が出るまで時間がかかり、個人差がある:移植した毛が生えそろうまでには1年前後かかり、生え方や密度には個人差があります。
- 周りの毛の薄毛は進むことがある:移植した毛は長く生え続けることが期待できますが、移植していない既存の毛はAGAの進行によって薄くなることがあります。
- 採取できる毛の量には限りがある:後頭部などから採取できる毛の量は人によって異なり、薄毛の範囲すべてを希望どおりの密度で覆えるとは限りません。
これらは植毛そのものを否定する理由ではなく、手術前に知っておくべき前提です。前提を理解しないまま手術を受けると、後悔につながりやすくなります。植毛のデメリットや副作用の詳細は「自毛植毛のデメリットと副作用」で解説しています。
植毛で後悔しやすい7つのケース
植毛で後悔しやすい代表的なケースと、手術前にできる対策をまとめます。
1. 仕上がりのイメージが理想と違った
「生え際の形が思っていたものと違う」「もっと密度が出ると思っていた」など、仕上がりのイメージのずれは後悔の原因になりやすいものです。生え際の位置や形、密度は、採取できる毛の量や将来の薄毛の進行も考えて決める必要があり、希望どおりにできない場合もあります。
手術前に、理想の仕上がりと避けたい仕上がりを医師に具体的に伝え、どこまでが現実的なのか説明を受けておきましょう。イメージに近い写真を持参すると伝えやすくなります。生え際の位置の考え方は「生え際はどこまで下げられる?」で解説しています。
2. 傷跡が気になった
自毛植毛では、毛を採取した部分と移植した部分に傷ができます。後頭部の皮膚を帯状に切り取るFUT法では線状の傷跡が、毛包を含む組織を1株ずつくり抜くFUE法では小さな点状の傷跡が残ります。どちらの傷跡も、髪型や髪の長さ、体質によって見え方が変わります。
短髪や坊主にする予定がある方は、術式による傷跡の違いを手術前に確認しておきましょう。詳しくは「植毛の傷跡は残る?FUE・FUTの違いと坊主・短髪での見え方」をご覧ください。
術後のかさぶたは、無理にはがすと移植した株(グラフト)が抜けてしまうおそれがあります。かさぶたが気になっても自分ではがさず、指示どおりのケアを続けてください。かさぶたが取れるまでの経過は「植毛のかさぶたはいつ取れる?」で解説しています。
3. 痛み・腫れなどのダウンタイムがつらかった
手術中は局所麻酔を使いますが、麻酔の注射の痛みや、術後の痛み・腫れ・内出血などが生じます。額やまぶたの周りに腫れが出ることもあり、仕事や予定に影響して後悔するケースがあります。多くは時間とともに落ち着きますが、症状の程度や続く期間には個人差があります。
症状が強くなる、日ごとに悪化するなどの場合は、トラブルが起きている可能性もあるため、手術を受けたクリニックに相談してください。ダウンタイムの期間と過ごし方は「植毛のダウンタイムはいつまで続く?」、腫れについては「植毛後の腫れ・むくみはいつまで?」をご覧ください。
4. 思ったほど生えなかった・密度が足りなかった
移植したすべての毛が生えるわけではなく、生着の程度は、手術側の要因や頭皮の状態、術後の過ごし方などに左右されます。また、移植毛は術後しばらくしてから生え始め、生えそろうまでには時間がかかるため、早い時期に「生えてこない」と不安になることがあります。
当院では、術後3か月ごろから発毛、8か月ごろから生えそろってくる経過を目安とし、仕上がりは術後1年を目安に評価します。経過には個人差があります。生着率の数字の見方は「植毛の生着率(定着率)とは?」、半年たっても生えてこない場合の考え方は「植毛から半年で生えてこないのは失敗?」で解説しています。
5. 術後に一時的に髪が抜けて不安になった
植毛後、移植した毛がいったん抜けたり、移植部や採取部の周りの既存の毛が抜けたりすることがあります。既存の毛が抜ける状態は「ショックロス」と呼ばれます。多くは一時的ですが、もともと細くなっていた毛などは十分に回復しない場合があります。事前に知らないと「失敗した」と感じて後悔しやすくなります。
抜け毛の時期や程度、回復までの経過には個人差があります。不安なときは自己判断せず、手術を受けたクリニックに相談しましょう。詳しくは「植毛後のショックロスとは?」をご覧ください。
6. 感染などの合併症が起きた
外科手術である以上、感染や毛嚢炎(毛穴の炎症)、しびれ・感覚の鈍さなどの合併症が起こる可能性があります。術後は頭皮を清潔に保ち、指示された洗髪方法や傷の扱いを守ることが大切です。発熱、強い腫れ、膿、広がる赤み、日ごとに強くなる痛みなどがあるときは、早めに手術を受けたクリニックへ連絡してください。毛嚢炎については「植毛後のニキビ・毛嚢炎はなぜできる?」で解説しています。
自毛植毛手術の副作用・トラブルとその対応については、院長がnoteでも解説しています。植毛医として遭遇することのある代表的な10個の副作用について述べていますので、参考にしてください。
7. 費用や手術の回数が想定より増えた
自毛植毛は保険適用外の自由診療で、費用はクリニックや術式、移植するグラフト数によって大きく変わります。カウンセリング後に移植範囲が広がった、周りの既存毛の薄毛が進んで2回目の手術を検討することになった、といった理由で、費用が想定より増えて後悔するケースがあります。
手術の前に、総額に何が含まれるのか(基本料金、グラフト数に応じた料金、血液検査、術後の診察や薬など)を確認しておきましょう。広い範囲の場合に1回で行うか2回に分けるかの考え方は「広範囲の自毛植毛は1回でできる?」、費用の目安は「植毛の費用相場とは?」で解説しています。
植毛を慎重に考えたほうがいい人
次のような場合は、植毛が向いていない、または今すぐの手術より先に検討したいことがある可能性があります。植毛ができないという意味ではなく、診察で状態を確認したうえで、慎重に判断する必要があるケースです。
| ケース | 慎重に考える理由 | 考え方 |
|---|---|---|
| 20代前半など、薄毛の進行が予測しにくい | 将来どこまで薄毛が進むかが読みにくく、今の状態に合わせて移植すると、数年後に移植部と周りの間に差が出る可能性がある | 内服薬などで進行の様子を見てから判断することもある(20代で植毛を受けるべきか?) |
| 後頭部など採取できる毛が少ない・細い | 移植できるグラフト数に限りがあり、希望の範囲と密度を両立できないことがある | 移植範囲の優先順位を決める(自毛植毛は一生で何グラフト採れる?) |
| 後頭部・側頭部を含めて全体的に薄い/女性の薄毛で原因が確定していない | 採取する部分の毛自体が細くなっていると移植に使える毛が限られ、既存毛への影響も問題になる。原因によって治療の考え方も異なる | まず原因を診断する。女性でも、診断と採取部の状態によっては植毛が選択肢になる(分け目が薄いのは植毛で改善できる?) |
| 円形脱毛症など、AGA以外の脱毛症が疑われる | AGAとは治療の考え方が異なり、病気の状態によっては植毛が適さないことがある | まず脱毛の原因を確認する(円形脱毛症とショックロスの違い) |
| 血液をサラサラにする薬を飲んでいる・持病がある | 出血や生着、手術の安全性に関わることがある | 自己判断で休薬せず、処方医と相談する(血液をサラサラにする薬を飲んでいても植毛できる?) |
| 術後のケアや禁煙を守るのが難しい | 術後早期の刺激や喫煙は、生着や傷の治りに影響する可能性がある | 手術の時期を、術後の過ごし方を守れるタイミングに合わせる |
| 仕上がりへの期待が、説明された見込みと大きく離れている | 期待と結果の差が後悔の大きな原因になる | 現実的な仕上がりについて納得できるまで説明を受ける |
植毛は、移植していない周りの毛の薄毛の進行を止める治療ではありません。AGAが進行している場合は、内服薬などの治療と組み合わせることも含めて医師と相談しましょう。
植毛が向いていると考えられるケース
一方で、次のような場合は、植毛が選択肢になりやすいと考えられます。実際に向いているかどうかは、診察で薄毛の範囲や後頭部の毛の状態を確認して判断します。
- 生え際やM字部分など、薄毛の範囲が比較的限られている
- 後頭部など採取する部分の毛の量が十分にある
- 薄毛の進行がゆるやかになっている、または内服薬などの治療を併用して進行を抑えている
- 怪我や手術後の傷跡が落ち着いており、診察で血流や皮膚の状態から移植できると判断された(正常な頭皮と同じ生着や密度を期待できるとは限らない)
- 術後の経過や費用、リスクについて説明を受け、理解したうえで手術を選びたい
傷跡への植毛については「頭を怪我したあとの傷跡から髪の毛は生える?」で解説しています。
人工毛植毛と自毛植毛の違い
植毛には、自分の毛を移す「自毛植毛」と、合成繊維でつくった人工の毛を頭皮に植え込む「人工毛植毛」があります。日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、男性型脱毛症に対する自毛植毛は推奨度B(行うよう勧める)、女性型脱毛症に対しては推奨度C1(行ってもよい)とされています。一方、人工毛植毛は感染や炎症などの有害事象が報告されていることから、推奨度D(行うべきではない)とされています。同ガイドラインでは、薬物療法で十分な効果が得られず、ほかに手段がない状況で、十分な経験と技術を有する医師が施術する場合という条件が示されています。
| 自毛植毛 | 人工毛植毛 | |
|---|---|---|
| 移植するもの | 自分の毛包を含む移植片(グラフト) | 合成繊維の人工毛 |
| 移植後の毛 | 生着すれば、毛周期に沿って抜け替わりながら伸びる | 伸びない。抜けた分は補充が必要 |
| 主なリスク | 痛み・腫れ、かさぶた、ショックロス、感染、傷跡、生着の個人差など | 感染・炎症、拒絶反応、瘢痕などの有害事象が報告されている |
| ガイドラインの推奨度(2017年版) | 男性型脱毛症:B/女性型脱毛症:C1 | D(行うべきではない) |
なお、ガイドラインで推奨されていることは、すべての人に植毛が向いていることや、結果が保証されることを意味するものではありません。人工毛植毛を受けたことがある方の自毛植毛については「人工毛植毛の後に自毛植毛はできる?」をご覧ください。
植毛で後悔しないために手術前に確認したいこと
カウンセリングで確認したいこと
カウンセリングでは、次のような点を確認しておくと、手術後の「こんなはずではなかった」を減らせます。聞きたいことはメモにまとめておくと、聞きそびれを防げます。
- 自分の薄毛の状態(原因)と、今後の進行の見込み
- 移植する範囲・グラフト数・密度と、仕上がりの見込み
- 術式(刈り上げる方法・刈り上げない方法)と、傷跡の見え方
- ダウンタイムの症状と、仕事や外出を再開できる時期の目安
- 費用の総額と、含まれるもの・含まれないもの
- 主なリスク・副作用と、トラブルがあったときの対応
- 術後の診察の時期と、相談の窓口
提案の内容に迷う場合は、別の医師の意見を聞くのもひとつの方法です。「植毛のセカンドオピニオンの受け方」もご覧ください。
術後の流れを把握する
自毛植毛は手術を受けて終わりではありません。術後早期は洗髪や生活上の制限があり、制限を解除する時期は医師の指示に従います。その後も、仕上がりを評価するまで経過を確認します。アルモ形成クリニックでは、術後の経過に応じて洗髪方法、傷のケア、生活上の注意点をご案内しています。日数ごとの洗い方は「植毛後のシャンプーはいつから?」で解説しています。
自毛植毛が初めての方へ
自毛植毛の施術の流れを詳しく見る術後のフォロー体制を確認する
移植した毛が生えそろって効果を判断できるまでには1年前後かかります。その間に気になる症状や不安が出たときに、相談や診察を受けられるかどうかを確認しておきましょう。術後の診察に別途費用がかかるかどうかも、事前に確認しておくと安心です。
当院では術後検診を行っており、生え始めの時期や仕上がりの状態を一緒に確認します。周りの既存毛の抜け毛やAGAの進行が気になる場合も、診察で原因と対応を確認します。
自毛植毛の術後ケアまで丁寧にサポート
自毛植毛の術後経過をチェック植毛以外の治療法も比べる
薄毛の状態によっては、植毛よりもほかの治療法が向いている場合があります。男性のAGAには、国内で承認された内服薬(フィナステリド・デュタステリド)による治療があり、植毛と組み合わせることもあります。これらの内服薬は女性には使用しません。女性の薄毛は、原因を診断したうえで治療を検討します。植毛と内服薬の違いは「AGA治療薬と自毛植毛はどっち?」で解説しています。
当院では、男性のAGAに対して次の内服薬を処方しています。AGA治療は保険適用外の自由診療です。初診料(対面・オンライン)は無料ですが、AGAのみの診察の場合には別途5,500円(税込)がかかります(2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。効果には個人差があり、服用をやめると効果は続きません。
| 治療 | 費用(税込) | 期間・回数の目安 | 主なリスク・副作用 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド「サワイ」1mg(男性のAGA) | 28日分 5,800円 | 1mg錠を処方された場合は1日1回1錠。効果の確認には通常6か月の連日服用が必要で、6か月以上服用しても進行遅延がみられない場合は医師の判断で中止する。効果を保つには継続服用が必要 | 性欲減退・勃起機能不全・射精障害、肝機能障害、抑うつ症状、乳房の症状、発疹など。自殺念慮・自殺企図の報告(国内の添付文書では因果関係は明らかではないとされ、EMAは自殺念慮を副作用として確認・頻度不明)。女性には使用しない。20歳未満での安全性・有効性は確立していない |
| デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」(男性のAGA) | 30日分 7,800円 | 0.5mgカプセルを処方された場合は1日1回1カプセル。治療効果の評価には通常6か月の治療が必要で、6か月以上服用しても改善がみられない場合は医師の判断で中止する。継続中も定期的に効果と継続の必要性を確認する | 勃起不全・性欲減退などの性機能障害、肝機能障害・黄疸、乳房障害、抑うつ気分など。女性・小児・重度の肝機能障害がある方、本剤の成分やフィナステリドなどほかの5α還元酵素阻害薬で過敏症を起こしたことがある方には使用しない。20歳未満での安全性・有効性は確立していない |
フィナステリドの服用中に、気分の落ち込み、うつ症状、死にたい気持ちがあらわれた場合は、服用を中止して速やかに医師に連絡してください。国内の添付文書では、因果関係は明らかではないものの自殺念慮・自殺企図などの報告があり、あらわれた場合は服用を中止して速やかに医師等に連絡するよう指導することとされています(フィナステリド錠 添付文書)。欧州医薬品庁(EMA)は、自殺念慮をフィナステリド錠の副作用として確認し(頻度は不明)、フィナステリド1mgの服用中に気分の変化があれば中止して医師に相談するよう勧めています(EMA)。
デュタステリドの添付文書には抑うつ気分が副作用として記載されています(デュタステリドカプセル 添付文書)。服用中に気分の落ち込みなどがあらわれた場合は、速やかに処方を受けた医師に相談してください。
どちらの薬でも、皮膚や白目が黄色くなる、強いだるさが続くなど肝機能障害が疑われる症状や、発疹・じんましん、唇・顔・のどのはれがあらわれた場合は、服用を中止して速やかに受診してください。自分を傷つけそうなど身の安全を保てない場合や、息苦しいなど呼吸がしにくい場合は119番をしてください。
フィナステリドやデュタステリドには、前立腺がんの検査に使われる血液中のPSAの値を下げる作用があります。健康診断などでPSA検査を受けるときは、服用している薬の名前と服用期間を検査担当の医師に伝えてください(ガイドライン2017年版)。デュタステリドはカプセルから漏れた薬に女性や子どもが触れないよう注意が必要で、触れた場合はすぐに石けんと水で洗ってください。フィナステリドは、割れたり砕けたりした錠剤に妊娠中・妊娠の可能性がある女性および授乳中の女性が触れないよう注意が必要です(フィナステリド錠 添付文書、デュタステリドカプセル 添付文書)。
植毛で後悔しないためのクリニックの選び方
医師がどの工程を担当するかを確認する
自毛植毛では、診察やデザインだけでなく、グラフトの採取や移植穴(スリット)の作成など、医師の技術が求められる工程があります。カウンセリングでは、どの工程を医師が担当するのか、手術の体制を確認しておきましょう。
症例写真を見るときは、撮影の条件や術後の時期をそろえて見ることが大切です。見方は「植毛の症例写真の見方」、医師の選び方は「植毛の医師の腕を見極めるポイント」をご覧ください。
丁寧に説明を受けられるかを確認する
不安や疑問を解決しないまま手術を受けると、後悔につながりやすくなります。医師やスタッフが話をしっかり聞いてくれるか、メリットだけでなくリスクや向いていない可能性についても説明してくれるかを確認しましょう。当院では、自毛植毛のカウンセリングは無料です。
費用の内訳に納得できるかを確認する
自毛植毛の費用は、術式やグラフト数、医師の関わり方などによって変わります。金額だけで選ぶのではなく、何に費用がかかっているのかを確認し、内容に納得したうえで選ぶことが大切です。アルモ形成クリニックでは、術式ごとのグラフト単価を料金ページで公開しています。
自毛植毛の料金をグラフト数・施術法ごとに比較
自毛植毛の費用・料金一覧を見る部位によって植毛で注意したいこと
頭頂部の植毛はやめたほうがいい?
頭頂部は、薄毛の範囲が広がりやすく、つむじの毛の流れも複雑なため、生え際に比べて必要なグラフト数が多くなりやすく、変化を実感しにくいことがあります。詳しくは「頭頂部の植毛はやめたほうがいい?」をご覧ください。
M字の植毛は費用が高いからやめたほうがいい?
M字部分の植毛は、生え際のデザインによって必要なグラフト数と費用が変わります。必要なグラフト数の目安と自然に見せるデザインの考え方は「M字の植毛はいくら?」で解説しています。
自毛植毛の費用とリスク・副作用(自由診療)
※自毛植毛は保険適用外の自由診療です。後頭部などから自分の毛包を含む移植片(グラフト)を採取し、薄毛の部分に移植する手術です。費用は基本料金205,000円(税込)+グラフト数に応じた料金(アルモHi-STANDARD法1グラフト1,078円、アルモUn-SHAVEN法1グラフト1,870円・いずれも税込)です。たとえば1,000グラフトの場合の手術料金は、Hi-STANDARD法で1,283,000円、Un-SHAVEN法で2,075,000円(いずれも税込)で、手術前の血液検査を含めるとそれぞれ1,294,000円、2,086,000円(税込)です。傷跡への植毛の場合は、基本料金が220,000円(税込)になります。手術前の血液検査は11,000円(税込)で、感染症がある方のみ、感染症対策料198,000円(税込)が別途かかります(2026年10月時点。最新は料金ページをご確認ください)。
手術は通常1回・日帰りです(傷跡への植毛や広い範囲の場合は、状態によって複数回に分けることがあります)。移植毛が生えそろって効果を判断できるのは術後8か月〜1年が目安です。
主なリスク・副作用:術後の痛み・腫れ・内出血、かさぶた、移植毛の一時的な抜け替わり、既存毛の脱毛(ショックロス。多くは一時的ですが、回復しない場合があります)、感染、毛嚢炎、採取部や移植部のしびれ・感覚の鈍さ、傷跡、移植毛が十分に生着しない可能性があり、仕上がりには個人差があります。
植毛でよくある質問
Q. 植毛1000株の量が想像できません
A. 1,000グラフトでどのくらいの範囲をカバーできるかは、薄毛の部位や密度、1グラフトに含まれる毛の本数によって変わります。目安は「植毛1000株の費用はいくら?」で解説しています。当院で植毛を受けられた方の部位別・グラフト数別の経過は、症例ページでご紹介しています。
他院修正・部位別・グラフト数別に多数掲載
アルモ式自毛植毛の症例写真を見るQ. 自毛植毛の効果は続きますか?
A. 自毛植毛では、AGAの影響を受けにくいとされる後頭部や側頭部の毛を採取します。生着した移植毛は、採取した部位の性質をおおむね引き継ぐと考えられており、毛周期に沿って抜け替わりながら長期的に生え続けることが期待できます。ただし、移植毛も年齢とともに細くなることがあり、移植していない周りの既存毛はAGAの進行によって薄くなることがあります。詳しくは「植毛した毛が数年後に薄くなる原因とは?」をご覧ください。
Q. 植毛すると見た目が不自然になりませんか?
A. 移植する毛の向きや角度、生え際のデザインが不自然だと、植毛したことが分かりやすくなることがあります。当院では、生え際には細い毛や1本毛を前方に配置し、後方に向かって徐々に密度を高めるデザインが自然な仕上がりにつながると考えています。毛の向きが気になる場合の考え方は「植毛した毛が立つ・向きが不自然になる原因は?」で解説しています。
Q. 植毛に失敗した場合、修正はできますか?
A. 状態によっては、追加の移植や移植毛の除去などで整えることを検討できますが、採取できる毛の量や頭皮の状態によって、できることは限られます。生え際を下げすぎた場合の修正については「植毛で下げすぎた生え際は修正できる?」をご覧ください。
Q. 喫煙者なのですが、禁煙は必要ですか?
A. 喫煙は頭皮の血流や傷の治りに影響する可能性があるため、当院では手術の前後はたばこを控えるようご案内しています。術後の喫煙について、院長は次のように説明しています(当院の術後管理の方針です)。
まとめ
- 植毛がやめたほうがいいと言われる背景には、外科手術であること、費用が高額になりやすいこと、結果に個人差があること、周りの毛の薄毛は進むことがあることなどがある
- 後悔しやすいのは、仕上がりのイメージ、傷跡、ダウンタイム、生え方・密度、一時的な抜け毛、合併症、費用について、手術前の想定と実際がずれたとき
- 薄毛の進行が予測しにくい時期、採取できる毛が少ない場合、全体的に薄い場合、ほかの脱毛症が疑われる場合などは、植毛を慎重に考える
- 人工毛植毛はガイドラインで推奨度D(行うべきではない)とされている
- 向いているかどうかは、診察で薄毛の範囲・後頭部の毛の状態・進行の見込みを確認して判断する
アルモ形成クリニックでは、刈り上げない自毛植毛(アルモUn-SHAVEN法)と刈り上げる自毛植毛(アルモHi-STANDARD法)を行っています。植毛が向いているかどうかも含めてご相談いただけますので、自毛植毛のカウンセリング(無料)や公式LINEでの相談をご利用ください。受診の流れはご予約・受診の流れ、よくあるご質問はこちらをご覧ください。
お問い合わせ:アルモ形成クリニック 03-3518-5641(10:00〜19:00・休診 月・木(祝日は営業))
(アルモ形成クリニック院長)
自毛植毛術後に喫煙をすると生着が不良になる可能性が高まりますので、術後1カ月は禁煙が必須となります。